換気扇の修理はどこに頼む?依頼先の選び方と費用相場を解説

- 1. 換気扇の修理はどこに頼む?依頼先の選択肢
- 1.1. 壊れたらどこに連絡すればいいですか?
- 1.2. マンションならまず管理会社に連絡
- 1.2.1. なぜ自己判断で修理してはいけないのか
- 1.2.2. 費用負担の原則
- 1.3. 業者やホームセンターに依頼する
- 1.3.1. 専門業者の特徴
- 1.3.2. ホームセンターの特徴
- 1.4. ヤマダ電機など家電量販店も選択肢
- 1.5. 口コミでおすすめの業者を探す方法
- 1.6. 自分で修理や交換はできるのか
- 2. 換気扇の修理はどこに頼む?費用と判断基準
- 2.1. キッチンや浴室換気扇の交換費用
- 2.1.1. キッチンの換気扇
- 2.1.2. 浴室の換気扇
- 2.2. トイレ換気扇の交換にかかる相場
- 2.3. モーター交換など部分修理の費用
- 2.4. 費用を考え全交換するべきケース
- 2.4.1. 使用年数で判断する
- 2.4.2. 費用対効果で判断する
- 2.5. 最終的に換気扇の修理はどこに頼むべきか
ある日突然、換気扇が動かなくなったり、異音を発したりすると、非常に困りますよね。「換気扇の修理はどこに頼むべきか?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
特に、毎日使うキッチンや湿気がこもりやすい浴室、トイレの換気扇が壊れたら、すぐにでも対応したいものです。
この問題に対して、自分で修理をするか、それとも専門の業者に依頼するか、判断に迷うところです。
依頼するにしても、地域密一着の業者やホームセンター、あるいはヤマダ電機といった家電量販店など、選択肢は多岐にわたります。
マンションにお住まいの場合、壊れたらどこに連絡すればいいですか?という疑問も生じます。
また、修理にかかる費用や相場も気になります。簡単な部品交換で済むのか、あるいはモーター交換や全交換が必要なのか、状況によって対応は大きく変わります。
交換となれば、新しい製品選びも重要です。後悔しないためには、信頼できる依頼先を見つけることが大切で、そのためには口コミでおすすめされている情報を参考にするのも一つの手です。
この記事では、換気扇の修理や交換に関するあらゆる疑問にお答えします。依頼先の選び方から、場所別の費用相場、修理と交換の判断基準まで、分かりやすく解説していきます。
この記事を読めば、あなたの状況に最適な解決策がきっと見つかるはずです。
記事のポイント
- 換気扇の修理を依頼できる業者の種類とそれぞれの特徴
- キッチン、浴室、トイレなど場所別の修理・交換費用の相場
- 修理で済ませるか、新品に交換するかの具体的な判断基準
- 信頼できる業者を選び、失敗を避けるためのチェックポイント
換気扇の修理はどこに頼む?依頼先の選択肢
- 壊れたらどこに連絡すればいいですか?
- マンションならまず管理会社に連絡
- 業者やホームセンターに依頼する
- ヤマダ電機など家電量販店も選択肢
- 口コミでおすすめの業者を探す方法
- 自分で修理や交換はできるのか
壊れたらどこに連絡すればいいですか?
換気扇が故障した際に、まず行うべきことは慌てずに状況を正確に把握することです。
どのような症状(動かない、異音がする、吸引力が弱いなど)が出ているかを確認し、可能であれば換気扇本体に記載されているメーカー名と品番(型番)を控えておきましょう。
この情報があるだけで、後の問い合わせが非常にスムーズに進みます。
次に考えるべきは、誰に連絡するかです。これは、お住まいが持ち家か賃貸物件かによって最初の連絡先が大きく異なります。持ち家の場合は、ご自身で修理業者を探して直接依頼することになります。
一方で、賃貸物件の場合は、自己判断で業者を手配する前に、必ず大家さんや管理会社に連絡するのが鉄則です。この初動を間違えると、本来負担する必要のない費用を支払う事態になりかねないため、注意が必要です。

