テレビアンテナの繋ぎ方を解説!自分でできる配線と業者選び

テレビアンテナの繋ぎ方を解説!自分でできる配線と業者選び
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テレビのアンテナの繋ぎ方で悩んでいませんか。新しいテレビの購入や引っ越しの際に、アンテナケーブルの接続方法が分からず戸惑うことはよくあります。

特に、一戸建てやマンションでBS放送を見たい場合や、アンテナ端子がない部屋で視聴したいとき、「そもそもアンテナ無しで見れますか?」と基本的な疑問を持つ方もいるでしょう。

また、必要なケーブルは何か、人気の平面アンテナや室内テレビは自宅で使えるのか、壁の端子が古いネジ式だった場合の付け方はどうすればよいのか、など次々に知りたいことが出てきます。

加えて、分配器や分波器、ブースターといった周辺機器の使い分けも複雑に感じられるかもしれません。

こうしたアンテナの設置や交換を「自分で設置できますか?」と考える一方で、失敗して後悔するのを避けるため、「どこで頼めばいいのか?」と悩む方も少なくないはずです。

信頼できる専門業者やヤマダ電機のような家電量販店に依頼する場合の工事費用はいくらかかるのか、といった点も気になります。

この記事では、そんなテレビのアンテナの繋ぎ方に関するあらゆる疑問を、基本から応用まで分かりやすく解消します。

この記事を読むことで、以下の点が明確になります。

記事のポイント

  • 基本的なアンテナケーブルの選び方や接続手順
  • BS放送や録画機器を接続する応用的な配線方法
  • アンテナ端子がないなど特殊な状況での対処法
  • アンテナ工事を業者に依頼する際の費用相場と選び方

基本的なテレビアンテナの繋ぎ方と準備

テレビアンテナを正しく接続するための第一歩は、必要な機器とその役割を理解することです。ここでは、ケーブルの選び方から周辺機器の知識まで、基本的な繋ぎ方と事前の準備について詳しく解説します。

  • 「接続に必要なケーブルは?」アンテナケーブル解説
  • 端子が古いネジ式の場合の付け方と注意点
  • 分配器・分波器・ブースターの役割
  • BS放送を追加で見るための接続
  • 室内テレビと平面アンテナの選び方

    「接続に必要なケーブルは?」アンテナケーブル解説

    テレビを視聴するためには、壁のアンテナ端子とテレビを繋ぐアンテナケーブルが不可欠です。

    このケーブル選びを間違えると、接続ができなかったり、受信した電波が弱まって画質が劣化したりする原因となります。

    アンテナケーブルを選ぶ際には、「プラグの形状」「ケーブルの太さ」「長さ」の3つのポイントを確認することが大切です。

    プラグの形状

    プラグには主に3つの種類があり、接続する場所によって最適なものが異なります。

    L型プラグ
    壁のコンセントのように、スペースが限られた場所での使用に適しています。ケーブルが直角に曲がっているため、壁からの出っ張りを最小限に抑えられ、家具の配置がしやすくなります。
    ストレート型プラグ
    最も一般的な形状で、抜き差しが簡単です。テレビやレコーダー同士の接続など、スペースに余裕がある場所での使用に向いています。
    F型プラグ(ねじ込み式)
    プラグを端子にねじ込んで固定するため、最も抜けにくいタイプです。接続が緩むことによるノイズの発生を防ぎ、小さなお子様がいるご家庭でも安心して使えます。ただし、接続先の端子もねじ込み式である必要があります。

    ケーブルの太さと長さ

    ケーブルの太さは「〇C」という単位で表され、数字が大きいほど太く、電波の損失が少なくなります。

    ケーブルの種類太さ主な用途
    2Cケーブル細いテレビとレコーダー間など、1m~5m程度の短距離配線
    3Cケーブル細め取り回しやすい(1 m~5 m程度の室内配線)
    4Cケーブル標準壁の端子からテレビまでなど、5m~15m程度の室内配線
    5Cケーブル太いアンテナから室内へ引き込むなど、10m以上の長距離・屋外配線

    室内では4Cケーブルが一般的に使われます。2Cケーブルは細く取り回しがしやすいですが、電波の損失が大きいため、できるだけ短い距離での使用が推奨されます。

    ケーブルの長さは、壁の端子からテレビまでの距離を実際に測り、少し余裕を持たせたものを選んでください。また、新4K8K衛星放送を視聴する場合は、その周波数帯に対応したケーブルを選ぶことが必要です。

