マンションでダウンライトを後付けする費用は?相場と注意点を解説

こんにちは。横浜市を拠点に活動しております、横浜電気工事レスキューの主任電気工事士「天谷(あまたに)富士夫」です。
「リビングの大きなシーリングライト、なんだか圧迫感があるんだよな…」「お洒落なカフェみたいに、天井がすっきりしたダウンライトに憧れる」「キッチンの手元や部屋の隅がもう少し明るかったら、もっと快適なのに…」そんな風に感じた経験はありませんか?
ダウンライトは、天井に埋め込むことで空間をフラットに見せ、お部屋全体を広く、そして洗練された印象に変えてくれる素晴らしい照明器具ですよね。
複数のライトを配置すれば、明るさにムラがなくなり、まるでホテルのような上質な光の空間を演出することも可能です。
ただ、いざ「後付けしたい!」と思っても、やはり一番に頭をよぎるのは費用のことではないでしょうか。
「ダウンライトの後付けって、一体いくらかかるんだろう?」「どんな工事が必要で、うちのマンションの天井でも本当にできるのかな?」「特に賃貸だけど、勝手に工事して大丈夫?」といった具体的な疑問や、DIYで挑戦できるのか、デメリットはないのか、
信頼できる業者をどうやって見つければいいのか…など、考え始めると次から次へと不安が出てくるお気持ち、よく分かります。
この記事では、これまで数多くのマンションで照明工事に携わってきたプロの電気工事士である私の視点から、ダウンライト後付けに関するあらゆる疑問にお答えしていきます。
費用のリアルな内訳から、後悔しないための業者選び、そして知っておくと得する器具選びのコツまで、専門的な内容をできるだけ噛み砕いて、分かりやすく解説していきますね。
この記事を最後まで読んでいただければ、漠然とした不安が解消され、自信を持って理想の照明計画への第一歩を踏み出せるはずですよ。
記事のポイント
- マンションでのダウンライト後付けにかかる費用相場と詳細な内訳
- 悪徳業者を避け安心して任せられる優良業者の見極め方と比較のコツ
- 後悔しないために後付け工事で絶対に押さえておきたい重要な注意点
- 部屋の価値を最大化する費用対効果の高い器具選びとプランニング
- 1. マンションでのダウンライト後付け費用の相場と内訳
- 1.1. 工事費用の相場と詳しい内訳
- 1.2. 1灯を増設する場合の費用の目安
- 1.3. 正確な見積もりを取るためのコツ
- 1.3.1. プロが見ている!見積もり前の現場調査チェックポイント
- 1.4. 信頼できる業者の選び方と比較方法
- 1.4.1. 「電気工事士」の国家資格を保有しているか
- 1.4.2. 建設業許可や賠償責任保険への加入状況
- 1.4.3. 豊富な実績と正直な評判
- 1.4.4. コミュニケーションが丁寧で分かりやすいか
- 1.5. 賢く費用を抑える方法はあるのか
- 1.5.1. 複数箇所・複数工事をまとめて依頼する
- 1.5.2. 機能と価格のバランスが良い器具を選ぶ
- 1.5.3. 相見積もりで「適正価格」を知る
- 1.5.4. 【警告】ダウンライト後付けのDIYは絶対にやめてください!
- 1.6. 賃貸物件での後付け工事は可能か?
- 2. 失敗しないマンションでのダウンライト後付けとその費用対効果
- 2.1. 一体型と交換型、どちらを選ぶべきか
- 2.1.1. 一体型(照明器具とLED光源が一体化しているタイプ)
- 2.1.2. 交換型(従来の電球のように、LEDランプだけを交換できるタイプ)
- 2.2. 人気のLED調光・調色機能とは?
