洗濯機が「ピピピピ」と鳴って止まる!原因と自分でできる対処法

- 1. 洗濯機が「ピピピピ」と鳴って止まる原因は?エラー音とランプを確認
- 1.1. 「ピーピー」「 ピー」「ピッピッ」などのブザー音や警告音
- 1.2. 点滅するランプが示すエラー内容
- 1.3. 洗濯機が止まる最も多い理由とは
- 1.3.1. 洗濯物の偏り
- 1.3.2. 排水の不具合
- 1.3.3. 給水の不具合
- 1.3.4. 蓋・ドアのロック異常
- 1.4. 脱水できずに停止するケースと対処
- 1.5. 電源プラグの抜き差しで直る場合
- 1.6. 自分でできる基本的な対処法
- 2. 洗濯機が「ピピピピ」と鳴って止まる前に知るべき寿命と修理
- 2.1. パナソニック、東芝、日立、シャープのエラー
- 2.2. 防水シートなど洗濯時の注意点
- 2.2.1. 洗濯・脱水ができないものの例
- 2.3. 洗濯機の寿命と買い替えのサイン
- 2.4. それは故障かも?壊れるサインは?
- 2.4.1. これまでしなかった異音がする
- 2.4.2. 水漏れが発生している
- 2.4.3. 本体にサビや腐食が見られる
- 2.4.4. 焦げ臭いにおいがする
- 2.5. 専門業者への相談・依頼も選択肢に
- 2.6. 洗濯機が「ピピピピ」と鳴って繁茂に止まるなら故障の疑いも
毎日の洗濯の途中で、突然洗濯機が「ピーピー」「ピー」「ピッピッピー」といったブザー音や警告音を鳴らして止まると、本当に困りますよね。
特に脱水の工程で動作を停止したり、操作パネルのランプが点滅したりすると、故障ではないかと不安になるものです。
洗濯機が「ピピピピ」と鳴って止まるのには様々な理由があり、単純に電源の入れ直しで解決できる場合もあれば、寿命が近いことを示す壊れるサインは何かと見極めが必要なケースもあります。
多くの場合はご自身でできる簡単な対処法で解決可能ですが、そのためには正しい知識が欠かせません。
この記事では、洗濯機が停止する原因の特定方法から、パナソニック、東芝、日立、シャープといった主要メーカーごとのエラーの特徴、そして修理を業者に依頼する際の注意点に至るまで、この問題に関する情報を網羅的に解説します。
記事のポイント
- 洗濯機が警告音と共に止まる主な原因
- 表示ランプやエラーコードからわかること
- 自分で今すぐ試せる具体的な対処法
- 修理依頼や買い替えを判断する目安
洗濯機が「ピピピピ」と鳴って止まる原因は?エラー音とランプを確認
- 「ピーピー」「 ピー」「ピッピッ」などのブザー音や警告音
- 点滅するランプが示すエラー内容
- 洗濯機が止まる最も多い理由とは
- 脱水できずに停止するケースと対処
- 電源プラグの抜き差しで直る場合
- 自分でできる基本的な対処法
「ピーピー」「 ピー」「ピッピッ」などのブザー音や警告音
洗濯機から鳴る「ピーピー」「 ピー」「ピッピッ」などのブザー音や警告音は、洗濯機に何らかの異常が発生したことを知らせるサインです。
これは故障を意味する場合もありますが、多くは利用者に注意を促し、安全のために運転を一時停止している状態を示しています。
その理由は、洗濯機には様々な安全装置が搭載されているためです。
例えば、洗濯物が偏って脱水時に大きな振動が起きることを検知した場合や、排水がうまくいかず水が残っている場合などに、本体の破損や水漏れを防ぐために自動で運転を停止する仕組みになっています。
したがって、これらの警告音が鳴った際は、慌てずに何が原因で停止しているのかを確認することが大切になります。
音の種類や鳴り方はメーカーや機種によって異なりますが、まずは異常を知らせる合図であると認識しましょう。

点滅するランプが示すエラー内容
警告音と同時に、操作パネルのランプが点滅している場合、その点滅パターンがエラーの具体的な内容を示しています。
メーカーは、利用者がトラブルの原因を特定しやすくするために、エラーの種類をランプの点灯・点滅箇所で分類しているのです。
例えば、日立製タテ型洗濯機の一部機種では、操作パネルにある「洗い」「すすぎ」「脱水」といった行程ボタンのランプが、どの組み合わせで点滅するかによってエラー内容が異なります。
「脱水」ランプだけが点滅している場合は洗濯物の偏り、「すすぎ」と「脱水」のランプが同時に点滅している場合は排水異常の可能性が考えられます。
このように、ランプの点滅はエラーコードと同じ役割を果たしています。お手元の取扱説明書と照らし合わせることで、問題の原因をより正確に把握でき、適切な対処へとつなげることが可能になります。

