トイレスイッチの交換費用と相場は?故障原因や賃貸の注意点も紹介

こんにちは。横浜市を拠点に活動しております、横浜電気工事レスキューの主任電気工事士「天谷(あまたに)富士夫」です。
毎日、家族みんなが何度も使うトイレのスイッチ。
普段は当たり前に使っているものだからこそ、ある日突然「カチッ」という手応えがなくなったり、電気がつかなくなったりすると、本当に焦りますし不便ですよね。
「トイレのスイッチを交換したいけど、一体いくらかかるんだろう?」「業者によって料金は違うのかな?」「賃貸アパートなんだけど、大家さんに言っていいものなの?」など、次から次へと疑問や不安が湧いてくると思います。
また、スイッチが元に戻らない、壁の中にへこんでしまった、換気扇がなぜかずっと回りっぱなし…といった具体的な症状でお困りの方もいらっしゃるかもしれませんね。
費用を少しでも安く抑えたいからと、ご自身でのDIYを考える方もいるかもしれませんが、電気の工事には資格が必要なのかどうかも、はっきりわからないと手が出せないところ。
この記事では、そんなトイレのスイッチ交換に関する費用のお悩みから、具体的な症状別の対処法、そして知っておくべき注意点まで、現場のプロとして、皆さんが納得して最適な選択ができるように、丁寧に分かりやすく解説していきますので、ぜひ最後までお付き合いください。
記事のポイント
- トイレのスイッチ交換にかかる費用の内訳と最新の料金相場
- 電気工事店やホームセンターなど依頼先ごとの料金と特徴比較
- 賃貸物件やDIYでスイッチ交換を行う際の確認事項と注意点
- スイッチの陥没や換気扇トラブルなどよくある故障原因と対処法
- 1. トイレスイッチの交換費用の内訳と相場
- 1.1. 業者別の料金比較!どこに頼むのが安い?
- 1.1.1. 費用の内訳をもう少し詳しく解説します
- 1.2. ホームセンター(コーナン等)での依頼
- 1.3. くらしのマーケットは本当に安いのか?
- 1.4. 部品代はいくら?スイッチの種類と価格
- 1.4.1. 片切スイッチ(基本のON/OFFタイプ)
- 1.4.2. ほたるスイッチ(OFF時に緑に光る)
- 1.4.3. パイロットスイッチ(ON時に赤く光る)
- 1.4.4. 遅れ停止スイッチ(換気扇用のタイマー付き)
- 1.4.5. 人感センサースイッチ(自動でON/OFF)
- 1.5. 自分で交換(DIY)は可能?資格は必要?
- 1.5.1. 無資格での工事は法律違反であり、罰則の対象です!
- 1.6. 無資格工事は危険!火災のリスクも
- 2. 状況別!トイレのスイッチを交換する費用の注意点
- 2.1. 賃貸物件での交換は大家負担になる?
- 2.1.1. 何よりも先に管理会社か大家さんへ連絡を!
- 2.2. 管理会社への連絡は必須!手順を解説
- 2.2.1. 不具合の状況を正確に把握する
- 2.2.2. 管理会社または大家さんに連絡する
- 2.2.3. 業者を手配してもらう(または自分で手配する許可を得る)
- 2.2.4. 修理作業に立ち会う
- 2.3. スイッチが戻らない、陥没した時の原因
- 2.4. 換気扇が止まらない!故障の原因は?
- 2.4.1. ①遅れ停止スイッチ(タイマースイッチ)の内部故障
- 2.4.2. ⓶換気扇本体の電子回路の故障
- 2.5. パナソニック製スイッチの種類と特徴
- 2.5.1. コスモシリーズワイド21
- 2.5.2. アドバンスシリーズ
- 2.6. まとめ:トイレスイッチ交換時の費用と注意点
トイレスイッチの交換費用の内訳と相場
それではまず、皆さんが一番知りたいポイントであろう、トイレのスイッチ交換にかかる費用の全体像から詳しくお話ししていきますね。
料金がどのような項目で構成されているのか、その内訳と大まかな相場を事前に知っておくだけでも、業者さんから見積もりを提示された際に、その金額が適正なのかどうかを落ち着いて判断できるようになるかなと思います。
安心して依頼するためにも、まずは基本をしっかり押さえていきましょう。
業者別の料金比較!どこに頼むのが安い?