- 2.2.1. 調光機能:光の「明るさ」を自在に操る
- 2.2.2. 調色機能:光の「色味」をシーンに合わせて変える
- 2.3. パナソニック製ダウンライトの特徴
- 2.4. 明るさの基準、60Wと100Wの違い
- 2.5. リニューアルプレートの便利な使い方
- 2.6. マンションのダウンライトを後付けする費用で後悔しないために
マンションでのダウンライト後付け費用の相場と内訳
それでは早速、皆さんが最も気になっているであろう、お金の話から具体的に掘り下げていきましょう。
マンションにダウンライトを後付けする場合、実際にどれくらいの費用を見込んでおけば良いのか。そのリアルな相場観と、価格の内訳について、プロの視点から詳しく解説していきますね。
工事費用の相場と詳しい内訳

マンションの天井に、新しくダウンライトを1灯設置する場合の費用相場は、おおよそ1灯あたり25,000円~50,000円前後が一つの目安になるかなと思います。
この金額には、ダウンライト本体の価格と、取り付けに必要な工事費がすべて含まれています。「同じ1灯なのに、なんでこんなに価格に幅があるの?」と疑問に思いますよね。
それは、ダウンライトの後付け工事が、お部屋の状況やお客様のご要望によって内容が大きく変わる、いわばオーダーメイドに近いものだからです。工事費用は、様々な作業費の積み重ねで決まります。その主な内訳を見てみましょう。

| 項目 | 費用目安(1箇所あたり) | 具体的な作業内容と価格変動の要因 |
|---|---|---|
| ダウンライト器具本体 | 3,000円~15,000円 | 最も価格差が出やすい部分です。シンプルな点灯のみのタイプは安価ですが、明るさや色を調整できる「調光・調色機能」付きのモデルや、演色性(色の再現度)が高いもの、デザイン性の高いものは価格が上がります。 |
| 天井の開口工事 | 3,000円~5,000円 | ダウンライトを埋め込むための穴を、天井に専用工具で正確に開ける作業です。天井材が一般的な石膏ボードであればこの範囲ですが、硬い材質の場合や二重天井の構造が複雑な場合は、若干費用が加算されることもあります。 |
| 電気配線工事 | 15,000円~25,000円 | 工事の心臓部であり、電気工事士の専門技術が最も必要とされる部分です。近くの照明やスイッチから電源を分岐させるのが一般的ですが、天井裏の構造によっては壁の中に配線を通したり、分電盤から新たに専用線を引いたりする必要があり、その距離と難易度によって費用が変動します。 電気容量が足りない場合の考え方は、『ご家庭の電気容量不足を解消するアンペア変更工事例』の施工事例も参考になります。 |
| スイッチ増設・交換 | 5,000円~15,000円 | 新しくダウンライト用の壁スイッチを設置する場合や、調光・調色機能を使うために既存のスイッチを対応品に交換する場合に発生します。壁内の配線工事を伴うため、こちらも専門作業となります。 スイッチ工事の費用相場や、依頼先の選び方は『電気のスイッチ修理はどこに頼む?業者選びと費用相場をプロが解説』も参考になります。 |
| 出張費・諸経費 | 3,000円~10,000円 | 業者の事務所から現場までの交通費やコインパーキング代、そして作業時に床や家具を保護するための養生費用などが含まれます。複数箇所をまとめて依頼すると、この部分が割安になります。 |
1灯を増設する場合の費用の目安

「すでにいくつかダウンライトが付いているけど、部屋の隅が暗いからもう1灯だけ増やしたい」といったケースもよくご相談いただきます。
このような増設工事の場合、既存のダウンライトの配線が近くにあれば、そこから電源を分岐させてくることができるため、新規で設置するよりも工事の手間が省け、費用を抑えられる可能性が高いですね。
