お庭でのDIYやイベントがもっと快適に!安全な屋外コンセント新設工事~海老名市での設置事例~

庭で電動工具を使いたいけれど、家の中から延長コードを引くのは面倒だしドアも締まらず、見た目も悪い…」「バーベキューやイルミネーション用に、安全な電源が外にあったら便利なのに…」海老名市にお住まいで、この様にお考えの方はいらっしゃいませんか。

この記事では、海老名市東柏ケ谷で実施した屋外コンセントの新設工事事例をご紹介しながら、電気に詳しくない方にも分かり易く、安全で快適な屋外電源を手に入れる為のポイントを解説致します。

コンセントの新設はプロにお任せ!海老名市での丁寧な施工をお約束

お客様のご要望を現場状況を丁寧に確認

今回の工事は、海老名市東柏ケ谷にお住まいのお客様からのご依頼でした。

主なご要望は、「庭の手入れやDIY作業で電動工具を使用したいが、その都度室内から延長コードを引くのが手間であり、見た目もすっきりさせたい。また、将来的には庭で照明器具なども使える様に、安全な屋外コンセントを新設してほしい」というものでした。

これを実現する為、まずは既存の配線状況と屋外コンセントの最適な設置場所について、現地調査を丁寧に行ないました。お客様のご希望される場所は、雨樋からの距離や地面からの高さなどを考慮し、水濡れのリスクが比較的少なく、かつ使い勝手の良い位置を選定する必要がありました。

また、既存のコンセントからどの様に電源を分岐させるか、配線経路が建物の美観を損ねないか、といった点も重要な確認ポイントとなります。

こういった現地調査の結果、お客様とご相談の上、パナソニック製の屋外用コンセント「フル接地防水コンセント WK4102K」を使用し、既存の外部コンセントから分岐して新たに専用の屋外コンセントを設置する計画を立てました。

この製品は、防水性能が高く、アース(接地)も確実に取れる為、屋外での使用に適しており、お客様の安全を第一に考えた選択です。

具体的な施工手順と法令遵守について

電気工事は、一歩間違えると感電や火災といった重大な事故に繋がる可能性がある為、専門的な知識と技術、そして何よりも安全への配慮が不可欠です。

弊社では、必ず「電気工事士法」に基づいた有資格者(この事例では第二種電気工事士)が作業を担当し、「電気設備技術基準」や「内線規程」といった国が定める法令・安全基準を遵守して工事を行なっています。海老名市での今回のコンセント新設工事も、これらの基準に則って進めました。

具体的な作業手順は以下の通りです。

安全確保のための電源遮断

まず、作業に関わる既存のコンセント回路のブレーカーを確実に落とし、検電器を使用して電気が来ていない事を確認します。これは最も基本的な安全対策です。

STEP
1

配線工事

既存のコンセントから分岐させる為の配線を行ないます。屋外の配線は、紫外線や雨風にさらされる為、耐候性のあるVVFケーブル(ビニル絶縁ビニルシースケーブル平形)を使用し、必要に応じて保護管に収めるなど、適切な保護措置を講じます。

壁に穴を開ける場合は、建物の構造に影響が出ない様、慎重に行ない、防水処理も徹底します。

STEP
2

コンセント本体の取り付け

選定したパナソニック製WK4102Kを取り付けます。この製品は、雨水の侵入を防ぐ防水構造(コンセント部は回転抜け止め機能に加え、雨の飛沫やホコリなどの侵入を防止する扉付き)になっており、プラグが不用意に抜ける事を防ぐ「抜け止め機能」も備わっています。

更に、万が一の漏電時に感電を防ぐ為の「アースターミナル」が付いている為、アース線も確実に接続します。

STEP
3

防水処理の徹底

コンセント本体と壁面の間や、電線引込口など、雨水が浸入する可能性のある箇所には、コーキング材などを使用して入念に防水処理を施します。WK4102K自体が高い防水性を持っていても、施工が不適切だとその性能は発揮されません。

STEP
4

アース工事の実施

アース線は、地中に打ち込んだアース棒(接地極)に接続するか、既存のアース端子に接続します。これにより、機器が漏電した場合でも電気が地面に流れ、感電の危険性を大幅に低減させます。

STEP
5

絶縁抵抗測定と動作確認

全ての結線が完了したら、専用の測定器(絶縁抵抗計)を使用して、新設した回路の絶縁状態が「電気設備技術基準」で定められた基準値(100V回路の場合0.1MΩ以上)を満たしているかを確認します。

