冷蔵庫のアース線が接続できない!放置は危険?対処法をプロが徹底解説

冷蔵庫のアース線がない!プロが教える安全対策ガイド

こんにちは。横浜電気工事レスキューの主任電気工事士「天谷(あまたに)富士夫」です。

ピカピカの新しい冷蔵庫。キッチンに設置して、いざコンセントを差そうと裏側を見た瞬間、「えっ…?」と手が止まってしまった経験はありませんか?

本体から伸びる、見慣れない緑と黄色の細い線。そして壁のコンセントには、それを差し込むような場所が見当たらない…。

「これって、もしかして付けなくても大丈夫なのかな?」「でも、なんだか不安…」特に賃貸のマンションやアパートにお住まいだと、勝手に壁をいじるわけにもいかず、どうしたら良いのか本当に悩みますよね。

「アース線が短くてコンセントまで届かない」「そもそもアースって何?付け方がわからない」「もし付けなかったら、どんな危険があるの?」など、冷蔵庫のアース線がない状況には、様々な疑問や不安がつきまとうものだと思います。

アース端子を新しく付けるには工事が必要なのか、その場合の費用はどれくらいかかるのかも、もちろん気になるところですよね。

この記事では、私たち電気工事のプロが、そんな冷蔵庫のアース線に関するあらゆるお悩みを、一つひとつ丁寧に解きほぐしていきます。

ご家庭で今すぐできる対処法から、専門的な工事の話まで、誰にでも分かりやすく解説していきますので、ぜひ最後までじっくりお付き合いくださいね。

記事のポイント

  • 冷蔵庫のアース接続が絶対に必要な理由と放置した場合の危険性
  • 自宅コンセントのアース対応判別法と端子が見当たらない理由
  • 賃貸物件でも工事不要で即実践可能な具体的な安全対策
  • プロが解説するアース端子増設工事の具体的工法と費用相場

    冷蔵庫のアース線がない!その必要性とリスク

    アース線を手に持ち、コンセントに端子がないことに困惑している人のイラスト

    冷蔵庫の裏からひょろっと出ている緑色、または緑と黄色のしま模様の線(アース線)。お客様からも「これ、つながなくても動くみたいだけど、一体何のためにあるの?」と、本当に多くご質問をいただきます。

    ここでは、このアース線がなぜ必要なのか、そしてもし接続しなかった場合に、私たちの生活にどんなリスクが潜んでいるのか、基本のキからじっくりと解説していきますね。

    本当に必要か

    結論からお伝えします。冷蔵庫のアース接続は安全のために非常に重要です。

    特に水気・湿気のある場所では、取扱説明書でもアース(接地)を「必ず」行うよう案内されているケースがあります。安全に使い続けるため、設置場所の状況に合わせて確実に接地してください。

    アース線は、万が一、冷蔵庫の内部で電気が漏れてしまう「漏電」が発生した際に、その危険な電気を安全に地面へと逃がしてくれる、まさに「命綱」と呼ぶべき大切な役割を担っています。

    (参考:電気設備の技術基準の解釈|経済産業省

    漏電はなぜ起こる?

    冷蔵庫から漏電が発生している様子と、アース線が電気を地面に逃がす仕組みの図解
    画像はAI生成によるイメージであり実際のものとは異なります。

    冷蔵庫は24時間365日、休むことなく動き続ける家電です。

    長年の使用で内部の部品や電気配線の絶縁体が劣化したり、霜取りで発生する水(ドレン水)が、何らかの拍子に電気系統へ回り込んでしまったり…。

    こうしたことが原因で、電気が本来の通り道から外へ漏れ出してしまう「漏電」が起こる可能性があります。

    もしアースが接続されていない状態で漏電が発生すると、行き場を失った電気が冷蔵庫の金属製のドアや側面を伝って流れてしまいます。

    この状態は、言わば「冷蔵庫全体が電気を帯びてスタンバイしている」ようなもの。非常に危険な状態です。

    起こりうる最悪の事態

    感電している手のアイコンと、漏電による火災が発生しているイラスト

    電気が漏れている冷蔵庫に、もし濡れた手で触れてしまったら…。

    水は電気を非常に通しやすいため、体に大きな電流が流れ、激しい衝撃を受ける「感電」事故につながります。特に心臓に電流が流れると、命に関わる事態にもなりかねません。

    (参考:Vol.425 3月28日号 「新生活で気をつけるべき事故」|NITE(製品評価技術基盤機構)

