LEDライトの点滅の直し方!原因と対策をプロが解説

LEDライト点滅の直し方:原因特定とプロに頼む判断基準

こんにちは。横浜市を拠点に活動している横浜電気工事レスキューの主任電気工事士「天谷(あまたに)富士夫」です。

書斎で集中して作業をしている時、あるいは家族でくつろぐリビングで、突然照明がチカチカ…と点滅し始めたら、すごく気になりますよね。

「目が疲れるし、何かの故障の前触れだろうか…」と不安な気持ちになるのも当然だと思います。LEDライトが点滅を繰り返す原因は、実は一つではありません。

ホコリや緩みによる単純な接触不良から、LED照明器具そのものの寿命、ご家庭の100V電源環境の問題、さらには壁のスイッチが影響していることまで、様々な可能性が考えられます。

また、「スイッチを切ったはずなのに、なぜか天井の照明がうっすら光っている…」といった、少し不気味な現象に悩まされている方もいらっしゃるかもしれませんね。

この記事では、私たちプロの電気工事士が日々現場で向き合っている経験を元に、LEDライトが点滅する多岐にわたる原因を徹底的に掘り下げ、ご自身で安全にできる直し方から、専門家へ相談すべき危険なケースの見極め方まで、順を追って分かりやすく解説していきます。

この記事を読み終える頃には、ご自宅のLEDライトが点滅する原因の見当がつき、適切な対処法がわかるようになっているはずです。

それでは、一緒に原因を探っていきましょう。

記事のポイント

  • LEDライトが点滅する5つの原因と仕組みを分かりやすく解説
  • 初心者も安心!原因特定の切り分け方と自分でできる直し方
  • チカチカやゴースト点灯など、症状別の具体的な対策と解決方法
  • 放置すると危険なサインと、プロの業者に依頼すべきタイミング
目次

LEDライトが点滅する原因と直し方の基本

まずは、LEDライトが点滅する際に考えられる主な原因と、ご家庭でできる基本的な確認方法から詳しくお話ししていきますね。

意外と簡単なことであっさり解決することもありますが、中には電気配線に関わる注意が必要なケースもありますので、一つひとつ慎重に確認していきましょう。

まずはLED電球の接触不良を確認

LEDライトの点滅トラブルで、私たちが現場で最初に確認することの一つが、この「電球とソケットの接触不良」です。これは本当に多い原因で、特に交換してから数年が経過した照明器具でよく見られますね。では、なぜ接触不良が起こるのでしょうか。

接触不良が起こる主な理由

電球が振動で徐々に緩んでいく様子を描いた図解
  • 振動による緩み
    マンションなどでは、上階の生活音や、近くを走るトラックの振動などが僅かながら建物に伝わります。そうした日常の小さな振動が積み重なることで、ねじ込み式の電球が少しずつ緩んでしまうことがあるんです。
  • 熱による膨張と収縮
    LEDは白熱電球ほど高温にはなりませんが、それでも点灯中は熱を持ちます。点灯(発熱・膨張)と消灯(冷却・収縮)を繰り返すことで、電球の口金やソケットの接点が微妙にズレて、接触が甘くなることがあります。
  • ホコリや汚れの付着
    照明器具の内部、特にソケットの接点部分にホコリや油汚れが溜まると、それが絶縁体のような役割を果たしてしまい、正常な通電を妨げることがあります。

これらの原因は、どれも特別な故障というわけではありません。まずは以下の手順で、接触不良がないかを確認してみてください。

【最重要】作業前の安全確保

分電盤のブレーカーを指差呼称でOFFにするイラストと手順

これから行う作業は、必ず電気のスイッチを切り、さらにご家庭の分電盤にある照明回路のブレーカーも落としてから行ってください。通電したまま作業をすると感電の危険があり、命に関わる事故に繋がります。安全を最優先でお願いしますね。