これは、漏電の危険性がない事を数値で確認する重要な検査です。その後、実際に電化製品を接続して、正常に動作するか、電圧は適切かなどを確認していきます。

STEP
6

この様な専門的な手順と検査を経て、安全にご利用頂ける屋外コンセントが完成します。今回の工事は、天候にも恵まれ、約半日の作業時間で無事に完了致しました。

漏電は感電や火災のリスクを高めます。特に屋外では雨風の影響を受けやすい為、漏電対策は非常に重要です。「電気設備技術基準・解釈」では、低圧電路における絶縁性能として漏えい電流が1mA以下である事を基準としており、これは100Vの電圧で0.1MΩの絶縁抵抗値に相当します。

弊社ではこの基準を厳守し、必要に応じ漏電遮断器の設置もご提案します。漏電遮断器は漏電を検知し自動で電気を遮断する安全装置です。特に水気のある場所や屋外での電気使用では、感電防止目的の高感度・高速形(定格感度電流30mA以下、動作時間0.1秒以内)の使用を推奨します。

屋外コンセントのメリットと知っておきたい注意点

屋外にコンセントを新設する事は、日々の暮らしをより便利で豊かにしてくれますが、安全に使用する為にはいくつかの注意点も理解しておく事が大切です。ここでは、屋外コンセントの新設を検討されている方の為に、メリットと注意点を整理してお伝えします。

新設するメリット

  1. 屋外での電化製品利用が格段に便利に:庭での電動工具の使用(芝刈り機、チェーンソー、高圧洗浄機など)、バーベキュー用のホットプレート、ガーデンライトやイルミネーションの設置、防犯カメラやセンサーライトの電源確保など、屋外で使える電化製品の幅が大きく広がります。
  2. 延長コードの引き回しによる危険性の低減:室内から長い延長コードを引き回す必要がなくなります。これにより、コードにつまずいて転倒するリスクや、コードがドアに挟まれて損傷し漏電やショートを引き起こす危険性を減らす事が出来ます。
  3. 見た目がすっきり、家の外観を損ねにくい:専用の屋外コンセントを適切な場所に設置する事で、配線が整理され、建物の外観を損ねる事なくスマートに電源を確保できます。
  4. DIYや趣味の幅が広がる:電源の心配がなくなる事で、ウッドデッキでの作業や、庭でのアクティビティがより手軽に楽しめる様になります。

この様な専門的な手順と検査を経て、安全にご利用頂ける屋外コンセントが完成します。今回の海老名市東柏ケ谷での工事は、天候にも恵まれ、約半日の作業時間で無事に完了致しました。

新設するメリット

コンセント使用時の注意点

  1. 設置場所の選定は慎重に:防水型コンセントでも、水の影響を完全に避けられる訳ではありません。雨水が直接掛かりにくい軒下や、跳ね返りの少ない高さ(通常、地上・床面から30cm以上推奨)への設置が望ましいです。直射日光が長時間当たる場所や、物がぶつかりやすい所も避けるべきです。
  2. 定期的な点検と清掃の実施:屋外コンセントは風雨や砂埃にさらされ、屋内より劣化が進みやすい傾向です。カバーのひび割れや変形、プラグ差込口の緩みなどを定期的に目視点検しましょう。また、コンセントとプラグ間に埃が溜まると、湿気を帯びて発火する「トラッキング現象」の原因となる事があります。定期的に乾いた布で清掃しましょう。
  3. 防水コンセントでも過信は禁物:防水機能があるとは言え、プラグを差したままの状態や、コンセントカバーが開いたままの状態では、防水性能が低下します。使用しない時は必ずプラグを抜き、コンセントカバーをしっかりと閉めておきましょう。また、差込プラグ自体も防水仕様のものを選ぶとより安全です。
  4. タコ足配線は避ける:一つのコンセントから多くの電化製品を同時に使用する「タコ足配線」は、コンセントや配線に過度な負担を掛け、発熱や火災の原因となる可能性があります。特に消費電力の大きな機器(電気ストーブやホットプレートやケトルなど熱源機器)を使用する場合は注意が必要です。
  5. アース線の重要性を再認識:アース線は、万が一電化製品が漏電した際に、電気を安全に地面へ逃がし、感電事故を防ぐ為の重要な安全装置です。アース付きのコンセントには、必ずアース線が接続されているか確認しましょう。
  6. 異常を感じたらすぐに使用を中止し専門業者に相談:コンセント本体が異常に熱くなる、焦げ臭い匂いがする、プラグを差し込んでもグラグラする、ブレーカーが頻繁に落ちるなどの症状が見られた場合は、すぐに使用を中止し、私達の様な専門の電気工事会社に速やかにご相談下さい。
コンセント使用時の注意点

ちなみに、海老名市では、市民の住環境改善を目的とした住宅改修費用の補助金制度「海老名市住宅改修支援事業補助金」を実施している場合があります。屋外コンセントの新設工事も、住宅改修の一環として対象となる可能性があります。