    さらに、漏電した電気が原因で火花が発生し、冷蔵庫の裏に溜まったホコリなどに着火して火災を引き起こす危険性もあります。

    アース線は、こうした万が一の事故を未然に防ぐための、シンプルかつ最も効果的な安全装置なのです。

    アース線を接続しなかった場合に起こりうる感電や火災のリスクについては、以下の『アース線をつけないとどうなる?感電・火災リスクと正しい対処法』の記事でも詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

    アース線の3つの大切な役割
    • 感電防止【命を守る】
      漏電した電気を人が触れる前に地面に逃がし、致命的な感電事故を防ぎます。これが最も重要な役割です。
    • 火災防止【家を守る】
      漏電が原因で発生するショートやスパークによる火災のリスクを大幅に低減させます。
    • 機器の保護【家電を守る】
      アース(接地)は漏電時の安全確保に重要ですが、雷サージ対策としては避雷器(SPD)などのサージ保護機器と適切な接地を組み合わせるのが基本です。アースだけで雷被害を防げるとは限らないため、雷対策は分電盤側の避雷器(SPD)なども含めて検討しましょう。

    普段は何事もなく動いていると、その重要性を忘れがちですが、アース線は「もしも」の時に、あなたとご家族、そして大切な家財を守ってくれる、不可欠な存在なんですね。

    パナソニックや日立、三菱の見解

    「でも、うちの冷蔵庫は日本を代表する大手メーカー製だから、そもそも漏電なんてしないのでは?」そう思われるお気持ちもよく分かります。

    しかし、パナソニック、日立、三菱電機といった主要な家電メーカーの取扱説明書を確認すると、水気や湿気の多い場所で使う際の「アース線の接続」について、各メーカーの取扱説明書では注意喚起や接地の実施が案内されていることが多いです。

    (参考:冷蔵庫にアースは必要ですか?|日立の家電品

    これは、メーカーが取扱説明書で接地を案内していることに加え、関係する技術基準の考え方として「感電などの危険を低減するために、状況に応じて接地などの安全措置を行う」という方向性が示されているためです。

    メーカーは、関係する法令・規格・安全基準などを踏まえて製品を設計・製造し、取扱説明書で安全な使用方法を案内しています。

    つまり、メーカーの見解は「私たちの製品は最新の技術で安全に作られていますが、経年劣化や不測の事態による漏電のリスクはゼロではありません。

    そのため、設置環境に応じてアース接続(接地)を確実に行うよう、取扱説明書の指示に従ってください、という趣旨です。

    コンセントの見分け方

    それでは、ご自宅の冷蔵庫を設置したい場所のコンセントに、アースを接続できる場所があるか実際に確認してみましょう。

    アース端子付きのコンセントには、いくつか代表的な種類がありますが、見分けるのはとても簡単です。

    スクロールできます
    種類特徴見分け方・接続方法
    カバー付きタイプ最も普及している一般的なタイプです。新旧問わず多くの建物で見られます。コンセントの差し込み口の下に、プラスチック製の小さなフタが付いています。爪をかけてパカっと開けると、中にネジ式の端子が現れます。このネジをドライバーで少し緩め、アース線の先端(Y字金具)を挟み込んで、再度ネジを締めて固定します。
    ネジ締めタイプ少し古い建物に時々見られるタイプです。カバーはなく、コンセントプレートに直接ネジがむき出しになっています。このネジを緩め、アース線を巻き付けてから、しっかりと締め直します。
    ワンタッチタイプ(プッシュ式)比較的新しい建物に採用されていることが多いタイプです。カバーを開けると小さな穴が開いています。そこにアース線の先端(棒状の端子)を「カチッ」と音がするまで差し込むだけで接続が完了します。取り外す際は、横にあるボタンを押しながら引き抜きます。

    一般的に、冷蔵庫や電子レンジを置くことを想定しているキッチン周りや、洗濯機を置く脱衣所、エアコン専用コンセントなど、水回りや消費電力の大きい家電を使う場所のコンセントには、このアース端子が設置されていることが多いです。

