風呂場の換気扇がうるさい!掃除で直る騒音と寿命による交換の見極め方

お風呂の換気扇「異音」解決ガイド:掃除で直る?それとも交換?

こんにちは。横浜市を拠点に活動しております、横浜電気工事レスキューの主任電気工事士「天谷(あまたに)富士夫」です。

一日の疲れを癒やすバスタイム。そんなリラックスしている空間で、換気扇から「ゴォー」「カラカラ」「キーン」といった不快な異音が聞こえてきたら、気分も台無しですよね。

実は、この風呂場の換気扇の騒音に関するご相談は、私たちが日々いただくお問い合わせの中でも非常に多いものの一つです。

その原因は、意外と単純なホコリの蓄積から、経年劣化によるモーターの寿命まで様々。「掃除すれば直るのかな?」「もしかして、もう交換しないとダメ?」「賃貸だけど、費用は誰が負担するんだろう…」など、次から次へと疑問や不安が湧いてくるのではないでしょうか。

異音は単にうるさいだけでなく、換気能力の低下を招き、放置すれば故障や思わぬ事故につながる可能性も秘めています。だからこそ、早めの原因特定と適切な対応が何よりも大切になってくるんですね。

この記事では、そんなお風呂の換気扇の異音に悩むあなたのために、私たち電気工事のプロが現場で培った知識と経験を基に、以下の点を徹底的に解説していきます。

この記事を最後までお読みいただければ、ご自宅の換気扇に今何が起きているのかを正しく理解し、ご自身で対処すべきか、プロに任せるべきかの的確な判断ができるようになります。

記事のポイント

  • 「ゴォー」等の不快な異音から故障原因を正確に突き止める診断方法
  • 自身で安全・確実に行える換気扇の清掃とメンテナンスの重要手順
  • 異音を放置し続けることで生じる本当の危険性と、交換見極め時期
  • 専門業者へ依頼する場合の費用相場と後悔しない優良業者の選び方

風呂場の換気扇がうるさい主な原因と自分でできる対処法

換気扇から聞こえてくる不快な「音」。実はそれ、換気扇が発している「SOSサイン」なんです。人間と同じで、どこかに不調を抱えていると、何かしらのサインを発します。

まずはご自宅の換気扇がどんな音を出しているのか、少し意識して耳を澄ましてみてください。その音の種類によって、トラブルの原因をある程度推測することができ、適切な対処法も見えてきますからね。

異音の種類でわかるカラカラ・キーン音の正体

ゴォー、カラカラ、キーン、ジーという4種類の換気扇の異音とそれぞれの原因を示す図解

毎日使っていると、多少の音には慣れてしまいがちですが、「以前はこんな音しなかったはず…」と感じたら、それは間違いなく要注意のサインです。ここでは、現場でよく遭遇する代表的な異音の種類と、その裏に隠された原因を詳しく解説していきます。

特に「シュルシュル」という特有の擦れ音が気になっている方は、こちらの『換気扇からの異音シュルシュル!原因と自分でできる対処法』も併せてご覧いただくと、より具体的な原因特定に役立ちますよ。

ゴォー・ゴーという低い音

シロッコファンにホコリが蓄積し、空気が通りにくくなっている様子
画像はAI生成によるイメージであり実際のものとは異なります。

これは換気扇の異音トラブルで最も頻繁に聞かれる、うなるような低い音ですね。この音の主な原因は、ファンや換気扇内部、排気ダクト内に長年蓄積されたホコリやカビなどの汚れです。

換気扇のファン(特に筒状のシロッコファン)は、たくさんの細かい羽で構成されています。この羽一枚一枚にホコリが分厚く付着すると、大きく分けて2つの問題が起こります。

  1. 空気抵抗の増加
    ホコリが空気の流れを妨げ、モーターが無理に空気を押し出そうとすることで、うなるような大きな音が発生します。
  2. 回転バランスの崩れ
  3. ホコリの付き方にムラがあると、ファンの重心がずれてしまいます。高速で回転する部品のバランスが崩れると、振動が生まれ、「ゴォー」という騒音に繋がるのです。

このタイプの異音は、換気扇の性能が著しく落ちているサインでもあります。長期間お掃除をしていない場合は、まず念入りな清掃を試してみることで、驚くほど静かになる可能性がありますよ。

カラカラ・カタカタという乾いた音

換気扇のプロペラにヒビが入り、木の枝のような異物が引っかかっているイラスト

まるで内部で何かがぶつかっているかのような「カラカラ」「カタカタ」という乾いた音。この場合は、物理的な接触や部品の不具合が疑われます。考えられる原因は主に3つですね。

