ブレーカーの交換はどこに頼むのが正解?プロが解説!

プロが解説!ブレーカーの交換はどこに頼むのが正解?

こんにちは。横浜電気工事レスキューの主任電気工事士「天谷富士夫」です。

最近ブレーカーがよく落ちる、上げてもすぐ上がらない、または分電盤自体が古くて焦げ臭い気がするなど、不安を感じていませんか。

「そろそろ交換かな」と思っても、いざブレーカー交換をどこに頼むかとなると、電力会社なのか、近所の電気工事業者なのか、迷ってしまいますよね。

賃貸住宅にお住まいの方は大家さんに相談すべきか悩みますし、家電量販店でもやっているのか、費用相場はいくらなのか、気になるところは多いと思います。

また、自分で交換できないか考える方もいますが、それには資格が必要で危険も伴います。

ご家庭の電気の安全を守る「かなめ」である分電盤。その交換は、信頼できる相手に任せたいものです。

この記事では、私、天谷が日々の現場経験をもとに、ブレーカー交換の依頼先それぞれの特徴や、ご自身の状況に合った正しい業者の選び方について、分かりやすく解説していきますね。

記事のポイント

  • ブレーカー交換を頼める依頼先5つの特徴
  • 【重要】自分で交換がNGな理由と資格について
  • 賃貸住宅の場合に誰が負担し、どこへ頼むか
  • 依頼先ごとの費用相場と交換時期の目安
目次

ブレーカーの交換はどこに頼むべき?依頼先5選

ブレーカー交換といっても、頼める窓口はいくつかあります。それぞれにメリット・デメリットがあり、ご自身の状況(緊急度、費用、何を重視するか)に合わせて選ぶのが一番ですね。

ここでは代表的な5つの依頼先について、それぞれの特徴を詳しく解説します。

電力会社に頼む場合の注意点

「電気のトラブル=電力会社に連絡」と考える方、多いですね。これは半分正解で、半分注意が必要です。

まず知っておいていただきたいのは、分電盤の中には「電力会社の所有物」「お客様(家屋所有者)の所有物」が混在している、ということです。

電力会社の所有物:アンペアブレーカーやスマートメーター

分電盤の一番左側(メイン)にあることが多い「アンペアブレーカー(サービスブレーカー)」

これは、「30A」「40A」といった電力会社さんとの契約アンペアを管理・制限するための機器です。これは電力会社さんの所有物なんです。

ただし、ここが最近の注意点ですね。

ご家庭への「スマートメーター」の導入が進んだことで、このアンペアブレーカー自体が分電盤には無く、屋外に設置されたスマートメーター側で契約アンペアの管理(電気のON/OFF制御)を行っているケースが非常に増えています。

(スマートメーターで制御している場合、分電盤にはアンペアブレーカーのスペースが無いか、あっても設置されていません)

ちなみに、スマートメーターで制御しているご家庭の場合、電気を使いすぎると分電盤のブレーカーではなく、屋外のスマートメーターが電気を自動で遮断します。

この場合、家全体が停電しますが、多くの場合、原因となった家電の使用を停止して10秒~数十秒ほど待つと、自動で電気が復旧する仕組みになっています。

どちらのタイプであっても、契約アンペアを管理・制限する機能(従来のアンペアブレーカー、またはスマートメーター)は電力会社さんの所有物(管轄)だ、と覚えておいてください。

ですから、以下のような場合は、契約している電力会社さん(例:東京電力パワーグリッドなど)に連絡するのが正解です。

  • 「電気を多く使うようになったから、契約アンペアを30Aから40Aに上げたい」
  • 「そんなに電気を使っていないのに、アンペアブレーカーだけが頻繁に落ちる(ブレーカー自体の故障が疑われる)」

こういった、契約変更やアンペアを管理する機器(アンペアブレーカーやメーター)自体の故障・制御に伴う交換や対応は、電力会社さんに連絡すれば、基本的には無料(または低額)で対応してもらえるケースが一般的ですね。

ただ、ここにもひとつ注意点があります。

例えば「契約アンペアを30Aから50Aに上げたい」といった場合、電力会社さんによるブレーカー交換やメーター設定の変更自体は無料でも、ご家庭側の設備(分電盤本体や、メーターから分電盤までの太い配線)がその新しい容量に対応していないケースがあるんです。

その場合、「まずはお客様のほうで電気工事業者に依頼して、分電盤や配線を改修してください。それが終わったら私たちがアンペアを上げます(設定変更します)」と言われてしまいます。