    まずは、ご自宅のコンセントをじっくり観察してみてくださいね。

    マンションでの注意点

    「家中探してみたけど、キッチンにはアース端子が見当たらない…」というケースも、残念ながら決して珍しくありません。

    特に、築年数が古いマンションやアパートでは、キッチン付近のコンセントにアース端子が設けられていないケースがあります。

    まずは設置場所周辺のコンセント形状(アース端子の有無)を確認し、必要に応じて管理会社・大家さん、または販売店や電気工事業者へ相談してください。

    ここで絶対に、絶対にやってはいけないのが、電気の知識がないまま自己判断で「アース線の代わりになりそうな場所」に接続してしまうことです。

    これは安全対策どころか、新たな危険を生み出す極めて無謀な行為です。

    絶対に接続してはいけない場所

    ガス管、水道管、電話線にバツ印がついた、誤ったアース接続先への警告イラスト
    ガス管

    絶対にNGです。万が一漏電した際に、アース線に流れた電気の火花が、漏れたガスに引火し、大規模なガス爆発や火災を引き起こす恐れがあります。命を失う危険のある、最もやってはいけない接続先です。

    水道管

    これも危険です。昔の建物は金属製の水道管が主流でしたが、最近はほとんどが樹脂製(塩化ビニル管)に置き換えられています。樹脂は電気を通さないためアースの役割を果たしません。

    また、仮に金属管であっても、接続部が樹脂だったり、他の部屋の水道管とつながっていたりするため、隣の部屋の人を感電させてしまうなど、被害を拡大させる危険があります。

    電話線や避雷針のアース線

    電話の通信機器を故障させたり、ノイズの原因になったりします。また、避雷針のアース線は落雷の際に非常に大きな電流が流れる可能性のある場所です。

    ここに接続していると、落雷のエネルギーが逆流して冷蔵庫を瞬時に破壊し、火災を引き起こす原因となり得ます。

    アースは、正しく大地(地球)に接続されていなければ、その役割を一切果たせません。間違った接続は、お守りのつもりで爆弾を抱えるようなもの。

    かえって危険な状況を招いてしまうことを、どうか肝に銘じておいてください。

    知恵袋で見る間違ったアース接続

    窓のイラストに「FALSE(間違い)」という赤いスタンプが押されている画像

    インターネットのYahoo!知恵袋のようなQ&Aサイトを見ると、アース線がない場合の対処法として、様々な情報が飛び交っています。

    その中には、残念ながら電気工事の知識がない方による、非常に危険なアドバイスも散見されるため、細心の注意が必要です。

    例えば、「窓のアルミサッシのネジにつなげば大丈夫」「金属製のカーテンレールに巻き付ければアースの代わりになる」といった書き込みを見かけることがありますが、これらは全くの誤りであり、非常に危険な行為です。

    アルミサッシやカーテンレールは、建物の構造体(鉄骨など)と電気的に確実につながっている保証はどこにもありません。多くの場合、壁に固定されているだけで、電気的には絶縁された状態です。

    もしここにアース線をつないでしまうと、漏電した電気がサッシやレール全体に広がり、窓を開けようとした人やカーテンに触れた人が感電してしまうという、二次被害につながる可能性すらあります。

    ネット上の「やってみたら大丈夫だった」という個人の経験談は、何の安全の保証にもなりません。電気に関わることは、必ず正しい知識に基づいて、安全第一で対処するようにしてくださいね。

    冷蔵庫のアース線が接続できない時の状況別対処法

    さて、ここからはより実践的なお話です。実際にご自宅のコンセントにアース線を付ける場所がない場合に、どうすれば安全を確保できるのか、具体的な対処法を状況別にご紹介していきます。

    ご自身の状況に最も近いものからチェックして、最適な方法を見つけてくださいね。

    付ける場所がない場合

    コンセント周りをくまなく探してもアース端子が見当たらない…。

    この場合、最も安全で確実、そして根本的な解決策は、私たちのような電気工事の専門業者に依頼して「アース端子付きコンセント」を新しく設置(増設)してもらうことです。

    これがベストな方法であることは間違いありません。ただ、「賃貸物件だから勝手に工事できない」「工事となると費用や時間が気になる」といったご事情もあるかと思います。

    そのような場合の次善策として、「漏電遮断器」を設置するという方法があります。漏電遮断器とは、漏れた電流(漏電)を検知すると、自動的に電気を遮断する安全装置です。

    なお、水気・湿気の多い場所では、取扱説明書でアース(接地)に加えて漏電遮断器の設置や使用環境への注意が案内されている場合があります。

    また、技術基準の考え方としても、水気のある場所では漏電対策を講じることが重要です。

    ご家庭の分電盤(ブレーカーボックス)にメインの漏電遮断器が付いていることが多いですが、コンセントに直接差し込んで使える「コンセントタイプ」の製品も市販されています。