接触不良の確認と直し方の手順

ソケット内部の接点に溜まったホコリと汚れの拡大図と禁止マーク
画像はAI生成によるイメージであり実際のものとは異なります。
  1. 安全確保
    上記の通り、照明のスイッチOFF、ブレーカーOFFを徹底します。
  2. 冷却時間
    直前まで点灯していた場合は、LED電球や器具が熱を持っています。火傷を防ぐため、手で触れられるくらいまで5分~10分ほど冷めるのを待ちましょう。
  3. 電球の締め直し
    電球を時計回りにゆっくりと回し、しっかりと締まっているか確認します。もし緩んでいるようであれば、軽く「キュッ」と止まる程度まで締め直してください。締めすぎはソケットや電球の破損に繋がるので注意が必要です。
  4. 再取り付け
    一度、反時計回りに回して電球を完全に取り外し、口金部分にホコリなどが付着していないか目視で確認します。綺麗であれば、再度まっすぐにねじ込み、しっかりと取り付けます。
  5. 動作確認
    ブレーカーを上げ、スイッチを入れて点滅が解消されたか確認します。

これで点滅が直れば、原因は単純な接触不良だったということになります。もしこれでも改善しない場合は、次に紹介する他の原因を疑っていきましょう。

LED照明の寿命や故障のサインとは

「LEDは長寿命」というイメージがすっかり定着していますが、もちろん永久に使えるわけではありません。この「寿命」には少しだけ詳しい説明が必要で、点滅の原因を理解する上で重要なポイントになります。

LEDの「寿命」の本当の意味

LEDチップは無事だがコンデンサが破損している回路基板の比較図
画像はAI生成によるイメージであり実際のものとは異なります。

LED電球は製品によって差がありますが、目安として約40,000時間(例:光束維持率70%など)と表記されているものが多いです。これは、1日に10時間点灯したとしても10年以上に相当します。

ただし、ここで言う「寿命」は「完全に点灯しなくなるまで」ではなく、新品時に比べて明るさ(光束)が一定割合まで低下するまでの時間(光束維持時間)として扱われるのが一般的です。

(参考:Panasonic「LEDの寿命」

そして点滅トラブルでは、LEDチップそのものよりも、電球内部の電源回路(ドライバー回路)など器具側の部品が先に不調を起こすケースも少なくありません。LED光源は長寿命でも、周辺部品の劣化や故障が先に表面化することがあるためです。

LEDの点滅やちらつきは、電球(光源)そのものよりも電源回路(ドライバー)側の劣化や熱、スイッチとの相性が原因になることも多いです。

原因の切り分けや対処法をもう少し具体的に知りたい方は、『シーリングライトのちらつきの原因と直し方!自分でできる対処法』も参考にしてみてください。

点滅は内部回路のSOSサインかも

LEDは家庭用の交流100V電源をそのままでは使えず、直流の安定した電気に変換する必要があります。その役割を担うのが電源回路です。

この回路はコンデンサや半導体といった多数の電子部品で構成されており、これらの部品はLEDチップそのものよりも熱に弱く、寿命が短い傾向にあります。

この回路が劣化してくると、LEDへ正常な電気を供給できなくなり、結果として「点滅」や「ちらつき」といった症状で現れることが多いんですね。

寿命が近いLED照明が見せるその他のサイン

カバーを外しても電球がなく、基盤が一体化しているダウンライトの図
画像はAI生成によるイメージであり実際のものとは異なります。

点滅以外にも、以下のようなサインが見られたら、LED電球または照明器具全体の寿命が近いと考えられます。複数の症状が当てはまる場合は、交換を検討するのが賢明かなと思います。

  • 明るさの低下
    新品の頃と比べて、明らかに部屋が暗く感じる。
  • 色味の変化
    昼白色だったはずが少し黄色っぽく見えたり、色合いが不自然に感じられたりする。
  • 点灯の遅延
    スイッチを入れてから、パッと点灯するまでの一瞬の間が長くなってきた。
  • 異音や異臭
    照明器具から「ジー」という小さな音が聞こえたり、プラスチックが焼けたような匂いがしたりする(これは危険なサインです)。

特に、天井に埋め込まれているダウンライトや、カバーとLEDが一体化しているシーリングライトなどは、電球だけを交換することができません。この場合は照明器具全体の交換が必要となり、電気工事士による作業が必要になります。