マンションならまず管理会社に連絡
前述の通り、マンションやアパートなどの賃貸物件で換気扇が故障した場合、最初の連絡先は大家さんまたは管理会社です。
室内に備え付けられている換気扇は、前の入居者が残していった「残置物」でない限り、物件の設備の一部と見なされます。そのため、修理や交換の責任は原則として貸主である大家さん側にあります。
なぜ自己判断で修理してはいけないのか
入居者が良かれと思って勝手に業者を手配し修理や交換を行うと、いくつかの問題が生じる可能性があります。まず、その費用は自己負担となるケースがほとんどです。
また、物件の設備を許可なく変更したと見なされ、契約違反に問われるリスクもゼロではありません。
費用負担の原則
換気扇が寿命や経年劣化によって自然に故障した場合、その修理・交換費用は基本的に貸主が負担します。
しかし、入居者の故意や過失(掃除を怠ったことによる故障、誤った使い方による破損など)が原因であると判断された場合は、入居者側の負担となることがあります。
いずれにしても、まずは管理会社に状況を報告し、指示を仰ぐのが最も安全で確実な手順です。

業者やホームセンターに依頼する
持ち家にお住まいの場合や、賃貸物件の管理者から自身で手配するよう指示された場合、依頼先の選択肢はいくつか考えられます。中でも代表的なのが、専門の住宅設備施工業者や電気工事業者、そして身近なホームセンターです。
専門業者の特徴
換気扇の修理・交換を専門とする業者は、高い技術力と豊富な知識が最大のメリットです。
電気配線が絡む複雑な工事や、ダクトの加工が必要な場合でも、電気工事士などの有資格者が安全かつ確実に対応してくれます。
また、自社で施工まで一貫して行う業者が多いため、中間マージンがなく費用を抑えやすい傾向があります。
利用者がインターネット通販などで安く購入した製品の取り付けのみ(施主支給)に対応してくれる柔軟性も魅力の一つです。
私たち『横浜電気工事レスキュー』も、換気扇やその他電気工事の専門家として長年の経験と確かな技術で、お客様に最適な修理・交換をご提案しています。
ただし、業者によって技術力や価格に差があるため、信頼できる業者を見極める必要があります。
ホームセンターの特徴
ホームセンターは、店舗で製品を実際に見て選び、購入から工事の申し込みまでを一度に済ませられる手軽さが利点です。価格設定も分かりやすく、気軽に相談できるでしょう。
一方で、注意点もあります。実際の工事は提携している下請け業者が行うことが多く、作業員の質を選べない可能性があります。また、その店舗で購入した商品以外の取り付けには対応していないのが一般的です。
依頼先 | メリット | デメリット・注意点 |
---|---|---|
専門業者 | ・高い専門性と技術力・費用が比較的安い傾向・施主支給など柔軟な対応が可能 | ・業者選びが難しい・品質や価格にばらつきがある |
ホームセンター | ・商品選びから依頼までワンストップ・価格が明瞭で相談しやすい | ・工事は下請け業者が行う場合がある・他店購入品の持ち込みは不可 |

ヤマダ電機など家電量販店も選択肢
換気扇の修理や交換は、ヤマダ電機やビックカメラといった大手家電量販店に依頼することも可能です。普段から利用している店舗で相談できるため、安心感があり、手続きも分かりやすいのが大きなメリットです。
家電量販店に依頼する最大の利点は、その利便性にあると言えます。
商品購入時に貯まったポイントを工事費用に充当できたり、逆に工事で新たなポイントが付与されたりすることもあります。支払い方法の選択肢が豊富な点も嬉しいところです。
ただし、ホームセンターと同様に、実際の工事は提携先の専門業者が担当するケースがほとんどです。
申し込み時に接客してくれた店員さんと、実際に自宅へ来る作業員は別人であり、どの業者が来るかを事前に選ぶことはできません。
また、取り扱いメーカーや機種が限られている場合や、標準工事以外の追加工事費用が割高になる可能性も考慮しておくとよいでしょう。
価格や手軽さだけでなく、長期的な保証内容なども含めて総合的に判断することが大切です。