    「接続に必要なケーブルは?」アンテナケーブル解説
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    端子が古いネジ式の場合の付け方と注意点

    築年数の古い住宅では、現在主流の「F型端子」とは異なるアンテナ端子が設置されていることがあります。

    代表的なものに「直付端子」と「フィーダー端子」がありますが、これらは現在の機器と直接接続できないため、注意が必要です。

    直付端子やフィーダー端子は、F型端子に比べて電波が漏れやすく、外部からのノイズの影響を受けやすいというデメリットがあります。

    そのため、安定したテレビ視聴のためには、現在主流のF型端子への交換が最もおすすめです。

    古い端子の接続方法

    もし交換せずに古い端子を使用する場合、以下の方法で接続します。

    直付端子
    ケーブルの先端を加工し、中心の銅線を端子の穴に直接差し込み、ネジで固定します。専門的な作業が伴うため、慎重に行う必要があります。
    フィーダー端子
    「整合器」という変換機器が必要です。整合器のY字型の金具を端子のネジに固定し、反対側を通常のアンテナケーブルに接続します。

    F型端子への交換

    古い端子からF型端子への交換は、DIYに慣れていれば自分で行うことも可能です。

    しかし、壁のコンセントと一体型になっているタイプの端子交換は、感電のリスクを伴うため「第二種電気工事士」の資格が必要です。資格がない場合は、絶対に自力で作業せず、専門業者に依頼してください。

    また、賃貸物件の場合は、壁の設備を変更することになるため、必ず事前に大家さんや管理会社の許可を得ることが不可欠です。無断で工事を行うと、後でトラブルになる可能性があります。

    端子が古いネジ式の場合の付け方と注意点
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    分配器・分波器・ブースターの役割

    テレビの配線を複雑にする要因の一つが、「分配器」「分波器」「ブースター」といった見た目が似ている周辺機器です。これらは名前も似ていますが、役割は全く異なります。

    正しく使い分けないと、「テレビが映らない」といったトラブルの原因になるため、それぞれの機能をしっかり理解しましょう。

    機器の種類主な役割使用する場面の例
    分配器1つの電波を複数に均等に分ける1つのアンテナ端子から、複数のテレビやレコーダーに接続したい時
    分波器混合された電波を種類別に分ける壁の端子に地デジとBS/CSの電波が一緒に来ている時
    ブースター弱い電波を増幅するアンテナとテレビの距離が遠い、または分配器で電波が弱くなった時

    分配器の注意点

    分配器は、電波を分ける数が増えるほど、1台あたりの電波の強さが弱くなる(分配損失)という性質があります。例えば、2分配器では電波の強さが約半分(3~4 dB)に、4分配器(7 dB 程度)では約4分の1になります。

    電波が弱くなりすぎると、映像にノイズが入ったり、全く映らなくなったりすることがあります。

    分波器が必要なケース

    壁のアンテナ端子が1つしかないにもかかわらず、地デジとBS/CSの両方が受信できる環境の場合、その端子には2種類の電波が混合されて送られています。

    この電波をテレビ側でそれぞれ受け取るために、地デジ用とBS/CS用に信号を分ける「分波器」が必ず必要になります。分配器と間違えないように注意してください。

    ブースターの役割

    ブースターは、弱くなったテレビ信号を適切なレベルまで強くする増幅器です。分配器の使用によって信号レベルが低下した場合や、そもそもアンテナで受信する電波が弱い地域で有効です。

    テレビの映りが悪いと感じた際に、導入を検討する機器となります。

    分配器・分波器・ブースターの役割
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    BS放送を追加で見るための接続

    地上デジタル放送に加えてBS/CS放送も楽しむためには、BS/CS放送を受信できる環境と、それに応じた正しい接続が必要です。接続方法は、ご自宅の壁にあるアンテナ端子の種類によって異なります。