実際に、照明器具の不具合を「器具交換」で解決したケースとして、浴室照明の交換事例をまとめた『浴室照明の故障も夜間対応!迅速な器具交換で安心のバスタイムを〜港区芝の施工事例より〜』も参考にしてみてください。

100V電源のちらつき原因と対策

LED電球や器具に問題がなくても、ご家庭に供給されている100V電源の電圧が不安定になることで、照明がちらつくことがあります。これはLEDが非常に省エネで、僅かな電圧の変動にも敏感に反応してしまうために起こる現象です。

原因は「電圧降下」にあり

ドライヤーや電子レンジ使用時に電圧が下がり照明が暗くなるグラフ

特に、同じ電気回路上でドライヤー、電子レンジ、エアコン、掃除機といった一度に大きな電力を消費する家電製品を同時に使うと、一時的に電圧が下がります。

これを「電圧降下」と呼びます。電圧が下がると、LEDの電源回路が正常に動作するために必要な電圧を維持できなくなり、一瞬暗くなったり、ちらついたりすることがあるんですね。

もし、特定の家電を使った時だけ点滅やちらつきが起こるようであれば、この電圧降下が原因である可能性が非常に高いです。

ご家庭の分電盤を見ると、複数のブレーカー(安全装置)が並んでいますが、リビングの照明とコンセント、キッチンのコンセントなどが同じブレーカーに繋がっていることは珍しくありません。

ご家庭でできる対策

  • 消費電力の大きな家電(ドライヤー、電子レンジなど)は、できるだけ点滅が起こる照明とは別の部屋のコンセント、つまり別の電気回路で使うようにする。
  • これらの家電製品を同時に使用する時間を意識的にずらす。

これらの対策で改善される場合がほとんどです。しかし、特に消費電力の大きな家電を使っていないのに、照明が頻繁にちらつく、あるいは不規則に暗くなるといった症状が続く場合は注意が必要です。

もし「家電を使うと照明がちらつく」「ブレーカーが落ちやすい」といった症状が重なる場合、回路の負荷集中や分電盤側の見直しが必要になることもあります。

実例として、容量オーバーによるブレーカー落ちを分電盤交換で改善した『頻繁にブレーカーが落ちるお悩みを解決!分電盤の重要性〜海老名市の飲食店様の電気工事例〜』も参考になります。

定常的なちらつきは危険信号の可能性も

常に電圧が不安定な場合、分電盤内の接続の緩みや、壁内配線の老朽化・損傷といった、より深刻な問題が隠れている可能性があります。

これらの不具合は漏電や火災の原因にもなりかねませんので、早急に私たちのような電気工事の専門家による点検を受けることを強くお勧めします。

LEDライトが点灯と点滅を繰り返す訳

スイッチを入れた直後は問題なく点灯するのに、数分から数十分経つとチカチカと点滅を始め、しばらくするとまた正常に点灯に戻る…といった不可解な繰り返しが起こる場合があります。

これは非常に特徴的な症状で、LED内部の電子回路の異常が強く疑われます。

この現象の主な原因は2つ考えられます。

電子部品の経年劣化

先ほども触れましたが、内部の電源回路にある電解コンデンサなどの電子部品が寿命を迎え、正常に機能しなくなっている状態です。

最初は正常に動いても、通電して部品が温まると特性が変化し、異常動作を起こしている可能性があります。これは典型的な故障の前兆であり、いずれ完全に点灯しなくなる可能性が高いですね。

熱暴走による保護回路の作動

LEDは熱に非常に弱い半導体です。特に、カバーで覆われた密閉型の照明器具や、天井に断熱材が敷き詰められた環境にあるダウンライトなど、熱がこもりやすい場所で使っていると、LED自身が発する熱で内部の温度が異常に上昇することがあります。

このような場合、製品によっては過熱を検知して出力を制限したり、一時的に消灯・点滅する保護機能(いわゆるサーマル保護)が働くことがあります。結果として、消灯や点滅を繰り返し、温度が下がると一時的に回復する、といった動きに見えることがあります。

