シーリングライトの蛍光灯が売ってない本当の理由とは?LED移行ガイド

蛍光灯が店から消える?「2027年問題」とLED移行ガイド

こんにちは。横浜電気工事レスキューの主任電気工事士「天谷(あまたに)富士夫」です。

「家のシーリングライトがチカチカしてきたな…」「スイッチを入れてもジーっと音がするだけで、なかなか点かない…」そんな経験はありませんか?

そろそろ交換かなと思って家電量販店やホームセンターに行ったら、今まで使っていた丸い蛍光灯がどこにも売ってない…。そんな状況に戸惑っている方も多いのではないでしょうか。

実はこれ、単なる品切れではなく、世界的なルール変更に伴う大きな変化の始まりなんです。

いわゆる「2027年問題」が背景にあり、パナソニックや東芝といった国内の大手メーカーも、すでに蛍光灯器具の生産を終了しています。「このままだと家の照明が全部使えなくなるの?」と不安になりますよね。

特に賃貸にお住まいの方にとっては、勝手に照明器具を交換していいのか、交換した後の古い蛍光灯はどう処分すればいいのか、新しいLED照明にすると電気代はどれくらい変わるのか、気になることがたくさんあるかと思います。

この記事では、そんな「シーリングライトの蛍光灯が売ってない」というお悩みの根本的な原因から、最も賢く、安全で、経済的な解決策まで、日夜照明トラブルと向き合う現場のプロとして、どこよりも分かりやすく丁寧に解説していきますね。

この記事を読めば、以下のことがスッキリと解決します。

記事のポイント

  • 店頭から姿を消す蛍光灯の謎と2027年問題の真の正体
  • 知らずに使うと危険な古い蛍光灯器具が抱える重大リスク
  • LEDシーリングライトへの交換で得られる圧倒的メリット
  • 賃貸での照明交換の注意点と環境に優しい蛍光灯の処分方法

シーリングライトの蛍光灯が売ってない本当の理由

最近、お店の照明コーナーを覗いてみても、以前はあれだけ豊富にあった交換用の蛍光灯が、めっきり少なくなったと感じませんか?実はそれ、気のせいではありません。

蛍光灯が市場から静かに姿を消しつつあるのには、地球環境の保護を目的とした、世界的な取り決めが大きく関係しています。

ここでは、その詳しい背景と、私たちの家庭の照明に具体的にどのような影響があるのかを、一から掘り下げて解説していきますね。

なぜ?2027年問題で生産終了

水銀に関する水俣条約の概要と、2027年末での製造禁止を示す図解

蛍光灯が手に入りにくくなっている最大の理由は、「水銀に関する水俣条約」という国際的なルールが採択されたことにあります。

この条約は、過去に日本で発生した水俣病のような健康被害や環境汚染を二度と引き起こさないために、有害物質である水銀の製造や輸出入、使用を世界全体で段階的に規制していこう、というものです。

当然、日本もこの条約に加盟しています。

そして、2023年に行われた第5回締約国会議(COP5)で新たな決定がなされ、これまで対象外だった一部の蛍光灯も規制の対象に含まれることになりました。

具体的には、水俣条約の枠組みの中で水銀使用製品の規制が段階的に進んでおり、一般照明用の蛍光ランプ(直管・環形・コンパクト形など)は、2027年末までに製造・輸出入が禁止となります。

規制の開始時期は種類ごとに異なるため、対象製品は計画的にLED照明へ切り替えていくことが重要です。

(参考:経済産業省・環境省 水銀に関する水俣条約第五回締約国会議(COP5)の結果について 閲覧日:2026年2月10日)

(参考:環境省 一般照明用の蛍光ランプの規制について 閲覧日:2026年2月10日)

つまり、国際的な決定を受けて「一般照明用の蛍光灯は、段階的に製造・輸出入が規制され、最終的に2027年末までに終了する」という大きな流れが確定した、ということです。

ただし、規制開始後も“すでに手元にある蛍光灯の継続使用”や“在庫品の売買・使用”は可能とされています。

必要以上に不安にならず、寿命や安全性を見ながらLED化を進めるのが現実的です。

(参考:経済産業省 蛍光灯からLED照明への切り替えはお済みですか 閲覧日:2026年2月10日)

2027年問題への対応として具体的に家庭でどのような備えが必要か、より詳しい解説を知りたい方は、『蛍光灯の生産終了!どうすればいい?2027年問題への家庭での備え』の記事もあわせてご覧ください。

