インターホンの修理はどこに頼む?費用と業者選びの完全ガイド

- 1. インターホンの修理はどこに頼む?依頼先の選び方と特徴
- 1.1. 故障時にまずどこへ連絡すれば良いですか?
- 1.1.1. 持ち家(戸建て)の場合
- 1.1.2. 賃貸アパート・マンションの場合
- 1.2. 交換や修理のタイミングはいつが最適か
- 1.3. ヤマダ電機や専門業者など依頼先の選び方
- 1.3.1. プロに相談しませんか?
- 1.4. マンションや賃貸で修理してくれない時の対処法
- 1.5. 自分で交換する方法と注意点
- 1.5.1. DIY可能なインターホンの種類
- 1.5.2. 資格が必要なケースと危険性
- 2. 費用や機種によってインターホンの修理をどこに頼むか決める
- 2.1. 取り付けや交換工事にかかる費用の料金相場
- 2.2. パナソニックやアイホンなどメーカーの選び方
- 2.3. 増設工事と依頼先の注意点
- 2.4. 結論:インターホンの修理はどこに頼むべきか
突然のインターホンの故障で、インターホン修理はどこに頼むべきかお困りではありませんか。ドアホンが鳴らないと、来客や宅配便に気づけず不便ですよね。
この問題に直面したとき、「壊れた場合、どこに連絡すればよいですか?」という最初の疑問から、「取り付け工事はどこで頼めばいいですか?」といった具体的な手続きや、「交換工事はいくらくらいしますか?」「取り付け費用・料金・値段はいくらですか?」という費用面の不安まで、次々と疑問が湧いてくるものです。
依頼先も、ヤマダ電機やケーズデンキ、ビバホームといった家電量販店やホームセンターから、町の電気屋さん、取付専門業者、ネットで見つけられる業者まで様々です。
また、パナソニック、アイホン、あるいは三菱やシャープなど、どのメーカーの機種を選ぶか、自分で交換はできるのか、増設は必要か、交換のタイミングは今なのか?、といった判断も求められます。
特に、マンションや賃貸住宅にお住まいで、管理会社が修理してくれないといった状況では、どう対応すればよいか途方に暮れてしまうこともあるでしょう。
この記事では、インターホン交換の費用相場から適切な依頼先の選び方まで、あらゆる疑問に答え、失敗や後悔のない選択ができるよう、網羅的に解説します。
記事のポイント
- 状況に応じた最適な依頼先の見つけ方
- 修理・交換・増設にかかる費用の目安
- 自分で交換する場合の具体的な手順と注意点
- 賃貸やマンションなど住まいの形態別の正しい対応方法
インターホンの修理はどこに頼む?依頼先の選び方と特徴
- 故障時にまずどこへ連絡すれば良いですか?
- 交換や修理のタイミングはいつが最適か
- ヤマダ電機や専門業者など依頼先の選び方
- マンションや賃貸で修理してくれない時の対処法
- 自分で交換する方法と注意点
故障時にまずどこへ連絡すれば良いですか?
インターホンが故障した際に最初に連絡すべき相手は、お住まいの形態によって異なります。この初動を間違えると、不要な費用を自己負担することになりかねないため、冷静な対応が求められます。
持ち家(戸建て)の場合
持ち家の場合は、ご自身の判断で修理や交換の依頼先を探すことになります。まずはインターホンの状態を確認し、後述する依頼先の中から、ご自身の希望に合った業者を選ぶことから始めましょう。
ただし、10年以上など長期間使用している場合は、修理よりも交換が推奨されるケースが多いため、修理と交換の両方に対応できる専門業者に相談するのが賢明な判断と言えます。
賃貸アパート・マンションの場合
賃貸物件にお住まいの場合、ご自身で業者を手配する前に、必ず大家さんや管理会社に連絡してください。
インターホンはエアコンなどと同じく、部屋に備え付けられた「設備」の一部と見なされます。そのため、経年劣化や通常使用による故障の修理・交換費用は、原則として貸主である大家さんが負担します。
入居者の不注意で壊した場合を除き、自己判断で修理を依頼すると、その費用が自己負担になる可能性があります。まずは管理者に状況を報告し、指示を仰ぐことが正しい手順となります。

交換や修理のタイミングはいつが最適か
インターホンの不具合に気づいたとき、修理で済ませるか、新品に交換すべきか悩む方は多いでしょう。この判断の鍵となるのが「使用年数」です。
一般的に、インターホンの寿命、つまり交換の目安は約10年~15年とされています。24時間365日通電している電化製品であるため、内部の電子部品は少しずつ劣化していきます。
設置から10年以上が経過している場合、たとえ修理をしても、すぐに別の箇所が故障するリスクが高まります。
さらに、メーカーが修理用の部品(補修用性能部品)を保管している期間は、その製品の生産終了後から約7年程度が一般的です。
つまり、15年近く使用したインターホンは、故障しても交換すべき部品がすでに入手不可能なケースがほとんどなのです。
これらの理由から、使用年数が10年を超えているインターホンに不具合が生じた場合は、修理に費用をかけるよりも、最新の機能を持つ新しい製品へ交換する方が、長期的に見て経済的かつ合理的であると考えられます。