ご興味のある方は、市の広報や海老名商工会議所のウェブサイトなどで最新情報をご確認頂く事をお勧めします。この様な制度を上手に活用する事で、費用負担を軽減出来るかもしれません。

海老名市でのコンセント新設工事についてのまとめ

この記事では、海老名市東柏ケ谷で実施した屋外コンセントの新設工事事例を通じて、そのメリットや安全な設置・使用の為のポイントについて解説しました。屋外コンセントは、皆様の生活をより便利で豊かにする可能性を秘めていますが、その設置には電気工事士法や電気設備技術基準などの法令に基づいた専門知識と確かな技術が不可欠です。

今回の事例では、お客様のご要望を丁寧にお伺いし、現地の状況をしっかりと確認した上で、パナソニック製の信頼性の高い防水コンセント(WK4102K)を選定し、第二種電気工事士が責任を持って施工致しました。絶縁抵抗測定などの安全確認も徹底し、安心してお使い頂ける設備をご提供出来たと自負しております。

屋外での電気使用は、屋内とは異なる注意点が多く存在します。特に漏電や感電のリスクを避ける為には、適切な製品選び、確実な施工、そして設置後の正しい使用と定期的なメンテナンスが重要となります。

海老名市で屋外コンセントの新設や増設、修理などをご検討の際は、どうぞお気軽に弊社にご相談下さい。お客様のご要望やライフスタイルに合わせた最適なプランをご提案し、安全で快適な電気設備環境の実現をお手伝いさせて頂きます。

海老名市でのコンセント新設工事についてのまとめ

屋外コンセントの設置費用は、大体どのくらい掛かりますか?

ご自宅の状況(既存の配線からの距離、壁の材質、設置場所など)や、使用するコンセントの種類、工事の難易度によって費用は変動致します。

一般的な屋外コンセント1箇所の新設(既存回路からの分岐)であれば、数万円程度から可能ですが、正確な金額は現地調査の上でお見積もりさせて頂きます。お見積もりは無料で行なっておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。

工事にはどれくらいの時間が掛かりますか?

今回の海老名市の事例のように、比較的簡単な工事であれば数時間~半日で完了する事が多いです。但し、配線経路が複雑であったり、特殊な工事が必要な場合は、もう少しお時間を頂く事もあります。事前に現地調査を行なった際に、おおよその作業時間もお伝え致します。

素人でも屋外コンセントを自分で設置しても良いのでしょうか?

電気工事士の資格がない方が電気配線工事を行なう事は、法律(電気工事士法)で禁止されており、大変危険です。誤った工事は漏電や火災の原因となり、ご自身だけでなくご家族や近隣の方々にも被害を及ぼす可能性があります。必ず資格を持ったプロの電気工事士にご依頼下さい

DIYでご自宅のコンセント工事をする為に、電気工事士の資格を熱心にわざわざ取られる方もいらっしゃいますが、ご自分で資格を取得されたらご自宅の電気工事に限っては電気工事をする事が出来ます。

屋外コンセントは、家のどの場所にも設置出来ますか?

基本的にはお客様のご希望の場所に設置可能ですが、安全性や利便性を考慮していくつか条件があります。例えば、水が直接掛かる場所や溜まりやすい場所、ガス管の近く、地面に近過ぎる場所などは避ける必要があります。

また、配線の経路が確保出来るかなども重要です。現地調査の際に、最適な設置場所をご提案させて頂きます。

設置した後のメンテナンスは何か必要ですか?

はい、定期的な点検と清掃をお勧めします。コンセントカバーに破損がないか、コンセント本体がグラグラしていないかなどを時々確認して下さい。

また、コンセント周りにゴミやホコリが溜まらない様に清掃する事も、トラッキング現象による火災予防に繋がります。年に1回程度、専門業者による点検を受けて頂くと、より安心です。

うちは海老名市なのですが、見積もりに来て貰う事は可能ですか?

はい、勿論です。お見積もりは無料ですので、まずはお電話やお問い合わせフォームからお気軽にご連絡下さい。お客様のご都合の良い日時にお伺いし、詳しくご要望をお聞きした上で、最適なプランとお見積もりをご提示致します。

使用する屋外コンセントの種類は選べますか?

はい、お選び頂けます。防水性能の高さ、デザイン性、鍵付きのもの、タイマー付きのものなど、様々な種類の屋外コンセントが御座います。

今回の事例ではパナソニック製WK4102Kを使用しましたが、お客様のご要望や設置場所の環境、ご予算に応じて最適な製品をご提案させて頂きます。ご希望の製品が御座いましたら、お気軽にお申し付け下さい。