パナソニックや東芝も製造中止を発表

「2027年末までなら、まだ数年は猶予があるんじゃない?」と思われるかもしれません。しかし、実はもうほとんど猶予がない、待ったなしの状況なんです。

国内メーカー各社は、LED化の流れを受けて蛍光灯器具(照明器具本体)の新規生産を順次縮小・終了してきました。例えば、旧NECライティング(現ホタルクス)は2018年3月で蛍光灯器具の生産終了を公表しています。

(参考:ホタルクス 蛍光灯器具の生産終了に関する公式発表 閲覧日:2026年2月10日)

一方、交換用の一般照明用蛍光ランプについても、国際合意を踏まえた対応として、メーカーが2027年(例:9月末)までに生産終了を案内しており、今後は在庫中心の流通になっていく見込みです。

(参考:パナソニック 蛍光灯の生産終了時期はいつですか(FAQ) 閲覧日:2026年2月10日)

(参考:東芝ライテック 蛍光ランプ(一般照明)の製造禁止(2027年末)に関する案内 閲覧日:2026年2月10日)

現場の感覚としても…

私たち電気工事の現場でも、ここ数年は蛍光灯器具を新しく設置することは皆無と言っていい状況です。お客様からのご相談も、「蛍光灯が切れたので、これを機に省エネなLEDに交換したい」というご依頼が圧倒的多数を占めていますね。メーカーからの部品供給も年々厳しくなっており、照明器具の心臓部である「安定器」などが故障した場合、修理自体が不可能になっているケースも格段に増えてきました。

このような状況から、2027年という最終期限を待たずして、交換用の蛍光灯そのものがお店の棚からどんどん消えていっている、というのが偽らざるリアルな状況なんですね。

実際に私たちも多くの現場で蛍光灯からLEDへの交換工事を行っています。例えば横浜市港北区の事例では、蛍光灯の生産終了を見越して早めの交換を決断されたお客様からご依頼をいただきました。

詳しくは『横浜市港北区でLED照明を交換!蛍光灯2027年問題への対応事例』をご覧ください。

買いだめが推奨されない理由

積まれた蛍光灯の箱と時計のイラスト、保管中の経年劣化を示す図

「それなら、今のうちに蛍光灯をたくさん買いだめしておけば、しばらくは安心だ!」と考える方もいらっしゃるかもしれません。

お気持ちはとてもよく分かります。しかし、私たち電気工事のプロの立場からは、蛍光灯の買いだめは、いくつかの理由からまったくおすすめできません。

その理由は、大きく分けて2つあります。

蛍光灯自体の自然劣化

蛍光灯は、たとえ未使用で箱に入れたまま保管していても、時間とともに少しずつ劣化していきます。

蛍光管の内部には点灯を助けるためのガスが封入されていますが、これがごく微量ながら抜けてしまったり、電極部分が酸化したりすることで、いざ使おうとした時に「点灯しない」「すぐに暗くなる」といった不具合が起こる可能性があるんです。

照明器具本体の寿命(最重要)

これが買いだめをおすすめしない最大の理由です。毎日使っている照明器具にも、他の家電製品と同じように寿命があります。一般的に、照明器具の寿命は約10年(15年が耐用の限度)と言われています。

せっかく蛍光灯をたくさん買いだめしても、その蛍光灯を取り付ける照明器具本体が壊れてしまっては、ストックした蛍光灯はすべて無駄になってしまいます。

古い器具を無理に使い続けるのはキケンです!

寿命を超えた照明器具を使い続けることは、単に「いつか壊れる」という問題だけではありません。内部部品の劣化が原因で、過熱による火災や、漏電といった思わぬ重大事故につながる危険性もはらんでいます。

買いだめした蛍光灯で古い器具を無理に延命させるのは、安全という観点からも絶対に避けるべきだと、私たちは考えています。特に湿気の多い浴室などはトラブルが起きやすく、迅速な対応が求められます。

夜間対応で浴室照明を交換した事例『浴室照明の故障も夜間対応!迅速な器具交換で安心のバスルームへ』も、器具ごとの交換がいかに安心かを知る良い参考になるでしょう。

寿命が近い器具の危険性と火災リスク

照明器具の内部構造図、安定器の寿命が約10年であることを示すイラスト

「照明器具の寿命」というお話をしましたが、これは本当に大切なことなので、もう少しだけ詳しくお話しさせてください。蛍光灯照明器具の内部には、「安定器」というトランスのような部品が必ず入っています。

