洗面台の照明を後付け!コンセント増設の方法と注意点

洗面台の照明を後付け!コンセント増設の方法と注意点

洗面台の照明を後付けしたい、あるいはコンセントが足りないと感じていませんか。毎日の身支度で使う場所だからこそ、暗さや不便さはストレスの原因になります。

この記事では、洗面台の照明やコンセントに関する悩みを解決するための具体的な方法を網羅的に解説します。照明の交換は自分で可能なのか、それともホームセンターや専門業者に頼むべきか。

蛍光灯とLEDどっちが良いのか?、またLED照明とLED電球にはどのような違いがあるのでしょうか?。

壁付けのドレッサーライトや便利なセンサーライトの設置、その位置は鏡上、埋め込み、天井のどこが最適か。コンセントの増設に伴う配線工事、そして水回りだからこそ欠かせない防水や防湿の対策。

万が一ライトがつかない場合の対処法から、パナソニック、TOTO、リクシル、クリナップといった主要メーカー製品の特徴まで、知っておくべき注意点を詳しく見ていきます。

この記事を読むことで、あなたに最適な解決策がきっと見つかるはずです。

記事のポイント

  • 照明の種類や最適な設置場所がわかる
  • DIYと業者依頼のメリット・デメリットを比較できる
  • コンセント増設の具体的な方法と費用感が掴める
  • 安全な電気工事のための法的な注意点が理解できる

洗面台の照明を後付けしてコンセントも増やす選択肢

  • 位置は鏡上?埋め込み?それとも天井?
  • 壁付けドレッサーライトや便利なセンサーライト
  • 蛍光灯とLEDどっちを選ぶべきか
  • LED照明とLED電球の根本的な違い
  • パナソニック、TOTO、リクシル、クリナップ製品
  • 交換は自分で?それともホームセンターや業者に依頼?

位置は鏡上?埋め込み?それとも天井?

洗面台の照明を後付けする際、設置位置の選定は空間の印象と使い勝手を決定づける最初のステップです。主に「鏡上」「埋め込み」「天井」の3つの選択肢が考えられ、それぞれに利点と留意点が存在します。

鏡上への設置

鏡の上にブラケットライトなどを設置する方法は、最も一般的で施工も比較的容易です。顔全体を均一に照らしやすいため、メイクや髭剃り時の影ができにくいという大きなメリットがあります。

デザインの選択肢も豊富で、洗面台の雰囲気に合わせて選びやすい点も魅力でしょう。ただ、選ぶ照明器具によっては、光源が直接目に入り眩しく感じることがあります。

また、照明器具自体にホコリが溜まりやすいため、定期的な掃除が必要になる点は考慮すべきです。

埋め込みでの設置

天井や壁に照明器具を埋め込む方法は、見た目が非常にすっきりとし、モダンで洗練された空間を演出できます。

出っ張りがないため圧迫感がなく、掃除が楽であることも利点と言えます。一方で、設置には天井や壁に穴を開ける大掛かりな工事が必要になるため、費用と時間がかかる傾向にあります。

賃貸物件での施工は難しく、主に新築やリフォームの際に検討される方法です。

天井からの照明

既存の天井照明(シーリングライトなど)を交換したり、位置を調整したりする方法です。

空間全体を広く明るく照らすことができますが、洗面台に立つと自分の体が影になり、手元や顔が暗くなりがちになるというデメリットがあります。

このため、天井照明は全体の明るさを確保するベースライトと位置づけ、鏡上の照明などと組み合わせて使うことで、より快適な環境を作ることが可能です。

以上のことから、それぞれの設置方法の特性を理解し、洗面台での主な用途や求めるデザイン性に応じて最適な場所を選ぶことが大切になります。

位置は鏡上?埋め込み?それとも天井?
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壁付けドレッサーライトや便利なセンサーライト

洗面台の機能性と快適性を向上させるために、特徴的な照明を選ぶのも一つの手です。特に「壁付けドレッサーライト」と「センサーライト」は、後付けで大きな変化をもたらすことができます。

壁付けで設置するドレッサーライト(女優ミラーライトとも呼ばれます)は、鏡の両脇や上下に複数の光源を配置することで、顔に影を作らず、細部まで均一に照らすことを目的とした照明です。