どちらのケースも、LED照明が正常な状態でないことは明らかです。特に熱暴走の場合は、異常な発熱が続くと周辺の材料を劣化させ、最悪の場合は火災の原因になる可能性もゼロではありません。

このような症状が見られたら、使い続けずに速やかに電球や器具の交換を行いましょう。

スイッチOFFなのにLEDが点灯する現象

「部屋の電気を消したはずなのに、天井のLEDシーリングライトやダウンライトが、ぼんやりと幽霊のように光り続けている…」こんなご相談も、お客様から本当によくいただきます。

これは「ゴースト点灯」や「残光現象」と呼ばれるもので、基本的にはLED照明の故障や漏電ではありませんので、まずはご安心ください。

この現象は、壁の照明スイッチ(ほたるスイッチ等)が原因のことが多い一方で、配線の状態によっては配線の静電容量(誘導)などが影響して起きる場合もあります。

原因は「ほたるスイッチ」の微弱電流

ほたるスイッチの微弱電流がLEDに流れている仕組みの図解

暗い場所でもスイッチの位置が緑色の光でわかるように、OFFの時に小さなネオンランプが光るタイプのスイッチを「ほたるスイッチ」と呼びます。

このランプを光らせるためには、スイッチがOFFの状態でも、照明器具に向かってごくごく微弱な電流を常に流し続ける必要があるんです。従来の白熱電球や蛍光灯であれば、この程度の弱い電流では点灯することはありませんでした。

しかし、非常に少ない電力で光ることができる高効率なLEDは、この微弱な電流にまで反応してしまい、結果としてうっすらと点灯してしまうことがある、という仕組みなんですね。

(参考:〖スイッチ〗ほたるスイッチのランプが点く原理を教えてください。 - Panasonic

ほたるスイッチ等の微弱電流が原因の微点灯であれば、消費電力量(電気代)やLED照明の寿命への影響は「ほとんどない」と案内されているケースが一般的です。

ただ、寝室などでこの状態になると、気になって眠れないという方もいらっしゃいますよね。

この現象を解消するには、いくつかの方法があります。

  • 「ほたるスイッチ対応」のLED電球に交換する
    一部のLED電球には、この現象が起きないように対策された製品があります。パッケージに「ほたるスイッチ対応」といった記載があるものを選ぶのが最も手軽な解決策です。
  • 「残光現象防止コンデンサ」を取り付ける
    照明器具の根元の配線部分に、この現象を打ち消すための小さな部品を取り付ける方法です。部品代は安いですが、取り付けには電気工事士の資格が必要です。
  • 壁スイッチを交換する
    ほたる機能のない、通常のスイッチに交換する方法です。こちらももちろん、電気工事士の資格が必要な作業となります。

もし気になる場合は、私たちのような専門業者にご相談いただければ、最適な方法をご提案させていただきます。

症状別LEDライトの点滅の直し方と対策

暗闇でチカチカと点滅する電球のイメージイラスト

さて、ここからはもう少し具体的に、症状や状況別の原因と対策を深掘りしていきましょう。ご自宅で起きている点滅の状況と照らし合わせながら、原因を探るヒントにしてみてください。正しい原因究明が、的確な対策への一番の近道ですからね。

「チカチカする」「一瞬ついて消える」「勝手に消える」など、症状の出方で疑うべき原因が少しずつ変わります。症状別の整理を先に確認したい方は、『LEDシーリングライトが点いたり消えたりする原因と直し方』もあわせてご覧ください。

壁スイッチが原因の点滅トラブル

先ほど解説した「ゴースト点灯」も壁スイッチが原因でしたが、それ以外にもスイッチが点滅トラブルを引き起こすケースは少なくありません。特に注意していただきたいのが、「調光機能付きスイッチ」と「スイッチ自体の老朽化」の2つです。