この安定器は、家庭用の100Vの電気を、蛍光灯が点灯するために必要な高い電圧に変換したり、点灯中の電流を安定させたりする、まさに心臓部とも言える重要なパーツです。

しかし、この安定器も長年使用することで、内部のコイルやコンデンサが熱によって少しずつ劣化していきます。

照明器具は使用年数とともに内部部品が劣化し、設置から10年を「適正交換時期」、15年を「耐用の限度」の目安とする考え方が示されています。

蛍光灯だけを交換しても器具本体の劣化は進むため、10年前後をひとつの区切りとして、器具ごとLED照明へ更新するのが安全面でもおすすめです。

(参考:一般社団法人日本照明工業会 ご存知ですか?照明器具にも耐用の限度があります 閲覧日:2026年2月10日)

こんなサインがあったら要注意!交換を検討してください

点滅、異臭、異音、変色など、照明器具の危険な症状を確認するチェックリスト

もし、ご自宅の蛍光灯シーリングライトに以下のような症状が見られたら、それは器具本体が寿命を迎えているサインかもしれません。

蛍光灯を交換しても改善しない場合は、危険が潜んでいる可能性がありますので、すぐに使用を中止し、私たちのような専門家にご相談ください。

  • スイッチを入れても、点灯するまでに時間がかかる、または何度も点滅を繰り返す
  • 「ジー…」「ブーン…」といった、以前はしなかった唸り音のような異音がする
  • どこか焦げ臭いような、化学製品が焼けるような変なニオイがする
  • 照明器具のカバーを外した内部や、本体のプラスチック部分に茶色いシミや変色、焦げ跡がある
  • 蛍光灯の両端が異常に黒ずんでいる(これはランプの寿命の場合もありますが、器具側の不具合も考えられます)

型番違い?種類と見分け方

「どこを探しても売ってない!」とお困りの場合、もしかしたら生産終了という大きな流れだけでなく、お探しの蛍光灯の型番が少し特殊で、単に見つけにくいだけ、という可能性もゼロではありません。

蛍光灯には非常に多くの種類がありますので、ここで一度、ご自身の使っている蛍光灯の種類を正確に把握しておきましょう。

まず、安全のために照明のスイッチを切り、可能であればブレーカーも落としてから、今お使いの蛍光灯を取り外してみてください。

ガラス管のどこかに、「FCL30EX-D」のような英数字の文字列が印字されているはずです。これが蛍光灯の「型番」です。

型番の見方(例:FCL30EX-D/28)

この文字列には、蛍光灯の性能を示す情報が詰まっています。

記号意味解説
FCL管の形蛍光灯の形状を表します。FCLは丸形(円形)、FLは一般的な直管スタータ形、FHFは高効率な直管インバータ形を指します。シーリングライトではFCLが主流ですね。
30ワット数(大きさ)消費電力の目安であり、管の大きさを表します。30W形という意味で、この数字が違うと物理的にサイズが合わず取り付けられません。
EX演色性・効率EXが付いているものは「三波長形」と呼ばれ、光の色の再現性が高く、明るく経済的なタイプです。無印の場合は一般的な蛍光灯です。
D光の色(光色)光の色味を表します。Dは昼光色(青みがかった涼しい光。勉強や作業向き)、Nは昼白色(太陽光に近い自然な光。リビングなど万能)、Lは電球色(オレンジがかった温かみのある光。寝室やリラックス空間向き)です。
/28実際の消費電力「30W形」の明るさだけど、実際の消費電力は28Wですよ、という省エネ性能を示す表示です。この部分はメーカーによって表記が異なる場合があります。

お店で代替品を探す際には、最低でもこの「管の形(FCLなど)」と「ワット数(30など)」が同じものを選ぶのが絶対条件です。

光の色(D・N・L)はお好みで変えても問題ありませんが、部屋の雰囲気がガラッと変わるので注意が必要ですね。

在庫はまだどこで売ってる?探す注意点

生産終了や縮小が進んでいるとはいえ、市場に流通している在庫がゼロになったわけではありません。

どうしても今使っているものと全く同じ蛍光灯が必要な場合は、以下のような場所を根気よく探してみると、まだ見つかる可能性はあります。

  • 昔ながらの町の電気屋さん
    地域に密着した個人経営の電気店には、大手量販店が扱わなくなったような製品のデッドストックが残っていることがあります。
  • 大型ホームセンターの倉庫や隅の棚
    店舗のメイン通路からは外れた、照明コーナーの隅や、バックヤードに近い棚に、旧製品の在庫が置かれている場合があります。
  • インターネット通販(Amazonや楽天市場など)
    品揃えは最も豊富ですが、在庫を持つ様々な業者が販売しているため、価格の比較が重要です。
  • オフィス用品や業務用品の専門通販サイト
    MonotaROやASKULなど、法人向けのサイトでは、家庭用とは少し違うラインナップの在庫が見つかることがあります。