トイレのスイッチ交換を依頼できる業者さんには、いくつかの選択肢があります。
それぞれに料金体系やサービスの質、対応スピードなどに特徴があるので、一概に「ここが一番!」とは言えないのが実情です。
ご自身の状況、例えば「とにかく早く直したいのか」「費用を最優先したいのか」「安心感を重視するのか」といった優先順位に合わせて、最適な依頼先を選ぶことがとても大切になってきますね。
| 依頼先 | 費用相場(部品代・工事費・出張費込み) | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
| 地域の電気工事店 | 8,000円~15,000円 | ・地域密着型なので、緊急時の対応が早い傾向がある ・経験豊富な職人と直接話せるので、細かい要望も伝えやすい ・中間マージンがなく、比較的費用を抑えられることが多い | ・業者ごとに技術力や料金設定に差がある ・ウェブサイトなどがなく、情報収集がしにくい場合がある ・どの業者が信頼できるか、見極めが難しいこともある |
| 大手リフォーム会社 | 12,000円~20,000円 | ・会社の知名度が高く、ブランドとしての安心感がある ・工事後の保証やアフターサービスが充実している ・スイッチ交換以外のリフォームもまとめて相談できる | ・実際の工事は下請け業者が行うことがほとんど ・広告宣伝費や中間マージンのため、料金が割高になる傾向 ・担当者が営業と工事で分かれている場合がある |
| ホームセンター | 10,000円~18,000円 | ・普段から利用している店舗で気軽に相談できる ・料金プランがパッケージ化されており、明朗会計 ・ポイントが貯まる・使えるなどのメリットがある場合も | ・工事は提携している外部の業者が行う ・選べるスイッチの種類が限定されることがある ・即日対応や緊急対応は難しいケースが多い |
| ネット集客型の業者 | 7,000円~13,000円 | ・ネット広告に特化し、価格競争力が高く安い傾向 ・ウェブサイトから24時間いつでも手軽に依頼できる ・口コミや評価を比較検討しやすい | ・業者の質に大きなばらつきがある(当たり外れが大きい) ・基本料金は安くても、後から追加料金を請求されるトラブルも ・実際の作業員がどんな人か当日まで分からない不安がある |
費用の内訳をもう少し詳しく解説します
スイッチ交換の費用は、主に「①部品代(スイッチ本体やプレート)」+「②基本工事費(交換作業の手間賃)」+「③出張費(作業員がご自宅まで伺う経費)」の3つの合計で決まります。
業者さんの見積もりでは、②と③をまとめて「工事一式」としている場合も多いですね。重要なのは、見積もりの段階で「最終的に支払う総額はいくらになるのか」を明確に確認しておくことです。
例えば、「見積もり無料」と書かれていても、キャンセルした場合に料金が発生しないか、作業当日に駐車場代などの諸経費が別途請求されないかなど、細かい部分までしっかり聞いておくと、後々のトラブルを防ぐことができますよ。
ちなみに、私たち横浜電気工事レスキューのような地域に根差した電気工事店は、大手リフォーム会社さんのように大々的なテレビCMや広告費をかけていない分、そのコストをお客様の料金に還元しやすいという側面があります。
また、お問い合わせから施工まで一貫して自社の職人が担当するため、話の食い違いなどもなく、スムーズにご要望を反映できるのが強みかなと考えています。
また、業者選びのポイントや費用相場については、『電気のスイッチ修理はどこに頼む?業者選びと費用相場』の記事でも詳しく解説していますので、こちらも参考にしてみてください。