調光機能付きスイッチ(調光器)とのミスマッチ

白熱球用調光器とLED電球の組み合わせによるNG例のイラスト

リビングやダイニングなどで、壁のダイヤルやスライダーを操作して照明の明るさを自由に調整できる「調光機能付きスイッチ」。これが原因で起こる点滅は、非常によくあるトラブルの一つです。原因は極めてシンプルで、調光機能に対応していないLED電球を取り付けてしまっているケースがほとんどです。

従来の白熱電球は、電圧を下げればそのまま暗くなるという単純な仕組みでした。しかし、LED照明は内部の複雑な電子回路で光を制御しているため、調光するにはスイッチ(調光器)とLED電球の双方が、特別な調光機能に対応している必要があるのです。

調光器非対応のLED電球を調光スイッチに接続すると、以下のような不具合が発生します。

  • 不規則に点滅する、ちらつく
  • 調光ダイヤルを操作しても明るさが変わらない
  • 完全に消灯できず、うっすらと点灯し続ける
  • 「ジー」といった異音が発生する
  • LED電球やスイッチの内部回路が破損し、故障する

もしご自宅のスイッチが調光器であれば、必ずLED電球のパッケージに「調光器対応」という記載があるかを確認してください。記載がないものは絶対に使用しないようにしましょう。

(参考:調光器対応機能付き電球形LEDランプについて(ガイドB008より抜粋)|日本照明工業会(JLMA)

スイッチ自体の経年劣化による接触不良

毎日何度もオン・オフを繰り返す壁スイッチも、長年使っていると内部の部品が摩耗して寿命を迎えます。使用状況によって差はありますが、配線器具メーカーの案内では、スイッチの点検・交換の目安をおよそ10年としている例があります。

(参考:〖配線器具全般〗配線器具の耐久年数は。 - Panasonic

古くなったスイッチでは、内部の接点が劣化して接触不良を起こし、それが原因で照明が点滅することがあります。以下のようなサインが見られたら、スイッチの寿命を疑ってみてください。

  • スイッチをオン・オフする際に、照明がチカチカと点滅する。
  • スイッチの操作感触が以前よりグラグラする、または逆に固くなった。
  • 特定の角度で止めると点灯するが、手を離すと消えることがある。

このような症状を放置すると、接触不良が悪化して異常な発熱を引き起こし、火災に繋がる危険性も否定できません。早めの交換が重要です。

【重要】スイッチの交換は有資格者の仕事です!

電気工事士免状と専門工具(ストリッパーやテスター)の写真
画像はAI生成によるイメージであり実際のものとは異なります。

壁に固定された配線に接続されているスイッチやコンセントの交換などは、原則として電気工事士の資格が必要な作業です(※電気工事士資格が不要となる「軽微な工事」には範囲が定められています)。

感電や火災のリスクもあるため、無理に行わず必ず有資格者に依頼してください。

熱による故障と繰り返す点滅の対策

断熱材施工器具でのLED熱暴走と故障原因
画像はAI生成によるイメージであり実際のものとは異なります。

繰り返しになりますが、LEDは「熱」が大の苦手です。LEDチップも内部の電子回路も、高温の環境下に晒され続けると劣化が著しく早まり、本来の寿命を全うする前に故障してしまいます。点滅を繰り返す症状の多くは、この熱が原因となっている可能性があります。

特に注意が必要なのは、以下のような熱がこもりやすい照明器具です。

  • 密閉型器具
    浴室や洗面所、玄関ポーチなどで使われる、カバーで光源が完全に覆われているタイプの照明器具。
  • 断熱材施工器具
    天井に埋め込まれるダウンライトの中でも、上部に断熱材が敷き詰められている場所に設置されるもの(「SB形」「SGI形」「SG形」といった表示があります)。

これらの器具は、LEDから発生した熱の逃げ場がないため、内部が高温になりやすいという宿命を持っています。そのため、これらの場所で使うLED電球は、放熱性能を高めるなどの特別な設計がされた製品を選ぶ必要があります。