ヤマダ電機や専門業者など依頼先の選び方
インターホンの修理・交換を依頼できる業者は多岐にわたります。それぞれにメリットとデメリットがあるため、ご自身の状況に合わせて最適な依頼先を選ぶことが大切です。
依頼先の種類 | メリット | デメリット | こんな人におすすめ |
---|---|---|---|
電気工事業者・専門業者 | ・専門知識が豊富で技術力が高い・配線工事など複雑なケースにも対応可能・直接依頼のため中間マージンがなく費用を抑えやすい | ・業者によって技術や料金に差がある・どの業者が良いか探す手間がかかる | ・確実な工事を適正価格で依頼したい人・配線工事や増設も検討している人 |
家電量販店(ヤマダ電機、ケーズデンキ等) | ・店舗で実物を見ながら相談・依頼できる・ポイントが貯まる・使える場合がある・大手なので安心感がある | ・実際の工事は下請け業者が行うことが多い・中間マージンで工事費が割高になる傾向がある | ・特定の商品を決めていて、手軽に依頼したい人・普段利用する店舗で済ませたい人 |
ホームセンター(ビバホーム、カインズ等) | ・比較的安価なモデルを多く扱っている・DIY用品と合わせて検討できる | ・家電量販店と同様、工事は下請けの場合が多い・専門的な相談には不向きなことがある | ・費用を抑えたい人・シンプルな機能の機種で十分な人 |
ネットのマッチングサイト(くらしのマーケット等) | ・複数の業者から相見積もりが取りやすい・口コミや実績を比較して選べる\<br>・競争原理により価格が抑えられる傾向がある | ・業者とのやり取りは基本的に自分で行う必要がある・登録業者の中から信頼できる相手を見極める目が必要 | ・複数の業者を比較検討して慎重に選びたい人・費用と評判のバランスを重視する人 |
このように依頼先にはそれぞれ一長一短がありますが、「確実な工事を適正価格で頼みたい」とお考えなら、やはり地域に密着した専門業者に直接相談するのが最も納得のいく選択となることが多いです。
プロに相談しませんか?
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「映らない・鳴らない」といった突然のお悩みから、計画的な交換まで、専門家がお客様に最適なプランをご提案します。
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お見積もりやご相談はもちろん無料です。無理な営業は一切いたしませんので、まずはお気軽にお問い合わせください。

マンションや賃貸で修理してくれない時の対処法
前述の通り、賃貸物件での設備故障は大家さんや管理会社に対応の義務があります。しかし、連絡しても一向に修理してくれない、といったトラブルも残念ながら存在します。
このような場合、まずは再度、状況を説明し修理を依頼しましょう。電話だけでなく、メールや書面など記録に残る形で連絡することも有効な手段です。
それでも対応がない場合は、「設備の不具合により生活に支障が出ていること」「このまま放置される場合、家賃の減額請求や、こちらで手配した修理費用の請求を検討せざるを得ないこと」を伝えてみるのも一つの方法です。
一方、分譲マンションの場合は、話が少し異なります。
故障したインターホンがエントランスのオートロックと連動している場合、それは「共用部」として扱われることが多く、管理組合が修繕の主体となります。
この場合、個人の判断で勝手に交換することはできません。システム全体に影響を及ぼす可能性があるため、交換は全戸一斉に行うのが基本です。
まずはご自身のマンションの管理規約を確認し、管理会社に相談して適切な手続きを踏むことが不可欠です。

自分で交換する方法と注意点
工事費用を節約するために、DIYでの交換を検討する方もいるでしょう。しかし、インターホンの交換をご自身で行うには、絶対に守らなければならない重要なルールがあります。
DIY可能なインターホンの種類
自分で交換できるのは、電源の供給方法が「乾電池式」または「電源コード式(コンセント式)」のインターホンに限られます。
- 乾電池式
- 本体に乾電池を入れて作動するタイプです。
- 電源コード式
- 本体から伸びるコードを家庭用コンセントに差し込んで使用するタイプです。
これらのタイプは、特別な資格がなくても安全に交換作業ができます。特に、配線工事が不要なワイヤレスインターホンは、DIYでの設置に最も適している製品と言えるでしょう。
資格が必要なケースと危険性
一方で、室内親機の裏側から壁の中へ直接配線が繋がっている「電源直結式」のインターホンは、絶対に自分で交換してはいけません。
このタイプの配線作業は「第二種電気工事士」という国家資格を持つ専門家でなければ、法律で固く禁じられています。
資格のない人が作業を行うと、感電や火災を引き起こす深刻な事故につながる危険性が極めて高いです。
ご自宅のインターホンがどのタイプか分からない場合は、無理に作業を進めず、必ず専門業者に調査を依頼してください。安全を最優先することが何よりも大切です。