    まず、BS/CS放送を受信するためには、専用のパラボラアンテナが設置されていることが前提となります。その上で、室内の配線方法を確認しましょう。

    ケース1:壁のアンテナ端子が2つある場合

    壁に「地上デジタル(地デジ)」と「BS/CS」の2つの端子が独立して設けられている場合、接続は非常にシンプルです。

    それぞれの端子と、テレビの背面にある対応する入力端子を、2本のアンテナケーブルで繋ぐだけで完了します。

    ケース2:壁のアンテナ端子が1つしかない場合

    アンテナ端子が1つしかない場合は、その端子から地デジとBS/CSの電波が混合されて送られてきている可能性があります。

    前述の通り、このケースでは「分波器」の使用が必須です。

    壁の端子から来たケーブルを分波器の入力側に接続し、分波器の出力側から2本に分かれたケーブルを、それぞれテレビの地デジ入力端子とBS/CS入力端子に接続します。

    ケース3:地デジ専用端子の場合

    壁のアンテナ端子が地デジ専用の場合、その端子からはBS/CSの電波は来ていません。

    この環境でBS/CS放送を視聴するためには、新たにBS/CSアンテナをベランダや外壁に設置し、そこから直接テレビまでケーブルを引き込む工事が必要になります。

    また、一部の新4K衛星放送(左旋円偏波を利用したチャンネル)を視聴するには、アンテナやケーブル、分配器などの周辺機器も4K放送に対応したものに交換する必要がある場合があります。

    BS放送を追加で見るための接続
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    室内テレビと平面アンテナの選び方

    アンテナを設置する際、屋根の上に設置する伝統的な八木式アンテナ以外にも、「室内テレビアンテナ」や「平面アンテナ」という選択肢があります。

    これらは設置が手軽で外観を損なわないというメリットがありますが、受信性能の面で注意が必要です。

    室内テレビアンテナ

    室内テレビアンテナは、窓際などに置くだけで使える最も手軽なアンテナです。メリットは、工事が不要で、数千円程度から購入できるため費用を抑えられる点にあります。

    一方で、受信感度はアンテナの中で最も低いため、電波の強い地域(強電界地域)で、なおかつ送信所の方向に大きな建物がないなど、限られた条件下でしか安定した視聴は望めません。

    鉄筋コンクリート造の建物では電波が遮られやすいため、特に使用が難しくなります。

    平面アンテナ

    平面アンテナは、デザインアンテナとも呼ばれ、薄い箱型で建物の外壁やベランダに設置します。

    メリットは、外観がスタイリッシュで家の見た目に馴染みやすく、屋根上に設置する八木式アンテナに比べて風雨の影響を受けにくい点です。

    ただし、受信性能は八木式アンテナに比べてやや低い傾向があり、電波が弱い地域や、家の周りに障害物が多い場所では設置が難しい場合があります。

    設置には壁への穴あけ工事などが必要になるため、専門業者への依頼が一般的です。

    これらのアンテナを選ぶ際は、自宅が電波塔からどのくらいの距離にあるか、周辺の環境はどうかといった「電波環境」を考慮することが最も大切です。

    電波環境が不明な場合は、アンテナ工事の専門業者に電波調査を依頼することをおすすめします。

    室内テレビと平面アンテナの選び方
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    設置先の状況によるテレビアンテナの繋ぎ方と業者依頼

    基本的な繋ぎ方を理解した上で、ここではより具体的な状況に応じた対処法や、専門業者に依頼する場合のポイントについて掘り下げていきます。

    ご自身の住まいの状況と照らし合わせながら、最適な方法を見つけてください。

    • 一戸建てやマンションでの繋ぎ方のポイント
    • 端子がない部屋で見れますか?
    • 自分で設置できますか?
    • 設置や交換工事の費用目安
    • 「どこで頼めばいいですか?」業者やヤマダ電機
    • もう迷わないテレビアンテナの繋ぎ方の総まとめ

    一戸建てやマンションでの繋ぎ方のポイント

    テレビアンテナのシステムは、一戸建てとマンション(集合住宅)とで大きく異なります。この違いを理解しておくことは、トラブルが発生した際の対応をスムーズにする上で非常に重要です。

    一戸建ての場合

    一戸建て住宅では、屋根の上などに設置されたアンテナから、室内のテレビに至るまでの受信設備すべてが個人の所有物となります。

    そのため、アンテナの新規設置、交換、修理、メンテナンスのすべてを自己責任で行う必要があります。メリットは、アンテナの種類や設置場所、接続するテレビの台数などを自由に決められる点です。