増設工事の費用感や、DIYがNGになるケースの整理は、こちらでも具体例つきで解説しています。『埋め込みダウンライトの交換費用|DIYの可否と業者の料金を解説』
具体的には、分電盤から新たに線を引いてくる大掛かりな配線工事が不要になる分、総額で5,000円から10,000円ほど安くなるイメージを持っておくと良いかもしれません。ただし、これも「天井裏の状況次第」というのが正直なところです。
既存の配線と増設したい場所の間に、天井を支える「梁(はり)」などの構造物があると、それを迂回して配線する必要があり、かえって手間がかかる…なんてことも。簡単に分岐できるかどうかが、費用の分かれ目になりますね。
正確な見積もりを取るためのコツ

工事が終わった後で、「話が違う!」「こんなに追加料金がかかるなんて聞いてない!」といった金銭トラブルを避けるために、工事前の「正確な見積もり」は絶対に欠かせません。その最大のコツは、必ず業者に現場調査に来てもらうこと、これに尽きます。
電話やメールだけで伝えられる金額は、あくまでも過去の事例に基づいた「概算」に過ぎません。それは、お医者さんが問診票だけで病名を判断するようなもので、非常に不正確です。
私たちプロは、実際に現場を拝見することで、お部屋の構造や電気の状況を正確に診断し、初めて精度の高い見積もりを作成できるのです。
プロが見ている!見積もり前の現場調査チェックポイント
天井裏の懐(ふところ)と構造
ダウンライト本体が収まるだけの深さがあるか、断熱材や梁などの障害物がないかを確認します。これが、設置できる器具の種類や場所を左右する最も重要な要素です。
既存の配線ルートと状態
どこから電源を持ってくるのが最も効率的で安全か、配線の劣化状況は問題ないかなどをチェックします。
分電盤(ブレーカー)の空き容量
新しい照明回路を追加できるだけの空きが分電盤にあるかを確認します。空きがない場合は、分電盤自体の改修が必要になることもあります。
容量不足や分電盤まわりの確認ポイントは、『分電盤アンペア数の確認と最適な選び方!変更工事の費用や注意点を解説』でより詳しく整理しています。
設置希望のダウンライトの種類と個数
お客様が希望する器具(調光機能の有無など)と、その明るさに応じて最適な配置プランをご提案するためにヒアリングします。
スイッチの位置と種類
どこにスイッチを設けるのが使いやすいか、壁の構造的に設置可能か、現在のスイッチを流用できるかなどを確認します。
これらの詳細な調査に基づいた見積書は、工事の設計図とも言えるものです。その際、「工事一式」といった大雑把な表記ではなく、「どの作業に」「どの部材が」「単価いくらで」「いくつ必要か」が項目ごとに細かく記載されているかを必ずチェックしてください。
透明性の高い見積書を提出してくれる業者は、それだけ誠実な仕事をしてくれる可能性が高いと言えるでしょう。
信頼できる業者の選び方と比較方法
ダウンライトの後付けは、天井に穴を開け、壁の中の電気配線を触る、非常に専門的で危険を伴う工事です。
業者選びを間違えてしまうと、施工不良による不点灯はもちろん、最悪の場合、漏電や火災といった取り返しのつかない事故に繋がる恐れもあります。
大切なご自宅とご家族の安全を守るためにも、以下のポイントをしっかりと確認し、信頼できる業者を選んでください。
「電気工事士」の国家資格を保有しているか
これは絶対的な最低条件です。コンセントやスイッチ、照明器具の配線工事は、「第二種電気工事士」以上の国家資格を持つ者でなければ行ってはならないと法律で厳しく定められています。
これは私たちの仕事の根幹をなす大前提であり、安全な電気工事を行うための知識と技能を国が認めた証です。(参考:e-Gov法令検索『電気工事士法』)
会社のウェブサイトに資格保有者の記載があるか、見積もり時に担当者に資格証の提示を求めるなどして、必ず確認しましょう。