洗濯機が止まる最も多い理由とは
洗濯機が途中で止まってしまう最も多い理由は、大きく分けて4つ考えられます。それは「洗濯物の偏り」「排水の不具合」「給水の不具合」、そして「蓋・ドアのロック異常」です。
洗濯物の偏り
特に脱水工程で頻発します。洗濯槽の中で衣類が片側に固まると、高速回転時にバランスが崩れて異常な振動が発生し、安全装置が働いて運転を停止させます。
排水の不具合
糸くずフィルターや排水ホース、排水口が詰まることで、洗濯槽内の水がスムーズに排出されなくなる状態です。水が残ったままだと次の工程に進めないため、エラーとして停止します。
給水の不具合
水道の蛇口が閉まっている、断水している、または給水ホースのフィルターが詰まっているなどの理由で、規定時間内に必要な水量が溜まらない場合に発生します。
蓋・ドアのロック異常
洗濯機の蓋やドアが完全に閉まっていなかったり、ロック部分に異物が挟まっていたりすると、安全のために運転が開始されない、あるいは途中で停止する仕組みです。
これらの原因の多くは、洗濯機本体の故障ではなく、使用状況やメンテナンスに起因するものです。

脱水できずに停止するケースと対処
脱水工程で洗濯機が停止する場合、その原因のほとんどは洗濯槽内での衣類の偏りです。
脱水時は洗濯槽を高速で回転させるため、内容物のバランスが少しでも崩れると、大きな振動や騒音、本体の転倒につながる危険があります。
これを防ぐために、多くの洗濯機は振動を検知すると自動で運転を停止させるのです。
この問題への対処は、一度運転を停止し、洗濯機の蓋を開けて手で洗濯物を均等にならし直すことです。
特に、防水性のシートや衣類、水をたくさん吸って重くなるバスタオルやジーンズなどは、偏りの原因になりやすいので注意が必要です。
また、洗濯ネットに衣類を詰め込みすぎると、ネット内で衣類が一つの大きな塊となり、バランスを取るのが難しくなります。洗濯ネットは複数に分けるか、詰め込みすぎないようにすると良いでしょう。
一方で、洗濯物の偏りを直しても脱水がうまくいかない場合は、排水が正常に行われていない可能性も疑われます。
洗濯槽に水が残ったままだと、衣類が水分を含んで重くなり、結果としてバランスが取れずに脱水エラーとして停止することがあるからです。
この場合は、排水フィルターや排水ホースの詰まりを確認する必要があります。

電源プラグの抜き差しで直る場合
エラーが表示されて洗濯機が停止した場合でも、機械的な故障ではなく、電子回路の一時的な誤作動が原因である可能性も考えられます。
このような軽微なソフトウェア上の問題は、洗濯機本体をリセットすることで解消される場合があります。
最も簡単で効果的なリセット方法は、電源プラグをコンセントから一度抜くことです。電源プラグを抜き5秒以上待って差し直す 手順でリセットできるとメーカー公式FAQでは案内されています。
この時間をおくことで、本体内部のコンデンサなどに溜まった電気が完全に放電され、システムが正しく初期化されます。
この操作により、センサーの一時的な誤検知や、プログラムの軽微なフリーズが解消され、何事もなかったかのように正常に運転を再開できることがあります。
特に、原因がはっきりと特定できない場合や、初めて見るエラー表示が出た際には、修理を依頼する前に一度この電源リセットを試してみる価値は十分にあります。