熱対策の具体的なポイント

  • お風呂場や玄関灯などの密閉された器具には、必ずパッケージに「密閉型器具対応」と明記されたLED電球を選ぶこと。非対応の電球を使うと、早期の故障や点滅の原因になります。
  • ダウンライトを交換する際は、天井裏の状況を確認し、断熱材がある場合は「断熱材施工器具対応」の製品を選ぶこと。これも非常に重要です。
  • 照明器具のカバーや周辺にホコリが溜まっていると、それが断熱材の役割を果たして放熱を妨げます。安全を確保した上で、定期的にお掃除することも、照明を長持ちさせる秘訣ですよ。

適切な製品選びと少しのメンテナンスで、熱によるトラブルは大幅に減らすことができます。

調光機能付き照明のちらつき対策

リビングのダウンライトやおしゃれなペンダントライトなど、空間の雰囲気を演出するために欠かせない調光機能付き照明。しかし、この調光機能が原因で起こるちらつきは、本当にお問い合わせが多いトラブルの代表格です。

原因は、前述の「調光器非対応LEDの使用」がまず挙げられますが、もう一つ、非常に厄介な「機器の組み合わせ・相性問題」というものが存在します。

調光トラブルを避けるための最重要チェックリスト

調光機能を正常に動作させるためには、以下の2つの条件をクリアする必要があります。

  • 壁のスイッチ(調光器)が「LED対応」であること
  • LED電球(または照明器具)が「調光器対応」であること

この両方が「調光器対応」でなければ、絶対に正常に動作しません。片方だけが対応品ではダメなんです。

さらに難しいのは、両方が対応品であっても、調光器メーカーとLED照明メーカーの組み合わせによっては、制御方式の違いなどから稀にちらつきなどの不具合が発生することがある、という点です。

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壁スイッチ(調光器)LED電球・器具動作解説
LED対応・調光器調光器対応◎ 正常に動作これが唯一の正しい組み合わせです。
LED対応・調光器調光器対応× 点滅・故障の原因最も多い間違いのパターン。ちらつきや故障に繋がります。
旧式(白熱電球用)調光器調光器対応△~× 不安定ちらつきや不点灯など、正常に動作しない可能性が高いです。
旧式(白熱電球用)調光器調光器対応× 故障の原因機器の破損に繋がるため、絶対に避けるべき組み合わせです。

ちらつきを確実に避けるためには、照明器具メーカーがウェブサイトなどで公開している「適合調光器リスト」を確認し、動作確認済みの製品同士を組み合わせるのが最も確実な方法です。

もしご自身での判断が難しい場合は、購入前に販売店の専門スタッフや、私たちのような電気工事店に相談するのが良いかなと思います。

自分でできる応急処置と確認方法

さて、これまで様々な原因についてお話ししてきましたが、ここで一度、業者を呼ぶ前にご自身で安全にできる確認手順を、実践的な流れでまとめておきますね。この手順を踏むことで、問題がどこにあるのかを切り分けることができます。

ステップ1:【最重要】安全の確保

作業前には、必ず該当する部屋の照明スイッチをOFFにし、さらに分電盤のブレーカーも切ってください。何度もお伝えしますが、これが最も重要です。

ステップ2:接触の再確認

電球が十分に冷えていることを確認してから、一度取り外し、再度「キュッ」と止まるまでしっかりと締め直してみてください。これで直れば、単純な緩みが原因です。

ステップ3:原因の切り分け作業(場所の交換)

もしご自宅に同じ口金サイズのLED電球があれば、非常に有効な切り分けができます。

  1. 点滅する電球を、正常に点灯している別の照明器具に取り付けてみる
    もし別の場所でも点滅するなら、原因は「電球自体の故障・寿命」の可能性が高いです。
  2. 正常に点灯している電球を、点滅が起きている照明器具に取り付けてみる
    もし正常な電球でも点滅するなら、原因は「照明器具本体、スイッチ、配線」など、電球以外の部分にある可能性が高いです。

ステップ4:周辺環境の確認

照明器具のカバーにホコリは溜まっていませんか? 近くで熱を発する機器はありませんか? 調光機能付きのスイッチではありませんか? これまで解説してきた原因に当てはまるものがないか、改めて周囲の環境を見直してみてください。