もちろん、そのお客様側の設備改修は、私たち電気工事業者への有料の工事になります。

ですから、「電力会社さんの作業は無料でも、それに伴ってお客様側の有料工事が別途必要になる場合がある」ということは、ぜひ覚えておいてくださいね。

(参考:ご契約アンペアの選び方│ご契約内容の変更│東京電力エナジーパートナー

お客様の所有物:漏電ブレーカーと子ブレーカー

一方で、アンペアブレーカーの隣にある「漏電ブレーカー」や、各お部屋の回路ごと(「台所」「エアコン」など)に分かれている「子ブレーカー(安全ブレーカー)」

これらは、電力会社さんの所有物ではなく、お客様(家屋の所有者)の資産(設備)になります。

(参考:関西電気保安協会:ご家庭の電気安全パンフレット PDF

この「お客様の資産」部分の故障や交換は、電力会社さんの管轄外なんです。

最近は電力会社さんでも、お客様向けに有料の点検・改修サービス(漏電調査やブレーカー交換)を行っている窓口もあります。

ですが、「電気がつかない!」と緊急連絡して、電力会社さんが調査に来た結果、原因がお客様側の設備(漏電ブレーカーの故障や、家電の漏電)だった場合、調査費や出張費(数千円~1万円以上)が有料になるケースがほとんどなんです。

「まずは応急処置だけ」を電力会社に頼む手もありますが、結局、根本的な修理や交換は「電気工事業者に別途依頼してください」と言われてしまう可能性も高いので、その点は覚えておくと良いですね。

電力会社に頼む場合の注意点
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電気工事業者へ依頼する流れ

私たち「横浜電気工事レスキュー」のような、地域の電気工事業者に依頼するパターンですね。これが最も一般的で、根本的な解決が早いかなと思います。

電気工事士の資格を持ったプロが、お客様の資産である「漏電ブレーカー」や「子ブレーカー」の交換、あるいは分電盤全体の交換まで、すべて責任を持って対応します。

最大のメリットは、やはり専門知識と技術力、そして対応範囲の広さですね。

例えば「漏電ブレーカーが上がらない」というご相談の場合、私たちはまず専用の測定器を使って漏電調査を行います。

単にブレーカー本体が壊れているのか、それとも家のどこかの配線や、接続されている家電製品が原因で漏電しているのかを正確に突き止めます。

電気工事業者に頼むメリット

  • ワンストップ対応: 漏電調査から原因特定、必要な修理・交換まで一貫して対応できます。
  • 適切な提案: 分電盤全体が古い場合、お客様の電気使用状況や将来的な安全性(例:地震時に自動で電気を止める「感震ブレーカー」付き分電盤など)を考慮した、最適な分電盤交換のご提案が可能です。
  • 緊急対応: 地域密着型の業者なら、「今すぐ来てほしい」といった緊急のトラブルにも迅速に対応できる場合があります。

私たち横浜電気工事レスキューの場合、具体的なご依頼の流れは以下のようになります。

ご依頼から作業完了までの流れ

お問い合わせ(電話・メール)

まずは状況をお聞かせください。症状から考えられる原因や、概算のお見積もりをお伝えできる場合もあります。

現地調査・お見積もり(無料)

ご指定の日時に私たちがお伺いし、分電盤の状況をしっかり確認します。お見積もりは無料です。

ご説明・ご契約

必要な作業内容と、正式なお見積もりを書面でご提示します。内容に十分ご納得いただけたら、作業に入ります。

交換・修理作業

安全に十分配慮し、迅速・丁寧に作業を行います。作業中は一時的に停電となりますので、ご協力をお願いします。 (作業時間の目安ですが、ブレーカー単体なら30分~1時間ほど。

分電盤全体の交換になりますと、一般的な戸建住宅の場合で大体2~4時間程度は見ていただきたいですね。もちろん、これは建物の構造や配線の状態によって前後します)

分電盤ごと新しいものに入れ替えたほうが安心なケースや、工事費用の内訳をもっと詳しく知りたい方は、「分電盤交換の相場を解説!費用内訳から注意点まで」も参考になると思います。

ご確認・お支払い

作業完了後、電気が正常に復旧しているかお客様と一緒に確認します。問題がなければお支払いとなります。

このように、原因の調査から修理・交換まで一貫して対応できるのが、私たち電気工事業者の強みですね。

電気工事業者へ依頼する流れ
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家電量販店での交換費用は?