費用や機種によってインターホンの修理をどこに頼むか決める
- 取り付けや交換工事にかかる費用の料金相場
- パナソニックやアイホンなどメーカーの選び方
- 増設工事と依頼先の注意点
- 結論:インターホン修理どこに頼むべきか
取り付けや交換工事にかかる費用の料金相場
インターホンの工事にかかる費用は、「本体価格」と「工事費」の合計で決まります。特に本体価格は、機能によって数千円のものから10万円を超えるものまで幅広く、総額に大きく影響します。
ここでは、一般的な工事の費用相場を表にまとめます。
作業内容 | 本体価格の目安 | 工事費の目安 | 合計費用の目安 |
---|---|---|---|
修理(部品交換など) | 部品代:数千円~ | 10,000円~20,000円 | 11,000円~30,000円 |
交換(配線工事が不要な場合) | 5,000円~100,000円 | 8,000円~20,000円 | 13,000円~120,000円 |
交換(配線工事が必要な場合) | 5,000円~100,000円 | 20,000円~40,000円 | 25,000円~150,000円超 |
配線工事が不要なケースとは、既存のインターホンと同じ電源方式で、配線の劣化もない場合を指します。
一方、呼び鈴(チャイム)からモニター付きインターホンへ変更する場合や、配線が古く使えない場合は、新たに配線を引き直す工事が必要となり、その分費用が加算されます。

パナソニックやアイホンなどメーカーの選び方
インターホンを選ぶ際には、国内で高いシェアを誇る「パナソニック」と「アイホン」の2大メーカーが主な選択肢となります。どちらも高品質で信頼性が高いですが、それぞれに特徴があります。
- パナソニック (Panasonic)
- 「外でもドアホン」シリーズが有名で、スマートフォンとの連携機能に優れています。専用アプリを使えば、外出先からでも来客応対ができるため、宅配便の受け取りが多い方などに便利です。
- また、大画面で見やすいモニターや、気象情報と連携するユニークな機能を搭載したモデルもあります。操作の分かりやすさや、先進的な機能を求める方におすすめです。
- アイホン (Aiphone)
- インターホン専門メーカーならではの、堅牢な作りと高い防犯性能が特徴です。
- 大画面のタッチパネルで直感的に操作できるモデルや、SDカードに最大1000件もの録画データを保存できる機種など、長期間安心して使える機能が充実しています。電気錠との連携にも強く、しっかりとしたセキュリティを構築したい方に適しています。
どちらのメーカーを選ぶにせよ、以下のポイントを確認することが大切です。
- 録画機能
- 防犯の基本です。留守中の来訪者を確認できます。
- 広角レンズ
- 玄関周りを広く映し出し、死角を減らします。
- 夜間対応
- 夜でも来訪者の顔をはっきり確認できるか。
- スマホ連携
- 外出先での応対が必要か。
これらの機能とご自身のライフスタイルを照らし合わせ、最適な一台を選びましょう。

増設工事と依頼先の注意点
「2階の部屋や書斎にもモニターが欲しい」「離れで作業していても来客に応対したい」といったニーズに応えるのが、インターホンの増設です。
最も簡単な方法は、現在お使いの親機に対応した「ワイヤレス子機」を追加することです。これならば、特別な配線工事は不要で、ご自身で設定するだけで簡単に増設が完了します。
一方で、有線のモニターを増設したい場合や、親機がワイヤレス子機に対応していない場合は、新たに配線工事が必要となります。
この工事は、壁の中に配線を通すなど専門的な技術を要するため、修理や交換と同様に電気工事業者などのプロに依頼するのが賢明です。
依頼する際の注意点としては、まず現在使用しているインターホンのメーカーと品番を正確に伝え、増設が可能かどうかを確認することです。
互換性のない機器を接続することはできないため、事前の確認が不可欠となります。不明な場合は、業者に現地調査を依頼して判断してもらうのが最も確実な方法です。

結論:インターホンの修理はどこに頼むべきか
この記事では、インターホン修理の依頼先から費用、自分で交換する方法までを解説しました。最後に、最適な判断を下すための重要なポイントをまとめます。
- インターホンが故障したらまず住居形態を確認する
- 賃貸物件の場合は、自己判断で業者を呼ばず必ず管理会社か大家に連絡する
- 持ち家の場合は、使用年数が10年を超えていれば交換を検討するのが合理的
- 修理部品のメーカー保有期間は生産終了後7年が目安
- 依頼先は技術力と価格のバランスが良い専門業者や電気工事店が基本
- 手軽さを求めるなら家電量販店やホームセンターも選択肢になる
- 複数の業者を比較したい場合はネットのマッチングサイトが有効
- 自分で交換できるのは「乾電池式」と「コンセント式」のみ
- 「電源直結式」の工事は電気工事士の資格が必須で、無資格作業は大変危険
- 交換費用は本体価格と工事費で決まり、総額は1万3千円から10万円以上と幅広い
- 配線工事が必要な場合は工事費が2万円から4万円程度高くなる
- メーカーはスマホ連携のパナソニック、堅牢なアイホンが二大巨頭
- 録画機能や広角レンズは現代のインターホン選びで重要な防犯機能
- 増設はワイヤレス子機なら簡単だが、有線増設は専門工事が必要
- オートロック連動インターホンは個人での交換は原則できず、管理組合が主体となる