口コミでおすすめの業者を探す方法
数ある業者の中から信頼できる一社を見つけ出す上で、実際にサービスを利用した人の口コミや評判は非常に有力な情報源となります。
インターネットで検索すれば、Googleマップのレビューや各種比較サイトなどで、多くの利用者の声を確認できます。
口コミを参考にする際は、ただ評価の星の数を見るだけでなく、その内容をしっかり読み込むことが肝心です。
特に注目したいのは、「見積もりの説明が丁寧だった」「時間通りに来てくれた」「追加料金がなかった」といった、対応の誠実さに関する具体的な記述です。
逆に、「連絡が遅い」「作業が雑だった」などのネガティブな評価が複数見られる業者は、避けた方が賢明かもしれません。
一方で、口コミ情報を鵜呑みにしない冷静な視点も必要です。極端に良い評価ばかりが短期間に集中している場合は、意図的に作られたものである可能性も疑うべきです。
あくまで一つの判断材料として捉え、複数の情報源を比較検討しながら、最終的にはご自身の判断で業者を選ぶ姿勢が求められます。

自分で修理や交換はできるのか
修理費用を少しでも抑えたいと考えたとき、「自分で修理や交換はできないだろうか」と思う方もいるかもしれません。
結論から言うと、一部の簡単なケースを除き、専門的な知識や資格がない方のDIYは推奨されません。
DIYが可能なケースとして考えられるのは、壁に設置されたプロペラファンで、電源がコンセント式のタイプを同じ型のものに交換するような場合です。これならば、比較的簡単な作業で済む可能性があります。
しかし、多くの換気扇、特に天井に埋め込まれたダクト式のものやレンジフードは、電源を壁の中で直接結線する作業が伴います。
この電気配線工事は、「電気工事士」の国家資格を持つ人でなければ法的に行うことができません。無資格者が作業を行うと、感電や漏電、最悪の場合は火災といった重大な事故につながる危険性が非常に高いです。
安全を最優先に考え、少しでも難しいと感じたら、迷わずプロの業者に依頼するようにしてください。

換気扇の修理はどこに頼む?費用と判断基準
- キッチンや浴室換気扇の交換費用
- トイレ換気扇の交換にかかる相場
- モーター交換など部分修理の費用
- 費用を考え全交換するべきケース
- 最終的に修理はどこに頼むべきか
キッチンや浴室換気扇の交換費用
換気扇の交換にかかる費用は、設置場所や製品の種類によって大きく変動します。特に種類が豊富なキッチンや、湿気の多い環境に対応する必要がある浴室では、価格帯も幅広くなります。
キッチンの換気扇
キッチンの換気扇は、壁に直接取り付けるシンプルな「プロペラファン」と、フードで覆われた「レンジフード」に大別されます。
- プロペラファン交換
- 構造が単純なため、費用は比較的安価です。1.5万〜3万円前後(本体+標準工事)。戸建2階以上で足場が必要な場合などは別途加算10〜20
- レンジフード交換
- レンジフードは形状や機能によって価格が大きく異なります。現在主流のブーツ型やスリム型への交換では、4万円~8万円程度が目安です。
- 古いタイプから最新の高機能モデル(自動洗浄機能付きなど)へ交換する場合は、10〜20万円以上かかることもあります。
浴室の換気扇
浴室では、天井に埋め込むタイプの換気扇が一般的です。
- 通常タイプ交換
- 換気機能のみのシンプルなタイプであれば、3〜6万円程度。ダクト延長・天井補修が必要な場合は追加
- 浴室換気暖房乾燥機への交換
- 暖房や衣類乾燥、涼風などの機能が付いた多機能モデルに交換する場合、本体価格が高額になるため、総額で10万円~20万円程度を見込む必要があります。
これらの費用はあくまで目安であり、現場の状況(ダクト工事の要否など)によって追加料金が発生することもあります。