建設業許可や賠償責任保険への加入状況
万が一、工事中に誤って壁や床を傷つけてしまった、といった物損事故や、施工後の不具合が原因でトラブルが発生した場合に備えて、「損害賠償責任保険」に加入しているかは、必ず確認したいポイントです。
また、建築一式工事以外の建設工事は、工事1件の請負代金が500万円未満(消費税等を含む)であれば「軽微な建設工事」とされ、500万円以上の工事を請け負って営業する場合は原則として建設業許可が必要とされています。
「建設業許可(電気工事業)」を取得している会社は、信頼性を判断する一つの材料になります。(参考:国土交通省「建設業の許可とは」)
豊富な実績と正直な評判
その業者のウェブサイトに、具体的な「施工事例」が数多く掲載されているかを確認しましょう。
写真が豊富で、どのような工事をいくらで行ったのかが明記されていれば、技術力や価格の透明性を判断する良い材料になります。
また、Googleマップの口コミや地域の評判サイトなどで、実際に利用した人の正直な声を確認するのも非常に有効な手段です。
コミュニケーションが丁寧で分かりやすいか
見積もり時の担当者の対応は、その会社の姿勢を映す鏡です。専門用語を並べ立てるのではなく、こちらの質問や不安に対して、一つひとつ丁寧に、素人にも分かりやすい言葉で説明してくれるか。
メリットだけでなく、デメリットやリスクについても正直に話してくれるか。そうしたコミュニケーションを通じて、「この人になら安心して任せられる」と心から思えるかどうかが、実は非常に重要な判断基準になります。
そして、業者を選ぶ際には、できれば2~3社から相見積もりを取ることを強くお勧めします。目的は、単に一番安い業者を見つけることではありません。
各社の見積もり内容(工事範囲、使用部材など)や提案内容、担当者の対応を多角的に比較することで、その工事の適正な価格帯が見えてきますし、各社の強みや考え方の違いも理解できます。
最終的に、価格、技術、信頼性のバランスを総合的に判断し、ご自身が最も納得できる一社に依頼することが、後悔しないための最善の道ですよ。
賢く費用を抑える方法はあるのか
「品質や安全は妥協したくないけど、できることなら少しでも費用は抑えたい…」というのが、皆さんの正直な気持ちだと思います。もちろん、賢くコストを抑えるためのいくつかの方法がありますよ。
複数箇所・複数工事をまとめて依頼する
例えば、リビングのダウンライト増設と、廊下の照明交換、キッチンのコンセント増設など、複数の電気工事を一度にまとめて依頼する方法です。
工事が複数に分かれても、出張費や駐車料金、現場の養生といった諸経費は一回分で済みます。また、業者側も効率よく作業を進められるため、総額から「おまとめ割」のような形で値引きをしてくれるケースが多いですね。
機能と価格のバランスが良い器具を選ぶ
調光・調色機能付きのダウンライトは非常に便利で魅力的ですが、その分、器具本体と対応スイッチの価格が上がります。本当にその機能が全ての場所で必要か、一度立ち止まって考えてみましょう。
例えば、家族が集うリビングは高機能なものを、あまり長時間使わない廊下や納戸はシンプルなON/OFFのみの安価な器具にするなど、メリハリをつけることで、全体のコストを効果的に削減できます。
相見積もりで「適正価格」を知る
先ほども触れましたが、これは非常に重要です。複数の業者から見積もりを取ることで、その工事内容に対する世間一般の「適正価格」が見えてきます。
これにより、一社だけの見積もりでは気づけない、不当に高額な請求をしてくる業者を自然と避けることができます。価格交渉の材料にするというよりは、むしろ「信頼できる業者を適正価格で選ぶためのものさし」と考えるのが良いでしょう。
【警告】ダウンライト後付けのDIYは絶対にやめてください!