ホームセンター(コーナン等)での依頼
コーナンやカインズのような、お近くのホームセンターでスイッチ交換を依頼するのも、とてもポピュラーな方法の一つですね。
リフォーム相談カウンターなどで、対面でじっくり相談できる手軽さと安心感は大きな魅力だと思います。
ただし、ここで一つ知っておいていただきたいのは、実際に工事を担当するのはホームセンターの従業員の方ではなく、そのホームセンターが提携している地元の電気工事店である、という点です。
つまり、ホームセンターが窓口となって、お客様と工事業者とを繋ぐ役割を果たしているわけですね。
料金体系はパッケージ化されていることが多く、「スイッチ交換一式◯◯円」といった形で分かりやすいのがメリットです。
一方で、選べるスイッチの種類が基本的なモデルに限られていたり、デザイン性の高いものや高機能なものへの変更ができなかったりするケースもあります。
また、依頼してから提携業者との日程調整が入るため、「今日中に直したい!」といった緊急の対応は難しいことが多いかもしれません。
お時間に余裕があって、いつも利用するお店で安心して頼みたい、という方には良い選択肢だと思います。
くらしのマーケットは本当に安いのか?

最近では、「くらしのマーケット」に代表されるような、個人の職人さんや小規模な業者さんと、サービスを受けたいお客様とを直接つなぐオンラインのマッチングプラットフォームを利用する方も非常に増えていますね。
このタイプのサービスの最大のメリットは、何と言ってもその「比較検討のしやすさ」にあります。
サイト上でたくさんの登録業者の料金プラン、過去の施工実績、そして何より実際に利用したユーザーからの口コミ評価を一覧で確認できます。
これにより、価格競争が働き、全体的に費用が安くなる傾向があるのは事実です。実際に、地域の電気工事店よりもさらに安い料金で対応してくれる業者さんが見つかる可能性は十分にあります。
しかし、その手軽さの裏側には注意点も存在します。それは、登録している業者の技術力や信頼性が本当にピンからキリまである、ということです。
素晴らしい技術と誠実な対応を兼ね備えた業者さんがいる一方で、残念ながら経験が浅かったり、お客様対応に問題があったりする業者さんも混じっているのが現実です。
安さという魅力的な側面だけに目を奪われず、口コミの内容を一件一件丁寧に読み込み、「どんな作業内容だったか」「追加料金はなかったか」「作業員の対応は丁寧だったか」など、具体的な評価を確認して、本当に信頼できる業者さんかしっかりと見極める作業が不可欠になります。
安易に価格だけで選んでしまうと、手抜き工事や追加料金トラブルに繋がるリスクもある、という点は覚えておいてくださいね。
部品代はいくら?スイッチの種類と価格
交換費用を左右するもう一つの大きな要素が、スイッチ本体の価格、つまり「部品代」です。
トイレで一般的に使用されるスイッチにも様々な種類があり、それぞれ機能やデザインが異なるため、価格帯も幅広くなっています。
ここでは、代表的なスイッチの種類と、そのおおよその部品価格をご紹介しますね。
片切スイッチ(基本のON/OFFタイプ)
数百円~1,000円程度
最もシンプルで一般的なスイッチです。「Bスイッチ」とも呼ばれます。照明を点けたり消したりするだけの、単純な機能のものです。
ほたるスイッチ(OFF時に緑に光る)
600円~1,500円程度
スイッチがOFFのときに、ハンドルの小さな窓が緑色に光るタイプです。
暗い中でもスイッチの場所が一目でわかるため、夜中にトイレに行く際に非常に便利で、現在の住宅では標準仕様となっていることが多いですね。
パイロットスイッチ(ON時に赤く光る)
1,500円~2,000円程度
こちらは逆に、スイッチがONのときに赤く光るタイプです。
換気扇など、作動しているかどうかが音だけでは分かりにくい機器の消し忘れ防止に効果的です。「換気扇、ちゃんと切ったかな?」と不安になることがなくなりますよ。
遅れ停止スイッチ(換気扇用のタイマー付き)
3,000円~7,000円程度
トイレから退出してスイッチを切った後も、設定された時間(例えば3分後など)まで換気扇が作動し続け、自動でOFFになる高機能なスイッチです。
臭いや湿気をしっかりと排出してくれるため、快適なトイレ空間を保つのに役立ちます。
人感センサースイッチ(自動でON/OFF)