この切り分け作業によって、交換すべきなのが「電球」なのか、それとも専門家による「器具や配線の点検」が必要なのか、大まかな判断がつくはずです。これらの基本的な確認を試しても改善しない場合は、無理に深追いせず、次のステップに進むことをお勧めします。

業者に依頼すべきケースの見極め

ご自身でできることを一通り試しても点滅が直らない場合や、そもそも以下のような症状が見られる場合は、迷わず私たちのようなプロの電気工事業者に相談してください。電気のトラブルは、無理な自己判断が感電や火災といった思わぬ事故に繋がる可能性があります。

【緊急】これらのサインはすぐに専門家へ!

コンセントからの異臭、異音、変色、焦げ跡のイメージ図
  • スイッチやコンセント、照明器具の根本が変色している、焦げ臭い匂いがする
    内部でショートや過熱が起きている可能性があり、火災の危険性が非常に高い状態です。すぐにブレーカーを切り、ご連絡ください。
  • 照明器具本体やスイッチから「ジー」「ブーン」といった異音がする
    内部部品の劣化や接続の緩みが考えられます。放置すると故障や事故の原因になります。
  • 照明を使うと、分電盤のブレーカーが頻繁に落ちる
    回路のどこかで漏電やショートが起きている明らかなサインです。
  • 照明器具とLEDが一体型になっている(電球交換ができないタイプ)
    器具全体の交換には配線工事が伴うため、電気工事士の資格が必須です。
  • いろいろ試したが、原因がまったく特定できない
    配線の劣化など、目に見えない部分に原因が潜んでいる可能性があります。専門の測定器などで調査が必要です。

なお、ブレーカーを上げてもすぐ落ちる・復旧しない場合は「使い過ぎ」だけでなく漏電やブレーカー自体の故障が関係していることもあります。

状況のイメージが掴みやすい実例として『突然の停電!ブレーカーが上がらない原因は漏電かも?分電盤の交換で電気を取り戻す〜大和市の施工事例〜』もあわせてご覧ください。

特に配線やスイッチ、分電盤が関わるトラブルは、安全を確保するために専門的な知識と技術、そして資格が不可欠です。「なんだかいつもと違うな」「ちょっとおかしいな」と感じたら、それが専門家を呼ぶべき重要なサインだと考えてください。

「どの業者に頼めばいいか分からない」「費用がどれくらいかかるか心配」という方もいらっしゃると思います。まずは状況をお電話でお聞かせいただければ、考えられる原因や、おおよその費用感についてご説明することも可能です。

まとめ:安全なLEDライトの点滅の直し方

今回は、LEDライトが点滅する様々な原因と、その直し方について詳しく解説してきました。もう一度、大切なポイントを振り返っておきましょう。

  • 点滅の原因は、単純な接触不良から、LEDの寿命電源の電圧変動スイッチとの相性問題、そしてによるものまで多岐にわたります。
  • まずはご自身でできる範囲として、安全を確保した上での電球の締め直しや、別の器具との入れ替えテストで原因を切り分けてみましょう。
  • 調光器や密閉型器具など、特殊な環境では「対応」と記載された専用のLED電球を選ぶことが不可欠です。
  • 焦げ臭い匂いや異音、変色が見られる場合は、危険なサインです。すぐに使用を中止し、専門業者に連絡してください。
  • スイッチや照明器具本体の交換など、配線工事が伴う作業は、必ず有資格者に任せる必要があります。

ご自身で確認や作業をされる際は、とにかく「安全第一」を徹底し、必ずブレーカーを落としてから行ってください。そして、少しでも難しいと感じたり、危険だと感じた場合は、決して無理をなさらないでくださいね。

横浜・川崎・東京都南部エリアで業者をお探しの方へ

私たち横浜電気工事レスキューは、照明一つのトラブルからお住まい全体の電気設備のお困りごとまで、地域に密着して迅速に対応しています。

原因が分からなくて不安な時も、どうぞ一人で悩まず、お気軽にご連絡ください。地域の皆さんの安全で快適な暮らしを、電気のプロとしてしっかりとサポートさせていただきます!