最近はインターネットや動画サイトで、DIYによる電気工事の情報を見かけることがありますが、電気配線を伴うダウンライトの設置工事は、法律で定められた電気工事士の資格を持つプロにしか許可されていません。
無資格者による工事は、配線の接続不良や絶縁処理の不備から、漏電やショートを引き起こし、火災や感電といった、命に関わる重大な事故に直結する極めて危険な行為です。
万が一、無資格工事が原因で火災などの事故が発生した場合、契約内容や原因認定によっては火災保険の補償対象外となることがあります。
費用を節約したいというお気持ちは理解できますが、安全という何物にも代えがたい価値を守るため、必ず専門の電気工事業者に依頼してください。
(参考:電気工事の安全|経済産業省)
賃貸物件での後付け工事は可能か?

賃貸マンションやアパートにお住まいの場合、話は少し慎重に進める必要があります。結論から申し上げますと、大家さんや管理会社に無断で工事を行うのは絶対にNGです。
ダウンライトの後付け工事は、天井に穴を開け、壁の中に配線を通すなど、建物の構造そのものに手を加える「造作」行為にあたります。
ほとんどの賃貸契約では、このような建物の現状を変更する行為は禁止されており、無断で行った場合、重大な契約違反とみなされます。
その結果、退去時に高額な「原状回復費用」を請求されたり、深刻なトラブルに発展したりする可能性があります。
(参考:住宅:「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」について|国土交通省)
ですが、諦めるのはまだ早いかもしれません。どうしてもダウンライトを設置したい場合は、必ず事前に大家さんや管理会社に相談し、書面で工事の許可を得るという正規のステップを踏みましょう。
「退去時には、こちらの費用負担で責任を持って元に戻します」という条件を提示することで、許可が下りるケースは少なくありません。
また、非常に稀なケースではありますが、照明設備のグレードアップが物件の資産価値向上に繋がると大家さんが判断し、工事費用の一部を負担してくれる、なんてこともあり得ます。
まずはダメ元でも、丁寧に相談してみることが、夢を実現するための第一歩ですね。
失敗しないマンションでのダウンライト後付けとその費用対効果
さて、ここまでは主に費用や業者選びといった、工事前の準備段階のお話をしてきました。
ここからは、さらに一歩踏み込んで、「せっかく費用をかけて工事したのに、なんだかイメージと違った…」という後悔をしないために、費用対効果を最大化するダウンライトの器具選びのポイントや、知っておくべき専門知識についてお話ししていきたいと思います。
一体型と交換型、どちらを選ぶべきか
現在の主流であるLEDダウンライトには、大きく分けて「一体型」と「交換型(セパレート型)」という2つのタイプが存在します。
それぞれにメリット・デメリットがあり、どちらが良いかは、あなたのライフプランや照明に対する考え方によって変わってきます。それぞれの特徴をしっかり理解し、ご自身に合ったタイプを選びましょう。
一体型(照明器具とLED光源が一体化しているタイプ)
メリット
- 本体価格が交換型に比べて比較的安い
- デザインのバリエーションが豊富で、薄型などスタイリッシュな製品が多い
- 器具全体の気密性を高めやすく、断熱材施工天井(SB形)への対応品が主流
デメリット
- LEDの寿命が尽きた際、器具ごと交換する必要がある(電気工事が必要)
- 長期的に見ると、器具ごとの交換費用がかさむ可能性がある
こんな方におすすめ
- 初期費用をできるだけ抑えたい方
- 10年前後でリフォームや住み替えを考えている方
- デザイン性を重視したい方
交換型(従来の電球のように、LEDランプだけを交換できるタイプ)
メリット
- 電球形LEDランプを採用する交換型であれば、ランプが切れても自分で交換しやすい
- 器具本体はそのまま使えるため、ランニングコストを抑えやすい
- 将来的に、光の色や明るさを変えたい時にランプ交換だけで対応できる(※器具の新設・配線工事は有資格者の作業が必要です)
デメリット
- 器具本体の価格が一体型よりも高い傾向にある
- 一体型に比べると器具に厚みが出やすく、デザインの選択肢がやや限られる
こんな方におすすめ
- 一度設置したら長く使い続けたい方
- メンテナンスの手軽さを重視する方
- 将来、ライフスタイルの変化に合わせて光を調整したい方
LEDは長寿命な製品が多く、例えば電球形LEDランプでは定格寿命40,000時間以上が基準として示されることもあります。
ただし、寿命は器具・光源の種類や使用環境で異なるため、最終的には各製品仕様(定格寿命)で確認するのが確実です。(参考:グリーン購入法(電球形LEDランプの基準例)|Panasonic)
照明器具交換の実際の流れや注意点は、『浴室照明の器具交換事例(夜間対応)』の施工事例も参考になります。『浴室照明の器具交換事例(夜間対応)』
人気のLED調光・調色機能とは?