  • プロペラ(ファン)の破損・変形
    長年の使用による経年劣化や、掃除の際に無理な力を加えたことで、プラスチック製のファンにヒビが入ったり、一部が欠けてしまったりすることがあります。その破損した部分が回転するたびに、本体のカバーや枠に接触して音を立てているケースです。
  • 異物の混入
    換気扇は外部と繋がっているため、排気口から虫の死骸や巣、枯葉、あるいは建築時の小さなゴミなどが侵入することがあります。それらがファンに引っかかり、回転と一緒に動き回って音を発生させます。
  • 部品の緩み
    ファンの中心部でモーター軸に固定しているネジやナットが、長年の振動によって少しずつ緩んでくることがあります。すると、ファン自体がぐらついてしまい、回転時に軸やカバーと接触して「カタカタ」という音を出す原因になります。

この音の場合も、一度カバーを外して内部を点検してみることで、原因が特定できるかもしれません。

キーン・キュルキュルという金属音

モーターのベアリング部分が油切れを起こし、金属が摩耗している様子

耳障りな甲高い金属音や、黒板を爪で引っ掻くような音がする場合、その原因はほぼ間違いなくモーター内部にある「ベアリング(軸受)」の潤滑油切れや摩耗です。

ベアリングは、モーターの回転軸を滑らかに支えるための非常に重要な部品。内部には潤滑のためのグリスやオイルが封入されていますが、長年使い続けると、熱などによって油が劣化したり、消耗してしまいます。

油が切れた状態で金属同士が高速でこすれ合うため、「キーン」という悲鳴のような異音が発生するのです。これは、モーターが寿命を迎えつつあるサインと言えますね。

初期症状であれば、専用の潤滑油を差すことで一時的に音が収まることもありますが、多くの場合、根本的な解決にはモーターの交換が必要になります。

ジーという電気的な音

換気扇のモーター部分から異常な電気や熱が発生している警告イラスト

これまで紹介した音とは少し毛色が違う、低く続く「ジー」というハム音。この音には特に注意が必要です。これは物理的な接触や汚れが原因ではなく、モーターそのものや、内部の電気回路に異常が発生している可能性がある危険サインだからです。

モーター内部のコイルの絶縁が劣化したり、電子部品が故障しかけている場合にこの種の音が出ることがあります。放置すると、モーターの異常な発熱、ショート(短絡)を引き起こし、最悪の場合は発煙や発火といった火災事故に繋がる恐れも。

この音が聞こえたら、もはや掃除や注油でどうにかなるレベルではありません。

「ジー」という音は深刻な故障のサイン!

もし換気扇から「ジー」という継続的な異音が聞こえる場合は、モーターや内部回路の不具合、絶縁劣化などが関係している可能性があります。

異音に加えて「焦げくさいにおい」「モーター部分が異常に熱い」「回転が不規則」といった症状があるときは、感電や火災リスクを避けるため使用を中止し、(可能であれば)換気扇の電源を遮断して、専門業者へ点検を依頼してください。

自分で修理する前に!換気扇の掃除と油をさす手順

感電を防ぐため、浴室のブレーカーをオフにする手順のイラスト

異音の原因が「ゴォー」というホコリによるものであったり、「キーン」という音の初期症状であったりするならば、ご自身でのメンテナンスで改善する可能性があります。

ただし、換気扇は電気製品であり、高所での作業も伴います。これからお伝えする手順と注意点を必ず守って、安全第一で作業を行ってくださいね。

【最重要】作業前には必ず分電盤のブレーカーを落としてください!

万が一の感電事故を防ぐため、作業を始める前には必ず分電盤を確認し、浴室換気扇(多くは「洗面所・トイレ」などと表示されています)に繋がる回路のブレーカーを「切」にしてください。

どのブレーカーか特定できない場合は、家全体の電気を止めるメインブレーカーを落とすのが最も安全です。

1. カバーとファン(シロッコファン)の取り外し

換気扇の分解洗浄、ドライヤーでの完全乾燥、モーター軸への注油の3ステップ

まず、換気扇の表面にあるカバー(グリル)を外します。多くの製品は、カバーの両端に付いているV字型のバネで天井に固定されています。

カバーの縁をゆっくりと真下に引き下げると、バネが見えるので、それを内側にすぼめるようにして片方ずつ外しましょう。製品によってはネジで固定されているタイプもあります。

次に、カバーを外すと見える筒状のファン(シロッコファン)を取り外します。

ファンの中心に、手で回せる大きなツマミ(スピンナー)や、プラスドライバーで外すネジがありますので、これを反時計回りに回して外します。

長年の汚れで固着している場合もありますが、無理に力を加えると破損の原因になります。ゆっくりと、慎重に作業を進めてくださいね。

2. 部品の洗浄と乾燥

取り外したカバーとファンは、お風呂場でお掃除しましょう。浴室用の中性洗剤を吹き付け、使い古しの歯ブラシや少し硬めのブラシを使って、こびりついたホコリやカビを丁寧にこすり落とします。