ただし、これらの方法で探す際にはいくつかの注意点があります。ネット通販などでは、すでに希少品となっている型番が、プレミア価格で定価よりも大幅に高く販売されているケースが少なくありません。

また、長期間倉庫で眠っていた古い在庫品だと、先ほどお話ししたように品質が劣化している可能性も否定できません。

貴重な時間と手間、そして余計なコストをかけて探し回り、ようやく手に入れたとしても、それはあくまで一時しのぎに過ぎません。

何より、寿命の近い古い照明器具を使い続けるという根本的な安全上のリスクは残ったままです。そう考えると、無理に蛍光灯を探し続けるよりも、次のステップに進むことを私たちは強くおすすめします。

シーリングライトの蛍光灯が売ってない時の解決策

管だけの交換をおすすめしない理由と、LEDシーリングライトへの本体交換を推奨する比較図

蛍光灯が手に入らない…。この事実は、多くの方にとって悩みの種かもしれません。でも、ご安心ください。

これはむしろ、お部屋の照明をより快適で、安全で、そして経済的なものへと一気にアップグレードする絶好のチャンスなんです。

ここでは、具体的で、誰にとってもベストな解決策をご紹介します。

最適な代替品はLEDへの本体交換

いきなり結論からお伝えしますと、蛍光灯が手に入らない場合の最もおすすめな解決策は、「照明器具本体をまるごとLEDシーリングライトに交換する」ことです。これに尽きます。

実際に、蛍光灯器具の破損をきっかけにLEDへ交換されたケースも非常に多いです。

洗面台の照明交換事例ですが、『横浜市港北区で破損した洗面台照明をオーデリック製LEDへ交換』の記事では、古い器具を撤去してLED器具(オーデリック製)を取り付ける様子をご紹介しています。

安全性と美観の両面で大きなメリットがあることがお分かりいただけるはずです。

「待って。蛍光灯器具はそのままで、管だけをLEDランプに交換できる商品も売ってるじゃないか」と思われるかもしれません。

確かに、「直結工事不要」などを謳ったLED蛍光管(丸形LEDランプ)という製品も市場には存在します。ただし、丸型蛍光灯をLEDに交換する際にはグロー式の知識や手順など注意点が必要です。

詳しくは『丸型蛍光灯のLED交換!グロー式の注意点と手順【プロ監修】』の記事で解説していますが、安易な交換にはリスクが伴います。

しかし、私たちプロの視点から見ると、この方法は多くの問題点をはらんでいるため、積極的には推奨していません。

なぜなら、既存の蛍光灯器具に残っている「安定器」との相性問題が発生しやすく、ちらつきや不点灯、ノイズの原因になったり、最悪の場合は安定器の異常過熱を招いて故障や火災のリスクを高めたりする可能性があるからです。

また、仮に問題なく点灯したとしても、照明器具本体の寿命の問題は一切解決されません。結局、数年以内に本体が故障し、二度手間になってしまう可能性が非常に高いのです。

その点、照明器具を本体ごと最新のLEDシーリングライトに交換すれば、そういった心配は一切ありません。

安全性、性能、そして長期的に見たコストパフォーマンス、すべての面において、本体ごと交換することがベストな選択だと断言できます。

LEDの電気代とメリット

蛍光灯からLEDに交換することで消費電力が約56%削減されることを示す棒グラフ

LEDシーリングライトに交換すると、本当にたくさんのメリットがあります。特に日々の暮らしに直結する電気代の安さと、交換の手間から解放される寿命の長さは、何物にも代えがたい大きな魅力と言えるでしょう。