家電量販店でも、リフォームコーナーやサービスカウンターなどで分電盤交換を受け付けていることがあります。

ただし、ここで一番知っておいていただきたいのは、実際に工事に来るのは家電量販店の社員さんではなく、そのお店と提携している下請けの電気工事業者だということです。

メリットとしては、大きな窓口で「なんとなく安心感がある」こと、ポイントが付く場合があること、お買い物のついでに相談できる手軽さがあるかもしれません。

ですが、デメリットとして、「中間マージン」が発生することを理解しておく必要があります。

お客様が支払う費用には、家電量販店の利益と、実際に工事をする下請け業者の費用が含まれるため、私たちのような電気工事店に直接依頼するよりも費用が割高になる傾向があります。

また、受付窓口と現場の作業者が別になるため、「今すぐ来てほしい」といった緊急のトラブル対応は難しいことが多いですね。窓口で受付してから、下請け業者と日程調整…と時間がかかりがちです。

家電量販店に頼むのが適しているケースとしては、例えば「新しくエアコンを買うついでに、専用のエアコン用コンセントと200Vへのブレーカー切り替えもまとめてお願いしたい」といった場合です。

この場合は、購入から工事までの窓口が一本化できて便利かもしれませんね。

家電量販店での交換費用は?
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街の電気屋さんでも可能か

いわゆる「街の電気屋さん」、例えばパナソニックのお店や日立のお店といった、地域に昔からある個人商店のことですね。もちろん、ここでもブレーカー交換は可能です。

普段からお付き合いがあって、ご自宅の電気設備をずっと見てもらっているような、顔なじみの店主さんがいる場合は、非常に親身になって相談に乗ってくれると思います。

まさに「かかりつけのお医者さん」のような存在ですね。何かあった時にすぐに駆けつけてくれるフットワークの軽さも、大きな魅力です。

ただ、お店によっては家電の販売や修理(テレビが映らない、洗濯機が動かないなど)がメインで、分電盤交換のような専門的な電気「工事」はあまり得意でない場合もあります。

また、料金体系が明確になっておらず、私たちのような工事専門業者と比べると、費用が少し高めになる可能性もありますね。

信頼関係が第一、という方にはとても良い選択肢だと思います。

街の電気屋さんでも可能か
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インターネット集客業者の実態

最近急速に増えているのが、「くらしのマーケット」や「ミツモア」といった、インターネット上で業者(多くは個人事業主)とお客様をマッチングさせる集客サイトです。

サイト上で「ブレーカー交換 ○○円~」といった料金を比較できたり、実際に利用した人の口コミ(レビュー)を見て業者を選べたりするのが最大のメリットですね。

手軽に相見積もり(複数の見積もり)が取れるのも便利です。

インターネット集客業者の注意点

一方で、現場のプロから見た注意点もあります。

  1. 仲介手数料の上乗せ
    業者はサイト運営会社へ、成約した工事費用の10%~20%程度の仲介手数料(紹介料)を支払う仕組みが一般的です。当然、その手数料は最初から工事費に上乗せされている可能性があります。
  2. 技術力・対応品質のバラツキ
    登録している業者の技術力や対応品質には、正直なところかなりバラツキがあるのが実態です。経験豊富なベテランの方もいれば、独立したばかりの方もいらっしゃいます。
  3. 口コミの信憑性
    口コミは参考にはなりますが、あくまでその人のその時の感想です。簡単な作業の評価は高くても、難しい漏電調査などに対応できるかは別問題です。
  4. 緊急対応の難しさ
    緊急で困っている時に、サイトに登録して、見積もり依頼を送って、返事を待って…という手続きは、煩わしく感じるかもしれません。

安さや手軽さで選ぶのも一つですが、こうした側面もあることは理解しておくと良いかなと思います。

インターネット集客業者の実態
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ブレーカーの交換をどこに頼むか決める判断基準

依頼先が色々あるのは分かったけど、じゃあ自分は結局どこに頼めばいいの?と迷ってしまいますよね。料金、スピード、安心感…人によって重視するポイントは違います。

ここでは、ブレーカー交換をどこに頼むか判断するための大事な基準(軸)を、いくつかお伝えします。

自分で交換は資格が必要?