    一方で、台風でアンテナの向きが変わった、機器が故障したといったトラブルが発生した際は、自分で対処するか、業者に修理を依頼するかの判断と手配が必要になります。

    マンションの場合

    マンションやアパートなどの集合住宅では、多くの場合、屋上に設置された共用のアンテナ(共聴アンテナ)から各戸へ電波が分配される「共聴システム」が採用されています。

    このシステムでは、個々の居住者の管理責任範囲は、自室の壁にあるアンテナ端子から内側(テレビまでの配線やテレビ本体)となります。

    屋上のアンテナ本体や共用のブースター、分配器などの設備は、建物の管理組合や大家さんが管理しています。

    したがって、もしテレビの映りが悪くなり、自分の部屋の配線に問題がない場合は、建物全体の共有設備に問題がある可能性が考えられます。

    その際は、自分で業者を呼ぶのではなく、まず建物の管理会社や大家さんに連絡して状況を報告することが正しい手順です。

    一戸建てやマンションでの繋ぎ方のポイント
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    端子がない部屋で見れますか?

    「寝室や書斎など、アンテナ端子がない部屋でテレビを見たい」というニーズは少なくありません。アンテナ端子がない場合でも、テレビを視聴する方法はいくつか存在します。

    方法1:アンテナ線を延長する

    最もシンプルな方法は、アンテナ端子がある部屋から分配器を使ってケーブルを分岐させ、目的の部屋まで長いアンテナケーブルで延長する方法です。

    ただし、部屋をまたいでケーブルを配線するため、ドアの開閉に支障が出たり、見た目が悪くなったりする可能性があります。また、ケーブルが長くなるほど電波は減衰するため、画質の劣化にも注意が必要です。

    方法2:室内アンテナを利用する

    前述の通り、電波環境が良ければ室内アンテナを設置することで視聴できます。工事不要で手軽ですが、設置できる環境は限られます。

    方法3:無線(ワイヤレス)で視聴する

    近年では、アンテナ線を無線化する製品も登場しています。チューナー部分をアンテナ端子がある部屋に設置し、そこから映像を無線で別の部屋のモニターに飛ばす仕組みです。

    配線がスッキリしますが、製品の購入費用がかかり、Wi-Fi環境などと電波が干渉する場合もあります。

    Information

    地デジ RF 信号そのものを許可なく再送信することは電波法で禁止されています。市販の「ワイヤレステレビチューナー」等は受信後に映像を IP データ化して Wi-Fi 送信する方式で合法です

    方法4:光回線などのテレビサービスを利用する

    ご自宅で契約している光回線やケーブルテレビに、テレビ視聴サービスがあれば、それを利用する方法もあります。アンテナは不要になりますが、別途月額利用料がかかることが一般的です。

    どの方法にも一長一短があるため、ご自身のライフスタイルや予算、建物の状況に合わせて最適な選択をすることが大切です。

    端子がない部屋で見れますか?
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    自分で設置できますか?

    アンテナに関する作業は、内容によって自分でできる範囲と、専門業者に依頼すべき範囲に分かれます。安全を確保し、確実な設置を行うために、その境界線を理解しておくことが重要です。

    DIY(自分)でできる範囲

    室内で行う簡単な作業であれば、ご自身で対応可能です。

    具体的には、壁のアンテナ端子とテレビをケーブルで接続する、レコーダーや複数のテレビに繋ぐために分配器や分波器を設置するといった作業が挙げられます。

    これらの作業は、特別な資格や工具がなくても、説明書を読めば比較的安全に行えます。

    専門業者に依頼すべき範囲

    一方で、高所での作業や専門的な知識・資格が必要な工事は、業者に依頼することを強く推奨します。

    代表的な例は、屋根の上や外壁へのアンテナ本体の設置・交換です。高所での作業は転落などの重大な事故に繋がる危険が伴います。

    また、アンテナの方向調整は、数ミリ単位のズレで受信感度が大きく変わるため、専門的な測定器がないと非常に困難です。

    さらに、壁の中に配線を通す隠蔽配線や、壁にアンテナ端子を増設する工事、コンセントと一体型の端子交換(要資格)なども、専門家の領域となります。

    DIYは費用を抑えられるというメリットがありますが、失敗して機材を壊してしまったり、結局業者に頼むことになって余計な出費に繋がったりするリスクも考慮する必要があります。

    自分で設置できますか?
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    設置や交換に際しての工事費用の目安