LEDに交換する主なメリット

  • 圧倒的に省エネで電気代が安い!
    一般的に、消費電力は同じ明るさの蛍光灯の約半分程度。毎月の電気代をグッと抑えることができます。
  • 驚くほど長寿命で交換の手間いらず
    製品寿命は約40,000時間。これは1日に10時間使用したとしても、10年以上にわたって交換が不要という計算になります。面倒なランプ交換作業から解放されます。
  • 多機能で暮らしがもっと快適に
    リモコン一つで明るさを自在に変えられる「調光機能」や、光の色を勉強向きの白い光からリラックスできる暖かい光まで変えられる「調色機能」が搭載されているモデルが主流です。
  • 虫が寄りにくくお掃除がラク
    多くの虫が好む紫外線(UV)をほとんど放出しないため、照明カバーの中に虫の死骸が溜まりにくく、清潔に保てます。
  • スイッチオンで瞬時に100%点灯
    蛍光灯のように、じわっと明るくなるのではなく、スイッチを入れた瞬間にパッと100%の明るさで点灯します。ストレスフリーですね。

例えば、今まで30W形+32W形の丸形蛍光灯2本を使っていた8畳のお部屋を考えてみましょう。

蛍光灯ランプ自体の消費電力は合計で約58Wですが、実際にはこれに加えて「安定器」でも電力を消費するため、器具全体としては約68W〜70W程度になります。

これを同等の明るさを持つLEDシーリングライト(消費電力:約30W)に交換すると、消費電力は半分以下に大幅ダウンします。つまり、照明にかかる電気代も、これまでの半分近くになるということです。

最初に本体の購入費用はかかりますが、毎月の電気代の削減分と、今後蛍光灯を買い替える費用が不要になることを考えれば、長い目で見れば間違いなくお得になります。

照明器具の交換にかかる具体的な費用相場や業者の選び方については、『照明器具交換の費用相場ガイド|工事料金・業者選びのコツ』で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

賃貸物件での交換方法

「うちは賃貸だから、備え付けの照明を勝手に交換しちゃいけないんじゃ…」と心配されている方も多いですよね。そのお気持ち、よく分かります。

ですが、ご安心ください。いくつかの重要なポイントさえしっかりと押さえれば、賃貸物件でもシーリングライトの交換は全く問題なく可能です。

なお、賃貸の照明器具には大家さんが設置した「設備」と、前の入居者が残していった「残置物」の2種類があります。

もし契約書で「設備」となっている場合は、経年劣化による不具合なら大家さんの負担で交換してもらえる可能性があります。まずは管理会社に相談してみるのが吉ですね。

賃貸物件で照明を交換する際の絶対ルール

元の照明器具を捨てずに箱に入れて保管しているイラスト
画像はAI生成によるイメージであり実際のものとは異なります。
【事前連絡】必ず大家さんか管理会社に許可を取る

これが最も重要です。工事の前に必ず「備え付けの照明器具が古くなっており、省エネ性能の高いLED照明に自費で交換したいのですが、よろしいでしょうか?」という形で連絡し、許可を得ましょう。

「退去時には元に戻します」と一言添えれば、断られることはまずないはずです。

【現状保管】元々付いていた照明器具は絶対に保管しておく

許可を得て取り外した、元々設置されていた蛍光灯の照明器具は、絶対に捨てないでください。

賃貸物件には「原状回復」の義務があり、退去する際には、元々付いていた設備に戻して部屋を明け渡すのが原則です。

取り外した古い器具は、傷つけないように段ボールなどに入れて、クローゼットの奥などに大切に保管しておきましょう。

この2つのルールさえ守れば、賃貸にお住まいの方でも、安心して新しいLEDシーリングライトの快適な光を手に入れることができます。

もしご自身での取り付けに少しでも不安がある場合は、無理せず私たちのようなプロにお任せくださいね。安全かつ確実に取り付け作業を行います。

交換後の蛍光灯の正しい処分方法とは

リサイクルマークと回収ボックスのイラスト、水銀注意のアイコン

無事に新しいLEDシーリングライトへの交換が完了!…さて、その後に残った古い蛍光灯、皆さんはどう処分しますか?「燃えないゴミでいいかな?」なんて思っていたら、それは大きな間違いです。