10,000円~18,000円程度
人の動きを感知して、自動で照明や換気扇をON/OFFしてくれる、いわゆる自動スイッチです。
両手が塞がっていても操作が不要で、消し忘れの心配も一切ないため非常に便利ですが、その分、部品代は高価になります。
これらの基本的なスイッチの他にも、最近ではパナソニックの「アドバンスシリーズ」や神保電器の「NKシリーズ」など、インテリアに調和するような、デザイン性を極めたスタイリッシュなスイッチも大変人気があります。
(出典:パナソニック 公式:アドバンスシリーズ(スイッチ・コンセント) 閲覧日:2026年2月12日)
(出典:神保電器 公式:NK SERIE 閲覧日:2026年2月12日)
もちろん、そうしたデザイン性の高い製品は部品代も少し上がりますが、「毎日目にするものだから、こだわりたい」という方は、交換の際に業者さんに相談してみると、空間の雰囲気がガラッと変わるのでおすすめですよ。
自分で交換(DIY)は可能?資格は必要?

「交換作業って、意外と簡単そうに見えるし、費用を節約するために自分でやってみようかな」と考える方も、もしかしたらいらっしゃるかもしれません。
ですが、ここで非常に重要なことをお伝えします。結論から申し上げますと、壁に埋め込まれているスイッチ本体の交換作業は、「電気工事士」という国家資格がなければ、絶対に行ってはいけないと法律で厳しく定められています。
これは、「電気工事士法」という法律によるもので、感電や火災といった電気に起因する災害を防止するために、専門的な知識と技能を持つ者以外が電気工事を行うことを禁止しているのです。
(出典:経済産業省 産業保安「電気工事の安全」 閲覧日:2026年2月12日)
勘違いされやすいのですが、壁の表面についているプラスチックの「スイッチカバー(プレート)」を交換するだけであれば、資格は必要ありません。
しかし、そのカバーを外し、壁の中に埋まっているスイッチ本体や、それに繋がっている配線を触る作業は、すべて有資格者でなければ許されない「電気工事」に該当します。
無資格での工事は法律違反であり、罰則の対象です!
電気工事士の資格を持たない方が、壁内配線に接続されたスイッチ本体を交換するなどの「電気工事」を行うと、法律違反となり、3ヶ月以下の懲役または3万円以下の罰金が科される可能性があります(出典:e-Gov法令検索 電気工事士法 閲覧日:2026年2月12日)。
安全のためにも、作業は必ず有資格者(電気工事士)に依頼してください。
無資格工事は危険!火災のリスクも

法律で禁止されている、という理由だけではありません。資格を持たない方が見よう見まねで電気工事を行うことは、本当に、本当に危険な行為です。
私たちプロの電気工事士は、配線を接続する際に、電線が抜けないように、かつ、過度に締め付けすぎないように、適切な力加減でネジを締めるなど、長年の経験で培った専門的な技術を用いて作業を行います。
もし、この配線の接続が不完全だったり、緩んでいたりするとどうなるでしょうか。その接続部分の電気抵抗が大きくなり、電気が流れるたびに異常な熱を持つようになります。
そして最悪の場合、普段は見えない壁の中で、その熱が原因で発火し、火災につながる危険性があるのです。これは決して大げさな話ではなく、電気火災の主要な原因の一つとなっています。
コンセントのトラブル事例ですが、電気工事の不備や経年劣化が引き起こす危険性については、『コンセントの焦げ・焼損は危険!放置せず交換が必要な理由』の施工記事もぜひ参考にしてください。
その他にも、作業中に誤って2本の電線を接触させてしまう「ショート(短絡)」を起こし、家全体のブレーカーを落としてしまったり、漏電の原因を作ってしまったりと、様々なトラブルを引き起こす可能性があります。
数千円から一万円程度の工事費を節約しようとした結果、家全体を巻き込むような大きな事故につながってしまっては、本当にとりかえしがつきません。
ご自身とご家族の安全な暮らしを守るためにも、電気工事は必ず信頼できる専門の業者に任せるようにしてくださいね。
状況別!トイレのスイッチを交換する費用の注意点
ここからは、もう少し具体的なシチュエーションを想定して、それぞれの状況に応じた注意点や適切な対応方法について解説していきます。
「うちは賃貸なんだけど、どうすればいい?」「スイッチがこんな壊れ方をしたんだけど、原因は何?」といった、より実践的な疑問にお答えしていきますので、ご自身の状況と照らし合わせながら読み進めてみてください。
これを知っておくだけで、いざという時にスムーズに対応できるはずです。
賃貸物件での交換は大家負担になる?