最近の照明計画において、もはやスタンダードとなりつつあるのが、この「調光」と「調色」という二つの便利な機能です。言葉は似ていますが、役割は全く異なります。
調光機能:光の「明るさ」を自在に操る
これは、専用のスイッチを使って、光の明るさを100%から1%~5%程度まで無段階に調整できる機能です(下限調光率は製品により異なります)。
例えば、家族みんなで食事をするときは100%の明るさで、食後に夫婦でお酒を飲みながら語らう時間は30%の落ち着いた明るさに、深夜に少しだけ明かりが欲しいときは5%の常夜灯代わりに…
といったように、生活のシーンに合わせて最適な明るさを演出できます。
調色機能:光の「色味」をシーンに合わせて変える
これは、光の色そのものを変えることができる機能です。
朝の目覚めの時間や、勉強・仕事に集中したいときは、脳を覚醒させる青みがかった爽やかな光「昼光色」に。日中の活動時間や、食事を美味しく見せたいときには、太陽光に近い自然な光「昼白色」に。
そして、夜のリラックスタイムや就寝前には、心と体を落ち着かせる暖色系の温かい光「電球色」に切り替えることができます。
これらの調光・調色機能が搭載されたダウンライトを導入すれば、一つの照明、一つの部屋でありながら、時間帯や気分、活動内容に合わせて、何通りもの空間演出が可能になります。
初期費用はシンプルな器具に比べて少し上がりますが、それ以上に日々の暮らしの質(QOL)を劇的に向上させてくれる、非常に費用対効果の高い投資だと私は考えています。ぜひ検討してみてください。
パナソニック製ダウンライトの特徴

世の中には星の数ほど照明メーカーがありますが、私たち電気工事のプロがお客様から「おすすめのメーカーは?」と聞かれた際に、まず名前を挙げることが多いのが、やはりパナソニック製品ですね。
その理由は、長年の実績に裏打ちされた品質の高さと信頼性はもちろんのこと、なんといってもその圧倒的なラインナップの豊富さにあります。
例えば、パナソニック独自の技術で、モノ本来の色をより美しく、鮮やかに見せる高演色な「美ルック」シリーズは、ダイニングテーブルの上や、お気に入りのアートを飾る壁面などに最適です。
また、天井から音楽が降り注ぐというユニークな体験を提供する「スピーカー付ダウンライト」は、配線を増やすことなく、すっきりとした見た目のままシアターのような臨場感を手に入れられます。
このように、基本的な性能が高いのはもちろんのこと、暮らしを豊かにする付加価値を持った製品が数多く揃っているのがパナソニックの強みです。
「どれを選べばいいか迷ったら、まずはパナソニックのカタログを見てみる」というのが、失敗しない器具選びの一つの正解と言えるかもしれません。
もちろん、お客様のご予算やデザインのお好みに合わせて、大光電機(DAIKO)やオーデリック(ODELIC)といった、他の優れたメーカーの製品もご提案しますので、ご安心くださいね。
明るさの基準、60Wと100Wの違い
ダウンライトを選ぶ際、「60W相当」や「100W相当」といった表記をよく目にしますよね。これは、かつての白熱電球の明るさを基準にした、あくまで「明るさの目安」です。
実際のLEDの消費電力(W数)はもっとずっと小さく、省エネ性能が非常に高いんですよ。
より正確な明るさを知るためには「lm(ルーメン)」という単位を確認するのが基本です。このルーメンの数値が大きければ大きいほど、その照明は明るいということになります。
- 60W相当(60形相当)の目安
全光束は810lm以上が一つの基準です(製品により差があります)。 - 100W相当(100形相当)の目安