メイクの精度を上げたい方や、ホテルのような特別感を演出したい場合に適しています。

コンセント式で手軽に設置できる製品もありますが、配線を壁内に隠してすっきりと見せるためには電気工事が必要になる場合があります。

一方、センサーライトは、人の動きを感知して自動で点灯・消灯する照明です。夜中にトイレに起きた際など、スイッチを探す手間が省けるため非常に便利です。

特に手を洗うために洗面台に近づくだけで手元が明るくなるのは、衛生的かつ快適と言えるでしょう。

このタイプの照明は、乾電池式や充電式のものが多く、電気工事不要で手軽に後付けできる製品が豊富にあります。

ただし、製品によってはセンサーの感度や反応範囲に差があるため、使用環境に合ったものを選ぶ必要があります。

また、複数のセンサーライトを近接して設置すると、互いの光にセンサーが反応してうまく作動しないケースもあるため、注意が必要です。

このように、特定の機能を持つ照明を取り入れることで、日々の使い勝手を大きく改善させることが可能です。

壁付けドレッサーライトや便利なセンサーライト
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蛍光灯とLEDどっちを選ぶべきか

洗面台の照明を選ぶ際、光源として「蛍光灯」と「LED」のどちらを選ぶかは大きな分岐点です。それぞれに特性があり、コストや性能、使い勝手に影響を与えます。

従来、洗面台の照明として広く使われてきたのは蛍光灯です。初期費用が比較的安価で、広範囲を均一に明るく照らす能力に長けています。

しかし、LEDに比べて寿命が短く、消費電力が大きいというデメリットがあります。また、スイッチを入れてから最大の明るさになるまでに少し時間がかかる点や、頻繁なオンオフに弱い性質も持ち合わせています。

一方で、現在の主流となっているのがLEDです。最大のメリットは、長寿命かつ省エネであることです。

製品にもよりますが、LEDの平均寿命は約 40,000 時間=蛍光灯(6,000〜10,000 時間)の約4〜6倍です。消費電力は同等の明るさで 25〜50 %程度削減できます。

初期費用は蛍光灯に比べて高価になる傾向がありますが、ランニングコストと交換の手間を考慮すると、長期的にはLEDの方が経済的であると考えられます。

また、光の色の種類(昼白色、電球色など)が豊富で、演色性(色の再現性)が高い製品も多く、メイクなどがしやすい自然な光環境を作りやすい点も魅力です。

以上の点を踏まえると、初期費用を極力抑えたい場合を除き、これから新規で設置したり交換したりするのであれば、総合的なコストパフォーマンスと性能の面からLEDを選択するのが賢明な判断と言えます。

蛍光灯とLEDどっちを選ぶべきか
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LED照明とLED電球の根本的な違い

LEDを選ぶと決めた後、次に理解しておくべきは「LED照明」と「LED電球」の違いです。これらは混同されがちですが、根本的に異なるものです。

「LED照明」とは、照明器具本体とLEDの光源が一体化している製品を指します。デザイン性が高いものが多く、スリムでスタイリッシュな形状を実現しやすいのが特徴です。

例えば、ミラーキャビネットに組み込まれたバー状のライトや、薄型のシーリングライトなどがこれに該当します。光源と器具が一体設計されているため、最適なパフォーマンスが発揮されるように作られています。

ただし、寿命が来た際には、部分的な交換ができず、照明器具全体を交換する必要があるのが最大のデメリットです。電気工事士の資格が必要な作業になることが多く、費用と手間がかかる可能性があります。

一方、「LED電球」は、従来の白熱電球や蛍光灯と同じように、ソケットにねじ込んで使用する交換可能な光源です。

既存の照明器具のソケット規格(E26やE17など)にさえ合えば、誰でも簡単に交換できる手軽さが魅力です。電球が切れた場合も、新しい電球を購入して付け替えるだけで済みます。

デメリットとしては、照明器具のデザインが電球の形状に依存するため、LED照明に比べて一体感のあるデザインは作りにくい点が挙げられます。

また、使用する照明器具(特に古いもの)との相性によっては、調光機能がうまく働かなかったり、本来の性能を発揮できなかったりするケースも稀にあります。

要するに、デザイン性と一体感を重視し、将来的な器具ごとの交換も厭わないなら「LED照明」、手軽さやメンテナンスの容易さを優先するなら「LED電球」が適していると言えます。

Information

一体型は「LEDユニット型照明」と呼ばれ、器具と光源が一体で薄型化しやすいのが特徴です。近年は LEDユニットだけ交換できるセミ一体型も登場しています

ED照明とLED電球の根本的な違い
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パナソニック、TOTO、リクシル、クリナップ製品