賃貸マンションやアパートにお住まいの場合、備え付けの設備であるトイレのスイッチが壊れてしまったら、「この修理費用は、自分で払うの?それとも大家さんが払ってくれるの?」と、費用負担の問題が一番気になりますよね。
これには原則があります。
基本的には、入居者の責めに帰さない事由(通常使用による経年劣化など)で設備の不具合が生じ、使用・収益に支障が出ている場合は、民法第606条第1項の趣旨により、貸主(大家さん)に修繕義務があるのが原則です。
ただし、賃貸借契約の特約や、故障原因(過失・不適切な使用など)によって費用負担が変わることもあるため、まずは管理会社・大家さんに連絡して指示を仰いでください。
一方で、例えば「掃除中に硬いものをぶつけてスイッチを割ってしまった」「お子さんがイタズラをして壊してしまった」といった、入居者側の不注意や故意(過失)が原因で故障した場合は、入居者の負担で修理するのが一般的です。
これは、入居者が借りている部屋を善良な管理者として注意して使用する義務(善管注意義務)に違反したと見なされるためですね。
(出典:国土交通省:「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」について(経年変化・通常損耗は貸主負担/故意・過失・善管注意義務違反は借主負担の考え方) 閲覧日:2026年2月12日)
何よりも先に管理会社か大家さんへ連絡を!
経年劣化か、自分の過失か、判断に迷うケースもあるかもしれませんが、どちらの場合であっても、絶対にやってはいけないのが「自己判断で業者を呼んで、勝手に修理してしまう」ことです。
必ず、最初に管理会社か物件のオーナーである大家さんに連絡を入れて、指示を仰ぐようにしてください。
これを怠ると、後から修理費用を請求しても支払ってもらえなかったり、退去時に思わぬトラブルに発展したりする可能性があります。
管理会社への連絡は必須!手順を解説

では、実際に賃貸物件でスイッチの不具合を発見した場合、どのような手順で連絡し、対応を進めていけば良いのでしょうか。トラブルなく、スムーズに解決するための具体的なステップを解説します。
不具合の状況を正確に把握する
まずは、落ち着いて現状を確認しましょう。「いつから、どのスイッチが、どのようにおかしいのか」を具体的に説明できるように整理します。
例:「昨日の夜から、トイレの照明のスイッチを押してもカチッという手応えがなく、電気がつかない」「換気扇のスイッチが壁の中に少しめり込んでいる」など。
可能であれば、スマートフォンのカメラで故障箇所の写真や短い動画を撮っておくと、後で説明する際に非常に役立ちます。
管理会社または大家さんに連絡する
次に、物件の管理会社、もしくは直接契約している大家さんに電話かメールで連絡を入れます。
ここで、先ほど整理した状況を詳しく伝え、「スイッチが故障してしまったので、修理をお願いしたいのですが、どうすればよろしいでしょうか?」と、今後の対応について指示を仰ぎましょう。
業者を手配してもらう(または自分で手配する許可を得る)
多くの場合、管理会社が付き合いのある指定の電気工事業者を手配してくれます。その場合は、業者から連絡が来るのを待ち、修理日時の調整を行ってください。
もし、「ご自身で業者さんを探して、見積もりを取ってからまた連絡をください」などと言われた場合は、その指示に従って業者を探しましょう。
その際も、必ず「◯◯という業者に依頼しようと思いますが、よろしいでしょうか?」と、事前に確認を取っておくとより安心です。
修理作業に立ち会う
修理の当日は、作業に立ち会う必要があります。作業員の方に不具合の状況を改めて説明し、作業が完了したら、正常に動作するかを必ずその場で一緒に確認しましょう。
この手順をしっかりと踏むことで、費用負担に関する認識のズレなどを防ぎ、円満に問題を解決することができるはずです。
スイッチが戻らない、陥没した時の原因
スイッチを押しても「カチッ」という小気味良い手応えがなく、スカスカした感触でスイッチが戻ってこない、あるいはグラグラして壁の中に少し沈み込んで(陥没して)しまっている。