自分でできる基本的な対処法
洗濯機が傾いていると、軽い偏りでも振動センサーが作動して停止しやすくなります。
- スマホの水平器アプリ or 100円ショップの水準器を用意
- 天板の四隅で前後左右の水平を確認
- がたつく方向のアジャスター脚を回して高さを調整
これだけでエラー頻度が大幅に減ったという事例が多いので、まず試してみてください。
洗濯機が警告音を出して停止した場合、専門業者に連絡する前に、ご自身で確認・対処できることがいくつかあります。多くの場合、以下の基本的な対処法で問題は解決します。
まず、最も多い原因である洗濯物の偏りを確認します。蓋を開け、洗濯物が洗濯槽の中で均等になるように手でほぐし、ならしてください。
特に縦型洗濯機の場合は、衣類をドーナツ状に配置し直すとバランスが取りやすくなります。
次に、排水系統を確認しましょう。ドラム式洗濯機なら本体下部、縦型洗濯機なら洗濯槽の内部や側面にある「糸くずフィルター(排水フィルター)」を取り外し、溜まったゴミや髪の毛をきれいに掃除します。
同時に、洗濯機の裏側にある排水ホースが折れ曲がったり、家具などで押しつぶされたりしていないか、先端が排水口の奥で水に浸かっていないかも確認してください。
給水が原因の場合は、洗濯機につながっている水道の蛇口が完全に開いているかを確認します。
また、給水ホースと洗濯機本体の接続部分にある給水フィルターにゴミが詰まっている可能性もあるため、蛇口を閉めてからホースを外し、フィルター部分の掃除を行うと効果的です。
これらの基本的なチェックと対処を行っても状況が改善しない場合に、初めて本体の故障を疑うステップへと進むのが良いでしょう。

洗濯機が「ピピピピ」と鳴って止まる前に知るべき寿命と修理
- パナソニック、東芝、日立、シャープのエラー
- 防水シートなど洗濯時の注意点
- 洗濯機の寿命と買い替えのサイン
- それは故障かも?壊れるサインは?
- 洗濯 機 ピピピピ 止まるなら故障の修理業者へ
パナソニック、東芝、日立、シャープのエラー
洗濯機が表示するエラーコードは、問題解決のための重要な手がかりですが、コード体系はメーカーごとに異なります。
ただし、多くのメーカーでは、自分で対処できる可能性のあるエラーと、専門家による修理が必要なエラーを、コードの先頭にあるアルファベットで区別しています。
この違いを知っておくことで、無駄な手間を省き、迅速な対応が可能になります。
メーカー | 利用者が対処できるエラー(例) | 修理が必要なエラー(例) |
---|---|---|
パナソニック | Uから始まるコード (例: U11 排水異常) | Hから始まるコード (例: H51 モーター異常) |
東芝 | Cから始まるコード (例: C1 排水異常) | Eから始まるコード (例: E6/E7 モーター異常) |
日立 | Cから始まるコード (例: C02 排水異常) | Fから始まるコード (例: F01 水位センサー異常) |
シャープ | EやUから始まるコード (例: E03 排水異常) | Cから始まるコード (例: C01 通信エラー) |
例えば、パナソニックの洗濯機で「U11」と表示された場合は、まず自分で排水フィルターや排水口の詰まりを確認すべきです。
しかし、「H51」と表示された場合は、モーター関連の部品故障の可能性が非常に高いため、電源プラグを抜いて速やかにメーカーや修理業者に連絡するのが賢明です。
このように、エラーコードの最初のアルファベットに注目することで、取るべき次の行動を判断しやすくなります。
ただし、これはあくまで一般的な傾向であり、詳細はお使いの洗濯機の取扱説明書で必ず確認してください。

防水シートなど洗濯時の注意点
洗濯機がエラーで停止する原因の中には、洗濯物の種類が大きく影響している場合があります。特に注意が必要なのは、水を通しにくい防水性の素材です。
洗濯・脱水ができないものの例
- レインコートやウィンドブレーカー
- おむつカバー、防水シーツ
- 寝袋、カーペットカバー
これらの防水性の高いものを洗濯すると、脱水時に水が抜けずに衣類の中に溜まってしまいます。
その結果、水の重みで洗濯槽のバランスが極端に崩れ、異常な振動を引き起こして安全装置が作動し、運転が停止するのです。
最悪の場合、洗濯機が激しく揺れて転倒したり、本体や周囲の壁を破損させたりする恐れもあります。
また、洗剤の量も注意点の一つです。洗浄力を高めようと洗剤を規定量より多く入れると、溶け残った洗剤が洗濯槽の裏側や排水経路に付着し、ヘドロ状の汚れとなって蓄積していきます。
この汚れがカビの温床になるだけでなく、排水の詰まりを引き起こし、排水エラーの原因となることも少なくありません。洗剤は必ず計量し、製品に記載された適量を守ることが大切です。