トイレ換気扇の交換にかかる相場
トイレに設置される換気扇は、キッチンや浴室のものに比べて小型でシンプルな構造のものが多いため、交換費用も比較的安価に収まる傾向があります。
トイレ用換気扇の交換にかかる費用の相場は、本体価格と標準的な工事費を合わせて、おおよそ1万5,000円~3万5,000円程度です。
壁に取り付けるパイプファンか、天井に埋め込むダクトファンかによって多少価格は変動しますが、大きな差はありません。
ただし、近年は人感センサーで自動的にON/OFFするタイプや、照明と連動するタイプ、静音性に優れたモデルなど、高機能な製品も増えています。
これらの製品を選ぶと本体価格が上がるため、総額も高くなります。費用を抑えたい場合は、現在設置されているものと同等の基本的な機能を持つ製品を選ぶのが良いでしょう。
費用を正確に把握するためには、複数の業者から見積もりを取ることをおすすめします。

モーター交換など部分修理の費用
換気扇の故障原因が「モーターの不具合」である場合、本体を丸ごと交換するのではなく、モーターのみを交換するという選択肢も考えられます。しかし、この部分修理が必ずしも費用を抑える最善策になるとは限りません。
モーター交換にかかる費用は、部品代と技術料、出張費を合わせて、一般的に3〜6万円程度が目安ですが、新品交換とほぼ変わらない場合もあります。
この金額を見ると、シンプルなトイレや浴室の換気扇であれば、新品に全交換する費用と大差ない、あるいはむしろ高くなってしまう可能性があることが分かります。
たとえモーターを新しくしても、他の部品(ファンやスイッチ、配線など)は古いままです。
そのため、修理後すぐに別の箇所が故障し、再び修理費用がかかるという「いたちごっこ」に陥るリスクがあります。
特に、設置から長年経過している換気扇の場合、部分的な修理は費用対効果が低い選択となることが多いと言えます。

費用を考え全交換するべきケース
部分的な修理で対応するか、それとも本体ごと全交換するかは、非常に悩ましい問題です。この判断を下す上で、いくつかの明確な基準があります。
使用年数で判断する
まず最も重要な基準となるのが、換気扇の使用年数です。多くのメーカーは、換気扇の「設計上の標準使用期間」を約10年~15年と定めています。
この期間を超えて使用している場合、たとえ一箇所を修理しても、次々と他の部品が劣化して故障する可能性が非常に高くなります。
したがって、使用期間が10年を超えている場合は、修理ではなく全交換を第一に検討するのが賢明です。
費用対効果で判断する
もう一つの基準は、修理にかかる費用です。一般的に、「修理費用が、同等性能の新品への交換費用の半分を超える場合」は、交換を選択した方が合理的と考えられます。
例えば、新品交換に4万円かかる換気扇のモーター修理に3万円を支払うのであれば、あと1万円を追加して、全ての部品が新しくなり、メーカー保証も付く新品を手に入れる方が、長期的に見てはるかに安心です。
また、最新の換気扇は省エネ性能が格段に向上しており、電気代の節約につながるというメリットもあります。これらの点を総合的に考慮し、将来的なコストと安心感を見据えた判断が大切になります。

最終的に換気扇の修理はどこに頼むべきか
この記事では、換気扇の修理や交換について、依頼先の選び方から費用、判断基準までを解説してきました。最後に、今回の重要なポイントをまとめます。
- 換気扇の故障時はまず症状と品番を確認する
- 賃貸マンションの場合は自己判断せず管理会社に第一報を入れる
- 持ち家なら専門業者、ホームセンター、家電量販店が主な依頼先
- 専門業者は技術力と価格のバランスに優れる
- ホームセンターやヤマダ電機などの家電量販店は手軽さが魅力
- 業者選びでは複数社から見積もりを取り比較検討することが基本
- 口コミを参考にする際は良い点も悪い点も内容を吟味する
- 電気工事士の資格が必要なためDIYでの交換は原則として避ける
- キッチンのレンジフード交換費用は6万円から15万円程度が目安
- 浴室やトイレの換気扇交換は2万円から5万円程度が相場
- 使用期間が10年を超えていたら修理より全交換を推奨する
- モーター交換費用は新品交換費用に近くなることがある
- 修理費用が新品価格の半分を超える場合も交換がおすすめ
- 費用を抑えるには現状と同タイプの機種を選ぶのが効果的
- 自身の状況に合わせて最適な依頼先と方法を判断する