こうした症状は、スイッチの故障の中でも非常によくあるケースです。
この主な原因は、スイッチ内部にある、ON/OFFを切り替えるための「バネ(スプリング)」や、その周辺のプラスチック製の部品が、長年の繰り返しの使用によって摩耗したり、破損したりしていることにあります。
スイッチは毎日何度も押される部品なので、10年、15年と使っているうちに、どうしても物理的に劣化してしまうんですね。
このようなスイッチのバネ故障に関する詳しい費用や修理内容については、以下の『スイッチが戻らない・手応えがない原因と修理交換費用の目安』の記事をご覧ください。
この状態を「まだ電気はつくから」と放置しておくのは、あまりおすすめできません。
内部で破損した部品が接触不良を起こし、照明がチカチカと点滅したり、最悪の場合、ショートして火花が出る危険性もゼロではないからです。
原因はスイッチ本体の物理的な破損なので、修理方法としては部分的な補修ではなく、スイッチ本体を新しいものにまるごと交換する必要があります。
換気扇が止まらない!故障の原因は?
「トイレの換気扇のスイッチを切ったはずなのに、なぜかウィーンという音が止まらず、ずっと回り続けている…」こんなご相談も、お客様からよくいただきます。
この不可解な現象には、主に2つの原因が考えられます。
①遅れ停止スイッチ(タイマースイッチ)の内部故障
最近のトイレの換気扇には、スイッチを切ってからもしばらくの間(数分程度)換気を続け、その後自動で停止する「遅れ停止機能」付きのスイッチが採用されていることが多いです。
これは、用を足した後の臭いをしっかり排出するための便利な機能なのですが、このスイッチ内部にあるタイマー回路が故障してしまうと、「換気扇を止めなさい」というOFFの信号を送れなくなり、結果として換気扇が24時間回り続けてしまう、という事態が発生します。
この場合は、原因がスイッチ側にあるため、スイッチ本体を交換することで症状は改善されます。
⓶換気扇本体の電子回路の故障
可能性としては低いですが、スイッチは正常で、換気扇本体に内蔵されているモーターを制御する電子回路が故障してしまっているケースも考えられます。
換気扇が止まらないトラブルの原因や対処法については、以下の『トイレの換気扇が止まらない原因と対処法・修理費用』の記事でさらに詳しく解説しています。
どちらが原因なのかを特定するには、私たちのような専門家による点検が必要です。
テスターという専門の道具を使って、スイッチまで正常に電気が来ているか、スイッチから正常に信号が出ているかなどを調べることで、原因の切り分けを行います。
経験上、ほとんどの場合は①のスイッチ側の故障であることが多いですね。
パナソニック製スイッチの種類と特徴
スイッチを交換するなら、せっかくだからどんな種類があるのか知りたい、という方もいらっしゃるかと思います。
国内の住宅用配線器具では、パナソニックの製品が広く普及しており、交換時も同社シリーズを選ぶケースが多いです。ここでは、代表的な2つのシリーズをご紹介しますね。
コスモシリーズワイド21