洗面化粧台は、パナソニック、TOTO、リクシル、クリナップといった住宅設備メーカーが様々な製品を供給しており、照明やコンセントの仕様も多岐にわたります。

パナソニックは、「シーライン」や「ウツクシーズ」といったシリーズで知られています。

特にLED照明技術に強みを持ち、顔に影を作りにくい「ツインラインLED照明」など、美容や身支度のしやすさを追求した機能が特徴です。

配線器具メーカーでもあるため、コンセントの配置やデザインにも工夫が見られます。

TOTOは、「オクターブ」や「サクア」シリーズが主力です。

鏡の裏などに収納スペースを確保しつつ、上下から照らすことで手元の影をなくす「スウィング三面鏡」や、少ない電力で明るさを確保する「エコミラー」など、使い勝手と省エネ性能を両立させる技術に定評があります。

リクシルは、「ルミシス」や「ピアラ」など、デザイン性の高いシリーズを多く展開しています。

ホテルのような上質な空間を演出する間接照明や、タッチレスで操作できるスイッチなど、デザインと先進機能を融合させた製品が魅力です。

クリナップは、システムキッチンのイメージが強いですが、「ファンシオ」や「BGAシリーズ」といった洗面化粧台も手掛けています。

実用性を重視したシンプルな構成の製品が多く、基本的な機能をしっかり押さえたコストパフォーマンスの高い選択肢と言えるでしょう。

これらのメーカー品は、照明とコンセントが一体で設計されているため、後付けで悩む必要がないのが最大の利点です。ただし、洗面化粧台全体を交換することになるため、費用は高額になります。

パナソニック、TOTO、リクシル、クリナップ製品
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交換は自分で?それともホームセンターや業者に依頼?

照明の交換やコンセントの増設を考えた時、誰が作業を行うかは非常に重要な問題です。選択肢は主に「自分で行う(DIY)」「ホームセンターに依頼する」「専門業者に直接依頼する」の3つに分かれます。

作業者メリットデメリット
自分(DIY)・費用を最も安く抑えられる
・自分の好きなタイミングで作業できる
・感電や火災のリスクがある
・法律で禁止されている作業がある
・失敗した場合、追加の修理費用がかかる
ホームセンター・窓口が身近で相談しやすい
・ポイントが貯まるなどの特典がある場合も
・実際の工事は提携業者が行うため、中間マージンが発生し、割高になる可能性がある
・業者を自分で選べない
専門業者・高い技術力と専門知識で安全な施工が期待できる
・様々な提案が受けられる・直接依頼のため、費用が比較的安価な場合がある
・信頼できる業者を探す手間がかかる
・業者によって技術や料金に差がある

自分で作業する場合の注意点

電気工事士法により、無資格者が行える作業は非常に限定されています。

既存の照明器具を同タイプの引掛シーリング対応品に交換する、コンセントのない場所で電池式やプラグ式のライトを使用するといった、配線を直接触らない作業に限られます。

コンセントの増設や、配線が絡む照明器具の交換は、たとえ自宅であっても法律で禁止されており、違反すると罰則の対象となります。

Information

壁内・天井内の電線を扱うコンセントの新設・増設や直結式照明器具の交換には、第二種電気工事士以上の資格が必須です。無資格で行えば電気工事士法違反となり、懲役または罰金が科される可能性があります。

業者を選ぶ際のポイント

ホームセンターや専門業者に依頼する場合は、必ず複数の業者から見積もり(相見積もり)を取ることをお勧めします。

これにより、料金の適正価格を把握し、不当に高額な請求を避けることができます。

また、見積書の内訳が詳細であるか、損害賠償責任保険に加入しているか、過去の施工実績は豊富か、といった点を確認することが、信頼できる業者選びの鍵となります。

安全性と確実性を最優先するならば、資格を持つ専門業者に依頼するのが最も賢明な選択です。

交換は自分で?ホームセンターや業者に依頼?
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洗面台の照明後付けとコンセント増設の注意点

  • コンセントの増設と必要な配線工事
  • 重要な防水・防湿性能について
  • 照明がつかない場合のチェックポイント
  • 資格が必要な工事などの注意点
  • まとめ:洗面台の照明後付けとコンセントの悩み