この記事の最初の方でもお話しした通り、蛍光灯には人体や環境にとって有害な「水銀」が、ごく微量ですがガスとして含まれています。

そのため、割れてしまうと水銀が飛散する恐れがあり、一般の不燃ごみやプラスチックごみとして捨てることは、多くの自治体で禁止されています。

蛍光灯は「資源ごみ」や「有害ごみ(危険ごみ)」といった特別な分別区分で、自治体が定めたルールに従って正しく処分する必要があります。

主な処分方法の例

  • 家電量販店やホームセンターに設置された回収ボックスに入れる
    多くの店舗では、新しい電球や蛍光灯を販売する傍らで、使用済みのものを回収するための専用ボックスを設置しています。
  • 地域の役所や清掃センターなどの回収拠点に直接持ち込む
    お住まいの自治体が指定する施設に、回収窓口が設けられている場合があります。
  • 自治体が指定する「有害ごみ」などの収集日に出す
    月一回など、特定の収集日が決められている地域もあります。割れないように購入時のケースに入れるか、新聞紙などで包んで出すのがマナーです。

例えば横浜市では、蛍光灯は「燃えないごみ」として、購入時の箱などに入れるか新聞紙・厚紙で包み、「蛍光灯」など品目名を表示して出します(収集日は「燃やすごみ」と同じ日程)。

地域や自治体で出し方が異なるため、最終的にはお住まいの自治体ルールを確認してください。(参考:横浜市FAQ「蛍光灯、電球の出し方」/横浜市「燃えないごみ」)

(参考:横浜市 蛍光灯、電球の出し方 閲覧日:2026年2月10日)

代替のLEDはどこで買える?

新しいLEDシーリングライトは、今や私たちの身近な場所で、多種多様な製品が手軽に購入できるようになっています。

  • 家電量販店(ヨドバシカメラ、ビックカメラ、ヤマダデンキなど)
  • ホームセンター(カインズ、コーナン、DCMなど)
  • ネット通販(Amazon、楽天市場、メーカー公式サイトなど)
  • インテリアショップや家具店(ニトリ、無印良品など)

たくさんの製品があって迷ってしまうかもしれませんが、選ぶ際の基本的なポイントは「お部屋の広さ(畳数)に合った明るさ」のモデルを選ぶことです。

パッケージに「~8畳用」「~12畳用」といった表記があるので、設置したいお部屋の広さに合わせましょう。少し明るめが好きなら、ワンサイズ上の畳数用を選ぶのも良いかもしれません。

さらに、リモコンで光の色や明るさを自由に変えられる「調光・調色機能」が付いているモデルを選ぶと、生活が格段に豊かになります。

食事の時は温かみのある電球色、読書や勉強の時は文字がはっきり見える昼光色、といったように、シーンに合わせて最適な光の環境をボタン一つで作り出せます。

取り付け自体は、天井に「引掛シーリング」という丸や四角の接続部品が付いていれば、説明書通りに行えばカチッとはめるだけで比較的簡単に行えます。

ただ、高い場所での作業で足元が不安定になったり、配線器具が古くてグラグラしていたりすると危険も伴います。少しでも「自分では難しいかも…」と感じたら、安全第一で無理せず、私たち電気工事店にご相談ください。

結論:シーリングライトの蛍光灯が売ってないなら

2027年問題、火災リスク、LED交換のメリットをまとめた箇条書きスライド
画像はAI生成によるイメージであり実際のものとは異なります。

ここまで、蛍光灯がお店から消えつつある理由から、具体的な解決策まで詳しくお話ししてきました。

結論をまとめると、「シーリングライトの蛍光灯が売ってない」という状況は、悩むべき問題ではなく、より安全で、経済的で、快適なLED照明へと、ご家庭の照明環境をアップデートする絶好の機会だということです。

無理に在庫を探し回る手間やコスト、そして何よりも古い器具を使い続ける火災のリスクを考えれば、答えは明確です。

この機会に思い切って、照明器具本体ごとLEDシーリングライトへ交換してしまうのが、あらゆる面で最も賢明な選択肢と言えるでしょう。

最新のLEDシーリングライトは、驚くほど薄くてスタイリッシュなデザインが多く、お部屋の雰囲気もスッキリと一新されます。

毎月の電気代は安くなり、10年以上交換不要という手間の削減は、想像以上に暮らしを楽にしてくれます。

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お客様のお部屋の広さや用途、ご予算に合わせた最適な照明プランのご提案から、安全・確実な取り付け工事、そして古い器具の処分に関するアドバイスまで、経験豊富なプロの電気工事士が責任を持ってワンストップで対応いたします。

お見積りは無料ですので、「うちの場合はいくらくらいかかる?」といったご質問だけでも、まずはお気軽にお問い合わせください。