おそらく、現在最も広く普及しているのが、この「コスモシリーズワイド21」でしょう。
その名の通り、スイッチの操作面が広くて押しやすい「ワイドハンドル」が特徴で、お子様からお年寄りまで、誰にでも使いやすいユニバーサルデザインの思想が取り入れられています。
デザインは非常にシンプルでどんな壁紙にも馴染みやすく、機能面でもほたるスイッチやパイロットスイッチ、人感センサーなど、あらゆるニーズに対応する豊富なラインナップが揃っている、まさに「定番」と言えるシリーズです。
(出典:パナソニック 公式:コスモシリーズワイド21(商品ラインアップ) 閲覧日:2026年2月12日)
なお、スイッチ交換と合わせて照明器具の交換も検討されている方は、工事が必要なケースについて解説した『LED照明交換はDIYできる?工事が必要なケースと判断ポイント』の記事も併せてご覧ください。
アドバンスシリーズ

もう少しデザインにこだわりたい、インテリアとの調和を重視したい、という方から絶大な人気を誇るのが、この「アドバンスシリーズ」です。
無駄を削ぎ落としたフラットなフォルムと、上品なマット仕上げの質感が特徴で、空間全体をモダンで洗練された印象に引き上げてくれます。
操作性も非常にスマートで、軽いタッチでON/OFFの切り替えが可能です。また、アドバンスシリーズには「リンクプラス」など、スマートフォンと連携して照明をコントロールできるタイプもあります。
宅内でのスマホ操作に対応し、外出先からの遠隔操作やスマートスピーカー連携を行う場合は、別売の無線アダプタが必要になります。
(出典:パナソニック アドバンスシリーズ リンクプラス 閲覧日:2026年2月12日)
価格はコスモシリーズよりも少し上がりますが、スイッチという小さなパーツを変えるだけで、空間の質が格段に向上することを実感できるシリーズだと思います。
交換工事の際に、「こんな機能のスイッチにしたい」「アドバンスシリーズに変えたい」といったご希望があれば、ぜひ遠慮なく業者さんに伝えてみてください。
設置可能かどうかを確認した上で、最適な製品を提案してくれるはずですよ。
まとめ:トイレスイッチ交換時の費用と注意点

さて、ここまでトイレのスイッチを交換する費用や注意点について、様々な角度から詳しく解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
最後に、これだけは押さえておいてほしいという大切なポイントを、もう一度まとめておきますね。
- スイッチ交換の費用相場は、依頼先やスイッチの種類にもよりますが、工事費・部品代込みで8,000円~15,000円程度が一般的な目安です。
- 業者によって料金やサービス内容、技術力は様々。可能であれば複数の業者から見積もりを取って、内容を比較検討するのがおすすめです。
- 賃貸物件の場合は、故障に気づいたらまず最初に管理会社か大家さんに連絡する、という手順を必ず守ってください。
- スイッチの交換作業は「電気工事士」の資格が必須です。感電や火災のリスクが伴うため、絶対にDIYは行わず、必ずプロに依頼しましょう。
横浜・川崎・東京都南部エリアで業者をお探しの方へ
トイレのスイッチ交換は、電気工事の中では比較的小さな工事かもしれません。
しかし、毎日使う場所だからこそ、そして何よりも電気という目に見えないものを扱うからこそ、安全が第一です。
費用はもちろん大切な判断基準ですが、それ以上に、何かあった時にきちんと対応してくれる、安心して長くお付き合いできる信頼できる業者を選ぶことが、最終的には一番重要なのではないかなと、私は常々考えています。
私たち横浜電気工事レスキューでは、横浜市・川崎市・東京都とその周辺エリアを中心に、スイッチ1つの交換から、コンセントの増設、ブレーカーのトラブルまで、皆様のお住まいの電気に関するお困りごとに、地域密着で迅速に対応しています。
費用に関するご相談や、まずは概算だけでも知りたいといったお問い合わせも大歓迎です。
お見積もりは無料ですので、何かお困りのことがあれば、いつでもお気軽にご連絡ください。