コンセントの増設と必要な配線工事

洗面台周りで電動歯ブラシやドライヤーなど、多くの電化製品を使う現代において、コンセントの増設は切実な課題です。

コンセントを増設する電気工事には、主に「既存回路からの分岐」と「専用回路の増設」の2つの方法があります。

「既存回路からの分岐」は、最も一般的な方法です。近くにあるコンセントや照明のスイッチ裏の配線から電気を分岐させ、新しいコンセントまでケーブルを延長します。

壁の内部に配線を隠す「隠蔽配線」と、壁の表面にモールなどで配線をカバーする「露出配線」があり、露出配線の方が壁を壊さない分、工事は安価で済みます。

この方法の注意点は、分岐元の回路全体の電気容量は変わらないということです。

そのため、同じ回路に接続されている他の場所で消費電力の大きい機器(電子レンジなど)を使っていると、新しいコンセントでドライヤーを使った際にブレーカーが落ちる可能性があります。

もう一つの方法が「専用回路の増設」です。これは、分電盤から新しいコンセントまで、独立した専用の配線を引き込む方法を指します。

他の機器の影響を受けずに安定して電力を使えるため、ヘアドライヤーや洗濯機といった消費電力の大きい製品を洗面所で使用する場合には、こちらの方法が強く推奨されます。

ただし、工事は分電盤からの配線となるため、分岐工事に比べて大掛かりになり、費用も高くなる傾向にあります。

また、分電盤に空きのブレーカー(回路)がなければ、分電盤自体の交換や増設が必要になる場合もあります。

どちらの方法を選択するかは、使用したい電化製品の消費電力と、既存の電気設備の状況によって決まります。これらの工事は、前述の通り、必ず電気工事士の資格を持つ専門業者に依頼しなければなりません。

コンセントの増設と必要な配線工事
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重要な防水・防湿性能について

洗面所は、家の中でも特に湿気が多く、水しぶきがかかりやすい場所です。そのため、照明器具やコンセントを設置する際には、防水・防湿性能を十分に考慮することが、安全のために不可欠となります。

電気製品の防水・防湿性能は、「IPコード」という国際規格で示されることがあります。「IP」に続く2つの数字のうち、1つ目が防塵性能、2つ目が防水性能を表します。

例えば「IPX4」と表記されている場合、2つ目の「4」が防水等級を示し、「あらゆる方向からの水の飛沫に対する保護」がされていることを意味します。

洗面所のような場所では、少なくともIPX4以上の防水性能を持つ製品を選ぶことが望ましいでしょう。

Information

洗面ボウル周辺など水はねが想定される場所は IPX4(飛沫に耐える)以上が目安ですが、シャワーが直接掛かる恐れのある位置では IPX5(噴流水に耐える)以上が推奨されます。

コンセントに関しては、水滴の侵入によるショートやトラッキング現象を防ぐための対策が大切です。

トラッキング現象とは、コンセントとプラグの隙間に溜まったホコリが湿気を吸い、そこが電気の通り道となって発火する現象で、電気火災の主要な原因の一つです。

対策として、既存のコンセントには後付けできる「防水コンセントカバー」を取り付けるのが手軽で効果的です。

これからコンセントを新設する場合には、水しぶきがかかりにくい腰より高い位置に設置し、可能であれば屋外用や浴室用に設計されたパッキン付きの防水コンセントを選択するのが最も安全な方法です。

また、洗濯機など常に接続しておく機器には、万が一の漏電時に感電を防ぐためのアース線を必ず接続することが求められます。

このように、水回りの電気設備においては、少しの油断が大きな事故に繋がる可能性があるため、防水・防湿への配慮は決して怠ってはいけません。

Information

コンセントの新設時は、内線規程(3202-2)に従い 床面から30 cm 以上の位置に設置することが推奨されています。加えて、水しぶきが予想される洗面所では パッキン付き防水コンセント(例:IP44 相当)を選ぶと安全性が高まります。

重要な防水・防湿性能について
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照明がつかない場合のチェックポイント

新しく設置したり、交換したりした照明がつかない場合、慌てずにいくつかの点を確認することで、原因を切り分けられることがあります。

まず最初に確認すべきは、最も基本的な「電源」です。分電盤のブレーカーが落ちていないか、照明のスイッチは正しく入っているかを確認します。

スイッチが壁のスイッチと照明器具本体の両方にあるタイプの場合は、両方がオンになっているか確かめてください。

次に、光源である「電球」を確認します。LED電球や蛍光灯が、ソケットに正しく、そして奥までしっかりと取り付けられているかを見直します。

一度取り外して、再度確実に取り付けてみましょう。それでも点灯しない場合は、電球自体が初期不良である可能性も考えられます。もし予備の電球があれば、交換して点灯するか試してみるのが有効です。