全光束は1520lm以上が一つの基準です(製品により差があります)。
(参考:ルーメンとワットの違い(60形:810lm以上/100形:1520lm以上)|Panasonic)
お部屋全体の明るさは「畳数×ルーメン」でざっくり計算されることがあります。例えば、LDKのようにしっかり明るさを確保したい空間では、1畳あたり300~400lmを目安にする考え方もあります。
ただし、正確には照度(lx)などの条件で変わるため、最終的には器具の仕様や照度基準も踏まえて計画するのがおすすめです。(参考:照度計算と照度基準(JIS参照)|Panasonic)
リニューアルプレートの便利な使い方
「もともと天井の真ん中に付いていた、大きな丸いシーリングライトをダウンライトに替えたい。
でも、ライトを外した後の天井の跡がくっきり残ってしまわないか心配…」というご相談を非常によくいただきます。そんな時に絶大な効果を発揮してくれるのが「リニューアルプレート」という便利な部材です。
これは、既存の照明器具を外した後に天井に残ってしまう取り付け跡や、日焼けによる色の違い、ビスを開けた穴などを、一枚の大きな化粧プレートですっぽりと覆い隠してくれる優れものなんです。
このプレートの中心部分に、新しく設置するダウンライトのサイズの穴が開いているため、まるで元からそういうデザインであったかのように、きれいにダウンライトへ交換することができます。
もしこのプレートを使わないとなると、天井のクロス(壁紙)を全面的に張り替える必要が出てきてしまい、工事の規模も費用も時間も大幅に膨らんでしまいます。
リニューアルプレートを活用すれば、そうした大掛かりな内装工事をすることなく、最小限のコストで美しい仕上がりを実現できるのです。
シーリングライトからの交換を検討している方は、ぜひこのアイテムの存在を覚えておいてくださいね。
マンションのダウンライトを後付けする費用で後悔しないために
最後に、この記事の総まとめとして、私が一番お伝えしたい大切なメッセージです。マンションでのダウンライト後付け工事で後悔しないために最も重要なことは、目先の費用だけで安易に業者を決めないということです。
相場よりも極端に安い見積もりには、必ず裏があります。法律で定められた安全基準を守らない手抜き工事をされたり、耐久性の低い粗悪な部材を使われたり、経験の浅い作業員が担当になったり…。
最初は安く見せかけておいて、工事が始まってから何かと理由をつけて高額な追加請求をしてくる、といった悪質なケースも後を絶ちません。
ダウンライトは、一度設置したら10年、あるいはそれ以上、毎日あなたの暮らしを照らし続ける大切なパートナーです。
ほんの少し初期費用が高くなったとしても、確かな技術と誠実な対応をしてくれる信頼できる業者に、しっかりと責任を持った工事をしてもらうこと。
それが、長い目で見たときに一番の節約になり、何よりも「この照明にして本当に良かった」という日々の暮らしの満足度に繋がる、最高の投資だと私は確信しています。
横浜・川崎・東京都南部エリアで業者をお探しの方へ
私たち横浜電気工事レスキューでは、お客様一人ひとりとの対話を何よりも大切にしています。
あなたのご要望やライフスタイルをじっくりとお伺いし、プロとして現場の状況を正確に診断した上で、ご家族にとって最も快適で安全な照明プランと、透明性の高いクリアなお見積もりをご提案することをお約束します。
照明に関するご相談やお見積もりは無料で承っておりますので、横浜市・川崎市およびその周辺エリアでダウンライトの後付けをご検討中の方は、どうぞお気軽に私たちにご連絡くださいね。