    アンテナの設置や交換を業者に依頼する場合、費用はアンテナの種類、設置場所、建物の状況、追加で必要になる機器など、様々な要因によって変動します。

    正確な金額は個別の見積もりが必要ですが、ここでは一般的な費用の目安をご紹介します。

    工事内容費用相場の目安備考
    地デジアンテナ新規設置(八木式)22,000円~50,000円デザインアンテナの場合は少し高くなる傾向があります
    BS/CSアンテナ新規設置20,000円~45,000円地デジと同時工事で割引になる場合があります
    アンテナ交換40,000円~100,000円既存アンテナの撤去・処分費用が含まれます
    アンテナ修理・方向調整8,000円 ~ 20,000円軽微な調整の場合です
    ブースター設置15,000円 ~ 30,000円電波が弱い地域や分配数が多い場合に必要です
    アンテナ端子増設10,000円~30,000円1箇所あたりの費用です

    これらの費用には、アンテナ本体や部材の価格、作業費、出張費などが含まれます。屋根の形状が複雑で高所作業車が必要になる場合など、特殊なケースでは追加料金が発生することもあります。

    最終的な費用を確定するためには、必ず複数の業者から見積もりを取り、料金だけでなく、工事内容や保証の有無などを比較検討することが賢明です。

    設置・交換の工事費用の目安
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    「どこで頼めばいいですか?」業者やヤマダ電機

    アンテナ工事を依頼できる窓口は、主に「アンテナ工事専門業者」と「大手家電量販店」の2つに大別されます。それぞれにメリットとデメリットがあるため、自分に合った依頼先を選びましょう。

    アンテナ工事専門業者

    地域に密着したアンテナ工事を専門に行う業者です。メリットとしては、専門知識と技術が豊富で、様々な状況に柔軟に対応できる点が挙げられます。

    また、量販店のように下請け業者を介さないため、中間マージンが発生せず、料金が比較的安価な傾向にあります。問い合わせから工事までの対応が迅速なことも魅力です。

    一方で、業者の数が多く、どの業者が信頼できるかを見極めるのが難しいという側面もあります。

    大手家電量販店(ヤマダ電機など)

    ヤマダ電機やケーズデンキといった大手家電量販店でも、アンテナ工事を受け付けています。

    メリットは、誰もが知っている企業であるという安心感と、購入したテレビとセットで工事を依頼できる手軽さです。ポイントが付与される場合もあります。

    ただし、実際の工事は提携している下請け業者が行うことがほとんどです。

    そのため、量販店と下請け業者の間で中間マージンが発生し、専門業者に直接依頼するよりも費用が割高になる可能性があります。また、工事日の調整に時間がかかることもあります。

    どちらに依頼するにせよ、業者選びの際は、これまでの施工実績、見積もりの明瞭さ、工事後の保証制度の有無などをしっかりと確認することが、後悔しないための鍵となります。

    「どこで頼めばいいですか?」業者やヤマダ電機
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    もう迷わないテレビアンテナの繋ぎ方の総まとめ

    この記事を読んで、「うちの場合はどうなんだろう?」と不安に思った方もいらっしゃるかもしれません。

    私たち 横浜電気工事レスキュー は、アンテナ工事のプロとして、お客様一人ひとりの状況に合わせた最適なご提案をしています。高所での危険な作業や、専門知識が必要な配線も、安心してお任せいただけます。

    「まずは料金だけ知りたい」という方も大歓迎です。ご連絡を心よりお待ちしております。

    最後に、重要なポイントをまとめます。

    • アンテナケーブルはプラグ形状・太さ・長さを確認して選ぶ
    • 壁際の接続にはL型プラグが便利
    • 機器間の確実な固定にはF型(ねじ込み式)プラグがおすすめ
    • 新4K8K放送の視聴には対応したケーブルや機器が必要
    • 古い直付端子やフィーダー端子はF型端子への交換が望ましい
    • 分配器は電波を分け、分波器は電波の種類を分ける別の機器
    • 複数のテレビに繋ぐなら分配器、地デジとBSを分けるなら分波器
    • 電波が弱いと感じたらブースターの設置を検討する
    • BS放送の接続方法は壁の端子の種類によって異なる
    • 室内アンテナや平面アンテナは設置環境の電波強度に左右される
    • アンテナ端子がない部屋でも延長や無線化で視聴は可能
    • 屋根の上など高所でのアンテナ作業は専門業者に依頼する
    • マンションでの受信トラブルはまず管理会社に相談
    • 工事費用は複数の業者から見積もりを取って比較する
    • 専門業者と家電量販店それぞれのメリットを理解して依頼先を選ぶ