結論から何度でも言います。ご自身での交換(DIY)は、絶対にやめてください。

「動画サイトで交換方法を見た」「部品だけならネットで安く買える」そう思うかもしれませんが、これは「やってはいけない」のではなく「法律で禁止されている」行為なんです。

ブレーカーの交換は、配線を直接触る作業であり、「電気工事士」という国家資格がなければ行ってはいけないと法律(電気工事士法 第3条)で厳しく定められています。(参考:e-Gov法令検索『電気工事士法』

もし無資格でこの作業を行ってしまうと、電気工事士法違反となり、「三月以下の懲役又は三万円以下の罰金」が科される可能性があるんです(同法 第十四条)。

これは法律違反だというだけでなく、ご自身とご家族を重大な危険にさらすことになります。

無資格でDIY交換するリスク

感電の危険

家庭用の電気(100V/200V)でも、高電圧がかかっています。作業手順を一つ間違えれば、一瞬のミスが重篤な感電事故、最悪の場合は命に関わります。

火災の危険

これが一番怖いです。配線の接続不備(ネジの締め付けが甘い、緩いなど)があると、その部分が「接触不良」を起こします。接触不良箇所は異常発熱し、火災の原因になります。

この火災は、交換直後ではなく、数ヶ月後、数年後にじわじわと進行して発生することもあり、非常に危険です。

保険が適用されない

万が一、その無資格工事が原因で火災が発生した場合、火災保険が適用されない(保険金が下りない)可能性があります。

費用を節約したいお気持ちは痛いほど分かりますが、失うものが大きすぎます。安全には代えられません。必ず、私たちのような有資格の専門業者にご依頼ください。

無資格でDIY交換するリスク
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賃貸住宅は誰に頼むのか

アパートやマンション、戸建てでも賃貸住宅にお住まいの場合、ご自身の判断で勝手に工事業者を呼ぶのはNGです。

なぜなら、分電盤やブレーカーは、エアコンや給湯器と同じくお部屋の「設備」の一部であり、その所有者は大家(オーナー)さんだからです。

ですから、ブレーカーが故障したり、「よく落ちるから交換してほしい」といった不具合が出たりした場合は、まず大家さんか、物件の管理会社に連絡するのが正しい手順です。

費用負担は誰?

「経年劣化」による設備の故障であれば、その修理・交換費用は基本的に大家さん(所有者)の負担となります(民法上も貸主の修繕義務とされています)。

ただし、入居者さんの「故意・過失」(例えば、分電盤に水をかけた、壁に釘を打って配線を傷つけたなど)が原因で故障した場合は、入居者さんの負担(修理費用の請求)となる可能性があります。

普通に使っていて壊れたのであれば、費用を請求されることはまずないでしょう。

勝手に修理したらどうなる?

良かれと思ってご自身で業者を呼んで修理した場合、その費用を大家さんに請求しても「聞いていない」と支払ってもらえない可能性があります。

最悪の場合、退去時に「勝手に設備をいじった」としてトラブルになるケースも考えられます。

まずは「ブレーカーが上がらなくなったので確認してほしい」と、管理会社に第一報を入れてください。管理会社が提携している電気工事業者が、修理・交換に来る流れが一般的ですね。

賃貸住宅は誰に頼むのか
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依頼先ごとの費用相場を比較

一番気になるところかもしれませんが、これはあくまで「一般的な目安」として参考にしてください。

交換内容費用相場(目安)備考
子ブレーカー(安全ブレーカー)交換10,000円~15,000円1箇所あたり。出張費・技術料込みの場合。
漏電ブレーカー交換24,000円~40,000円30A~60Aなど、容量や機能によって本体価格が変動します。
分電盤全体の交換50,000円~100,000円回路数(部屋数)や機能(感震機能付きなど)で大きく変わります。
漏電調査8,000円~20,000円交換費用とは別に、原因調査の費用がかかる場合があります。

現場の状況(分電盤の設置場所、配線の状態など)や、使用する部材(ブレーカー本体の価格)によって、料金は必ず変動します。

費用に幅があるのは、こうした理由からです。ですから、必ず作業前に「何にいくらかかるのか」を明記した見積書を提示してもらい、内容に納得してから契約することが重要です。

「相見積もり」といって、複数の業者から見積もりを取って比較するのも、適正価格を知る上で有効ですね。

私たち横浜電気工事レスキューでは、お客様に安心してご依頼いただくため、お見積もりは無料で対応しています。

お電話で状況をお伺いできれば、概算の費用をお伝えすることも可能です。まずはお気軽にご相談ください。

先ほどお話しした通り、家電量販店やハウスメーカー経由だと、これに中間マージンが乗ることが多いので、専門業者に直接依頼するのが一番コストを抑えられる可能性が高い、というのは覚えておいてください。