    アース接続ほどの確実性はありませんが、感電事故のリスクを大幅に低減させる上で、非常に有効な対策と言えるでしょう。

    プラグ型の漏電遮断器がアースの代わりになるのか、その正しい使い方や注意点については、『プラグ型漏電遮断器はアースの代わりになる?正しい使い方と注意点』の記事で詳しく解説しています。

    漏電が発生した際のブレーカーの動きや、専門家による漏電調査の実例については、以下の『漏電調査と分電盤(漏電ブレーカー)交換の施工事例』もあわせてご覧ください。

    コンセントに届かない時の工夫

    「やった!アース端子付きコンセントがあった!…と思ったら、冷蔵庫のアース線が短くて届かない!」

    これも、実は"あるある"なケースですね。冷蔵庫の置き場所とコンセントの位置が微妙に離れていると、こんな事態が起こりがちです。

    でも、ご安心ください。こんな時は、無理に冷蔵庫を動かしたり、アース線をピーンと引っ張ったりする必要は全くありません。

    解決策はとてもシンプル。ホームセンターや家電量販店の電気用品コーナー、またはネット通販で「延長用のアース線(アースコード)」を購入しましょう。

    数百円程度で手軽に入手できます。これを既存のアース線につなぎ、コンセントのアース端子まで延長すれば問題は解決です。

    アース線の延長方法

    2本のアース線を中継端子で接続している様子
    画像はAI生成によるイメージであり実際のものとは異なります。

    接続は特に難しい作業ではありません。まず、冷蔵庫本体のアース線と延長用アース線は、接地線用の中継端子(圧着スリーブ/専用コネクタ等)など、適合する接続部材で確実に接続します。

    接続部は露出しないよう、部材の絶縁カバー等で確実に保護してください。作業に不安がある場合は、販売店または電気工事士に依頼しましょう。

    あとは、延長したアース線の先端を、コンセントのアース端子にドライバーなどを使って確実に取り付けてください。

    賃貸物件でできる工事不要の対処法

    賃貸マンションやアパートにお住まいで、お部屋にアース端子が見当たらない場合、勝手に壁に穴を開けて工事をするわけにはいきませんよね。このような状況で、まず最初に試していただきたいアクションは、管理会社や大家さんに連絡して相談することです。

    「新しく購入した冷蔵庫を安全に使いたいので、アース端子付きコンセントを設置してもらえませんか?」と正直に伝えてみましょう。アースは入居者の安全に関わる重要な設備です。

    そのため、話がスムーズに進み、大家さん側の負担で工事を行ってくれるケースも意外と少なくありません。まずは諦めずに、一度問い合わせてみることを強くおすすめします。

    賃貸物件でアース端子がない場合の対処法や、具体的な交渉のポイントなどについては、以下の『賃貸でアース端子がないときの安全な対処法(工事できない場合の選択肢)』の記事も参考にしてみてください。

    もし、工事の許可が下りなかったり、すぐに対応してもらえなかったりした場合は、工事不要で安全対策ができる便利なアイテムを活用するのが現実的な選択肢となります。

    賃貸でもOK!「漏電保護タップ」という強い味方

    コンセントに差し込むタイプの緑色の漏電保護タップの製品イメージ
    画像はAI生成によるイメージであり実際のものとは異なります。

    工事ができない場合の最もおすすめな対策が、漏電遮断機能を内蔵した電源タップ(延長コード)、通称「漏電保護タップ」や「漏電保護コンセント」と呼ばれる製品を使用することです。

    これを壁のコンセントに差し込み、そこへ冷蔵庫の電源プラグを接続するだけで設置は完了。

    万が一、冷蔵庫で漏電が起きた際には、タップが異常を検知して瞬時に電気を遮断してくれるため、感電のリスクを大幅に減らすことができます。

    価格も3,000円~5,000円程度で購入できるものが多く、引越しの際にも持って行けるので、賃貸住宅にお住まいの方にとっては非常に手軽で効果的な安全対策です。

    ただし、延長コードやタップの不適切な使用は、かえって危険を招くこともあります。

    たこ足配線による火災リスクについては、以下の『延長コード・たこ足配線が招くコンセント焼損と火災リスク』の記事でも注意を呼びかけています。

    アース端子を後付けする工事の内容

    持ち家にお住まいの方や、大家さんから工事の許可を得られた場合、アース端子の増設工事はどのような流れで行われるのでしょうか。

    私たちプロが行うアース工事は正式には「接地工事」と呼ばれ、建物の構造や電気配線の状況によって、いくつかのパターンに分かれます。

    工事の内容

    最も一般的なのは、分電盤の中や、浴室・洗面所など、すでにアース線(接地線)が来ている場所から、新しいアース線を分岐させて目的のコンセントまで配線する方法です。

    壁の内部に配線を通す「隠ぺい配線」ができれば見た目もスッキリしますが、壁の構造によっては、壁の表面に「配線モール」というカバーを使って線を露出で設置することもあります。