洗濯機の寿命と買い替えのサイン
ご家庭の洗濯機を何年使っているか、把握していますか。
洗濯機が頻繁に止まるようになった場合、それは寿命が近づいているサインかもしれません。一般的に、洗濯機の設計上の標準使用期間は7年前後とされています。
これは「安全上支障なく使用できる標準的な期間」を示すもので、保証期間とは異なります。
買い替えを検討すべき最も重要な指標の一つが、メーカーによる「補修用性能部品の保有期間」です。
国内主要メーカーは 補修用性能部品を〈縦型7年・ドラム式6年〉保有すると公表 しており、この期間を過ぎるとメーカー修理は難しくなる。
つまり、購入から7年以上経過した洗濯機で、これまで解説した対処法を試してもエラーが頻発するようであれば、修理に費用をかけるよりも新しい製品への買い替えを検討する方が、長期的には経済的である可能性があります。
最新の洗濯機は節水・省エネ性能も向上しているため、買い替えることで毎月の水道代や電気代の節約につながるというメリットもあります。

それは故障かも?壊れるサインは?
前述の通り、多くのエラーは一時的なものですが、中には本格的な故障や寿命が近いことを知らせる無視できないサインもあります。
警告音やエラー表示以外で、以下のような症状が見られる場合は注意が必要です。
これまでしなかった異音がする
「ガリガリ」「ゴリゴリ」といった何か硬いものが擦れるような音は、ポケットの中の小銭や異物がパルセーター(洗濯槽の底の回転翼)などに挟まっている可能性があります。
また、「キュルキュル」というベルトが滑るような音が続く場合は、モーターの動力を伝えるベルトが劣化しているサインかもしれません。
水漏れが発生している
排水ホースの接続部など、明らかな原因箇所がないにもかかわらず、洗濯機本体の下から水が漏れている場合は、内部の部品や洗濯槽自体が破損している可能性が考えられます。
本体にサビや腐食が見られる
長年の使用により、本体の金属部分にサビや腐食が広がっている場合、内部の部品も同様に劣化が進んでいると推測されます。
焦げ臭いにおいがする
モーターや電子部品が異常な発熱を起こしている可能性があり、非常に危険な状態です。直ちに使用を中止し、電源プラグを抜いてください。
これらのサインが見られた場合は、ご自身での対処は困難です。安全のためにも、速やかに専門家による点検や修理を依頼することをお勧めします。

専門業者への相談・依頼も選択肢に
ここまで解説した様々な対処法を試しても症状が改善しない場合や、エラーコードが明らかに修理を必要とすることを示している場合は、専門の修理業者への依頼を検討しましょう。
特に、水漏れや焦げ臭いにおいなど、危険を伴うサインが見られる場合は、無理せずプロに任せるのが安全です。
また、使用年数が7年を超えているなど、寿命が近い洗濯機の場合は、修理費用が高額になることも少なくありません。
そのような場合は、修理だけでなく、最新の省エネ・節水モデルへの買い替えも有力な選択肢となります。
新しい洗濯機への交換や、それに伴う取り付け・アース線の接続工事などでお困りの際は、私たち「横浜電気工事レスキュー」も承っております。
お客様の状況に合わせて最適なご提案をいたしますので、横浜市・川崎市近郊で業者をお探しの際はお気軽にご相談ください。
洗濯機が「ピピピピ」と鳴って繁茂に止まるなら故障の疑いも
ここまで解説した様々な対処法を試しても症状が改善しない場合や、エラーコードが明らかに修理を必要とすることを示している場合は、専門の修理業者への依頼を検討しましょう。
洗濯機がピピピピと止まる問題が、部品の故障といった根本的な原因から生じている可能性が高いからです。この記事の最後に、重要なポイントを改めてまとめます。
- 警告音は洗濯機の異常を知らせるサイン
- ランプの点滅パターンでエラー内容がわかる
- 主な原因は洗濯物の偏りや排水・給水の不具合
- 脱水エラーは洗濯物の偏りを均等にすれば直ることが多い
- 排水フィルターや排水口の詰まりは定期的な掃除で防ぐ
- 単純なエラーは電源プラグの抜き差しでリセットできる
- エラーコードはメーカーごとに異なるため取扱説明書の確認が大切
- 自分で対処する際は必ず電源プラグを抜いて安全を確保する
- 防水性の衣類やマット類の洗濯は避ける
- 洗濯機の寿命の目安は一般的に7年から10年
- 使用7年以降の修理は部品がない場合がある
- 異音の発生や水漏れは故障のサイン
- 修理費用が高額になる場合は買い替えも選択肢
- 修理を依頼する際は複数の業者から見積もりを取ると良い
- 洗濯機がピピピピと止まる問題はまず原因の特定から始める