これらを確認しても問題が解決しない場合、原因は「照明器具本体の不具合」または「配線や接続の問題」である可能性が高まります。

照明器具と天井の配線が正しく接続されているか、接触不良を起こしていないか。特に引掛シーリングの場合は、アダプターがカチッと音がするまで確実にはまっているかを確認します。

ただし、配線部分の確認や修理は、電気工事士の資格がなければ行うことはできません。

もし配線に問題があると思われる場合は、感電や火災のリスクを避けるため、絶対に自分で触らず、施工した業者や専門の電気工事業者に連絡して点検を依頼してください。

単純な見落としから専門的な問題まで、原因は様々ですが、安全を最優先し、資格が必要な範囲の作業には手を出さないことが最も肝心です。

照明がつかない場合のチェックポイント
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資格が必要な工事などの注意点

洗面台の照明やコンセントに関わる作業には、法律(電気工事士法)によって、安全のために厳格なルールが定められています。

資格を持たない人が行ってよい作業と、絶対に手を出してはならない工事の境界線を正しく理解しておくことは、非常に大切です。

無資格でも行える軽微な作業

資格がなくても安全に行えると法律で認められている作業は、以下のような配線を直接扱わないものに限られます。

・引掛シーリングに、対応する照明器具を取り付ける、または取り外す作業
・既存の電球を、同じ口金サイズの新しい電球に交換する作業
・コンセントに差し込むタイプのプラグ付き照明器具や、電池式の照明器具を設置する作業
・コンセントカバーやスイッチプレート(表面の化粧板)を交換する作業

電気工事士の資格が必須の工事

一方で、壁や天井の内部にある電線を一本でも扱ったり、接続したりする作業は、全て電気工事士の資格が必要です。具体的には以下のような工事が該当します。

・コンセントの新設、増設、移設
・壁に埋め込まれたスイッチの交換や修理
・引掛シーリング自体の取り付け、取り外し、交換
・照明器具と天井の配線を直接接続する作業(直付け照明など)

無資格でこれらの工事を行うことは、法律で固く禁じられています。

万が一、無資格工事が原因で火災や感電事故が発生した場合、火災保険が適用されない可能性があるだけでなく、近隣に被害が及んだ際には莫大な損害賠償責任を負うリスクもあります。

賃貸物件の場合は、契約違反として退去時に高額な原状回復費用を請求されることにも繋がります。

以上のことから、少しでも配線に触れる可能性がある作業は、必ず有資格者であるプロの電気工事業者に依頼するという原則を、徹底して守る必要があります。

資格が必要な工事などの注意点
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まとめ:洗面台の照明後付けとコンセントの悩み

この記事では、洗面台の照明とコンセントに関する様々な悩みへの対処法を解説しました。

洗面台の照明やコンセントは、毎日の生活を快適にする重要な設備です。

しかし、その工事には専門知識と資格が不可欠となります。ご紹介したポイントを参考に、DIYで行う作業とプロに任せるべき工事を正しく見極め、安全で満足のいく環境を手に入れてください。

なお、横浜市および周辺エリアでコンセントの増設・新設や照明器具の取付工事をご検討の際は、私たち「横浜電気工事レスキュー」でも承っております。

お見積もりは無料ですので、どうぞお気軽にご相談ください。

  • 照明の設置位置は鏡上、埋め込み、天井があり、用途で選ぶ
  • 顔を均一に照らすなら鏡上、すっきり見せるなら埋め込みが有効
  • 壁付けのドレッサーライトはメイクの質を高める
  • センサーライトは夜間の利便性と衛生面でメリットが大きい
  • これから選ぶなら長寿命・省エネのLEDが総合的にお得
  • 照明器具と光源一体型がLED照明、交換できるのがLED電球
  • パナソニックやTOTOなど主要メーカーは機能とデザインに特色がある
  • コンセント増設などの配線工事はDIYでは行えず法律で禁止されている
  • 無資格工事は火災や感電のリスクが非常に高く危険
  • DIYで行えるのは配線を触らない電球交換や器具の取り付けのみ
  • 工事はホームセンター経由か専門業者への直接依頼が選択肢
  • 安全と品質を重視するなら専門業者への依頼が最も確実
  • 水回りでは防水・防湿性能(IPX4以上目安)を持つ製品を選ぶ
  • トラッキング火災防止のためコンセント周りの清掃と防水カバーが有効
  • 照明がつかない時はまずブレーカーと電球の緩みを確認する
  • 配線トラブルが疑われる場合は必ず専門業者に点検を依頼する