ブレーカーの中でも、特に「漏電ブレーカーの交換費用」や業者選びのポイントを詳しく知りたい方は、「漏電ブレーカーを交換する際の費用相場と業者選びの完全ガイド」もあわせてご覧ください。

依頼先ごとの費用相場を比較
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ブレーカー交換の時期とサイン

「まだ使えるから」と交換を先延ばしにしがちですが、ブレーカーにも車や家電と同じように寿命があります。

家電メーカーや電気工事業界団体などが推奨している交換時期の目安は、設置から約10年~15年と言われています。

私たち現場の感覚としても、特に13年前後を経過したあたりから、ブレーカー自体の劣化による不具合のご相談が増えてくる印象があります。

もちろん、年数だけで一律に壊れるわけではありませんが、10年以上経った分電盤は内部部品の劣化が進みやすくなっています。

安全のためにも、13年~15年を超えている場合は、一度私たちのような専門業者による点検・交換を検討することを強くおすすめします。

(参考:住宅分電盤に関するQ&A | 電気設備の基礎知識 | Panasonic

特に、以下のようなサインが出たら「寿命」や「故障」の合図です。要注意です。

ブレーカー交換の危険なサイン

昔より頻繁に落ちる

電気の使い過ぎ(例:電子レンジとドライヤーを同時に使った)ではないのに、特定のブレーカーが頻繁に落ちる。これはブレーカー自体の劣化(安全装置が過敏になっている)が考えられます。

焦げ臭い・異音がする

これは最も危険なサインです!分電盤からプラスチックが焼けるような焦げ臭い匂いや、「ジー」「ブーン」といった異音がする場合、内部でショートや過熱が起きている可能性が極めて高いです。

火災に直結しますので、すぐに電力会社か電気工事業者に連絡してください。

本体が変色・破損している

ブレーカー本体のプラスチックが、熱で溶けたように変色・変形していたり、レバーが割れたりしている。

漏電テストボタンが効かない

漏電ブレーカーには通常、赤や黄色の「テストボタン」があります。

月に一度はこれを押して、正常にブレーカーが落ちる(電気が切れる)か確認していただきたいのですが、押しても落ちない場合、漏電ブレーカーが故障しています。

これでは、いざ漏電した時に感電や火災を防げません。

これらの症状が見られたら、設置年数に関わらず、すぐに私たちのような専門業者に点検を依頼してください。

漏電ブレーカーが突然落ちたときの、安全な切り分け手順や正しい戻し方については「漏電ブレーカーが落ちたらどうする?原因と正しい戻し方を解説」で手順を詳しくまとめています。あわせてチェックしてみてください。

ブレーカー交換の時期とサイン
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まとめ:ブレーカーの交換をどこに頼むか迷ったら

さて、ブレーカー交換をどこに頼むか、ご自身のケースや判断の軸が見えてきましたでしょうか。

最後に、もう一度ポイントを整理しますね。

依頼先の選び方まとめ

  • 契約アンペア(容量)の変更が目的なら、まずは電力会社さんへご相談ください。
  • 賃貸住宅にお住まいなら、まずは大家さん・管理会社さんへ連絡するのが必須です。

上記以外、つまり「漏電している」「ブレーカーが故障した」「古くて火災が心配」といった安全に関わる修理・交換の場合は、私たちのような地域の電気工事業者に直接ご相談いただくのが、最も迅速かつ費用対効果も高い選択肢になるかなと、私は思います。

ブレーカー交換をどこに頼むかで一番大切なのは、価格の安さだけではありません。

ご自宅の電気の「心臓部」を触るわけですから、有資格者が責任を持って、安全な工事をしてくれること、そして「この人なら任せられる」と思える信頼関係です。

見積もり時の説明が丁寧か、親身になってこちらの不安を聞いてくれるか、といった点も、ぜひ見てみてくださいね。

ちなみに、私たち「横浜電気工事レスキュー」は、東京電力パワーグリッのドさんから認定を受けた「指定工事店【登録番号】701-1730」でもあります。

ですから、記事の中でお話ししたようなアンペア変更に伴うお客様側の設備改修(分電盤交換や幹線の張替え)はもちろんのこと、その後の電力会社さんへの面倒な申請手続きまで、すべてワンストップで安全に対応することが可能です。

横浜市・川崎市・東京都の近辺で「うちの分電盤、大丈夫かな?」「最近ブレーカーの調子がおかしい」と不安になったら、いつでもお気軽に横浜電気工事レスキューまでご相談ください。

お見積もりは無料です。お客様の安全な暮らしを第一に、最適なご提案をさせていただきます!

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