    一方で、建物自体にアース線が引き込まれていない古いお家などの場合は、屋外の地面に「アース棒(接地極)」という長さ0.6m~1.5m程度の金属の棒を深く打ち込み、そこからアース線を新規に屋内へ引き込むという、少し大掛かりな工事が必要になることもあります。

    実際の工事がどのように行われるのか、より具体的な施工事例については、以下の『アース付きコンセント交換と接地工事の流れ(アース棒設置・配線まで)』の記事で詳しくご確認いただけます。

    費用と時間の目安

    作業着を着た電気工事士が分電盤やコンセントを点検・工事している様子
    • 費用相場
      約8,000円 ~ 30,000円程度
    • 作業時間
      約30分 ~ 2時間程度

    上記の費用や時間は、あくまで一般的なケースの目安です。アース線を分岐できる場所からの距離、壁の材質(木造かコンクリートかなど)、隠ぺい配線か露出配線か、屋外での接地極打ち込みの有無など、現場の状況によって大きく変動します。

    正確な金額を知るためには、必ず専門業者に現地調査を依頼し、詳細な見積もりを取るようにしてください。

    不要なケースもある?

    湿気のあるキッチンと、木製の床にバツ印がついた比較イラスト

    実は、法律(電気設備技術基準の解釈)では、アースの設置が免除される例外的なケースも定められています。

    例えば、「乾燥していて電気を通しにくい場所に設置する場合」など、条件によっては接地の扱いが変わる考え方が示されていることがあります。

    ただし、具体的な適用条件の判断は専門的になるため、自己判断は避け、必要に応じて専門業者へ確認しましょう。

    しかし、これはあくまで専門的な規定であり、一般家庭に当てはめて考えるのは非常に危険です。

    冷蔵庫を設置するキッチンは、水をこぼしたり水蒸気が発生したりと、常に湿気と隣り合わせの場所であり、「乾燥した場所」とは到底言えません。

    また、漏電遮断器を設置していたとしても、アースを接続しておくことで、漏電した電気を「遮断する」と「地面に逃がす」という二重の安全対策となり、より確実性が高まります。

    私たちの現場経験としては、一般のご家庭では冷蔵庫の設置場所が水気・湿気と隣り合わせになることが多く、アース接続は原則として行っておくのが安全です。

    例外規定を自己判断で拡大解釈して「うちは床がフローリングだから大丈夫」などと決めつけず、原則として冷蔵庫にはアースを接続するもの、とお考えいただくのが最も安全です。

    まとめ:冷蔵庫のアース線が接続できない問題はこれで解決です!

    今回は、冷蔵庫のアース線がない場合の必要性や、様々な状況に応じた具体的な対処法について、プロの視点から詳しく解説しました。最後に、大切なポイントをもう一度おさらいしておきましょう。

    今回のまとめ

    • 冷蔵庫のアース線は、万が一の漏電による感電や火災を防ぐための、絶対に欠かせない安全装置です。
    • アース端子がないからといって、ガス管や水道管に接続するのは命に関わる危険行為なので絶対にNG
    • 賃貸などで工事が難しい場合は、管理会社や大家さんへの相談を第一に。それが難しい場合は「漏電保護タップ」の活用が手軽で有効です。
    • 最も安全で確実な根本的解決策は、プロの電気工事士に依頼して、アース端子付きコンセントを増設することです。

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    アース線は、いわば「縁の下の力持ち」。

    普段はその効果を実感することは全くありませんが、いざという時にあなたとご家族の命、そして大切な我が家を守ってくれる、本当に重要な存在です。

    もしご自宅の冷蔵庫のアース接続でお困りの場合は、決して自己判断で危険な接続を試みたり、不安なまま放置したりしないでくださいね。

    私たち横浜電気工事レスキューでは、コンセントのアース端子増設工事をはじめ、あらゆる電気のトラブルに対応しております。

    横浜市・川崎市およびその周辺地域で、「冷蔵庫のアースをどうにかしたい」「一度、専門家に見てもらって安心したい」という方は、どうぞお気軽にご相談ください。

    経験豊富な電気工事士が、親身になってご対応させていただきます。お見積りは無料で承っております!

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