特にシロッコファンは、無数の細かい羽の隙間に汚れが溜まりやすいので、一枚一枚根気よく洗浄するのがポイントです。油汚れがひどい場合は、お湯に少しの間つけ置きすると汚れが浮き上がって落としやすくなりますよ。

洗浄が終わったら、シャワーで洗剤をしっかりと洗い流し、乾いた布で水気を拭き取ります。ここで最も重要なのが、部品を完全に乾燥させること。

水分が残ったまま取り付けると、金属部品のサビや新たなカビの発生、さらにはモーター故障の原因にもなりかねません。

風通しの良い場所で半日ほど自然乾燥させるか、急ぐ場合はドライヤーの冷風などを活用して、隅々までしっかり乾かしてください。

3. モーター軸への注油(油をさす)

「キーン」「キュルキュル」といった金属音が出ている場合に効果が期待できるのが、モーター軸への注油です。

ファンを取り外した奥を覗き込むと、本体から突き出ているモーターの中心軸(ファンが取り付けられていた金属の棒)が見えます。

この軸の根元部分に、専用の潤滑油をほんの1〜2滴だけ垂らします。注油後は、手で軸をゆっくりと数回まわして、油を内部になじませてあげるとより効果的です。

注油に関する注意点!

家庭によくあるCRC-556などは便利ですが、メーカーFAQでも「ゴム、プラスチック、樹脂への使用は劣化や変色のおそれがある」と案内されています。

(出典:呉工業 5-56シリーズ よくあるご質問 閲覧日:2026年2月25日)

換気扇には樹脂部品が使われていることも多いため、安易な使用は避け、樹脂に使える潤滑剤かどうかを確認してからにしましょう。

また、換気扇は機種によって構造が異なり、注油を前提としていない(分解・注油が推奨されない)ものもあります。

注油を試す場合でも、取扱説明書の指示に従い、対応可否が不明なときは無理に行わず、点検・交換を検討してください。付ける場合でもごく少量で十分です。

4. 元通りに組み立て

洗浄した部品が完全に乾いたことを念入りに確認したら、取り外した時と逆の手順でファンとカバーを元通りに取り付けます。

ファンを軸に差し込み、スピンナーやネジを時計回りに回してしっかりと固定します。

この時、取り付けが甘いと新たな振動や異音の原因になるので、ぐらつきがないか軽く確認しましょう。最後にカバーをバネでパチンと固定すれば作業は完了です。

全てが終わったら、分電盤のブレーカーを「入」に戻し、換気扇のスイッチを入れてみましょう。異音が解消され、静かにスムーズに回転していれば、メンテナンスは成功です。

浴室換気扇の異音を放置すると火災のリスクも

換気扇の異音放置が引き起こす異常発熱による火災リスクと、カビ発生による健康被害の警告

「ちょっとうるさいだけだし、換気はできているから大丈夫だろう」と異音を放置してしまうのは、実は非常に危険な行為です。

私もこれまでの現場で、もう少し対応が遅れていたら…とヒヤリとするようなケースを何度も見てきました。

最も警戒すべきは、やはり火災のリスクです。モーターにホコリが綿のようにびっしりと溜まった状態で、さらにベアリングの劣化などによって正常な回転が妨げられると、モーターに過剰な負荷がかかり続けます。

その結果、モーターが異常な高温となり、蓄積したホコリに引火してしまうのです。

これは、換気扇に義務付けられている「長期使用製品安全表示制度(設計上の標準使用期間の表示)」の注意喚起でも示されているように、経年劣化(熱・湿気・ホコリ等)により発火などの事故につながるおそれがあるため、異音や異常がある場合は早めに点検・交換を検討すべきケースです。

(出典:長期使用製品安全表示制度の創設|経済産業省 閲覧日:2026年2月25日)

また、火災に至らないまでも、換気能力の著しい低下は深刻な問題を引き起こします。湿気が浴室内にこもり続けることで、壁や天井、目地などに黒カビが大量発生する直接的な原因となります。

賃貸はまず管理会社へ連絡を

賃貸アパートで換気扇が故障した際、まずは管理会社へ電話連絡する手順

もし今お住まいのお部屋がアパートやマンションなどの賃貸物件である場合は、ご自身で業者を手配したり、分解・修理を試みたりする前に、まずは必ず管理会社や大家さんに連絡を入れてください。

その理由は、換気扇はエアコンや給湯器などと同じく、部屋の「設備」の一部として扱われるためです。設備の所有者は大家さんであり、その維持管理の責任も基本的には大家さん側にあります。

もし良かれと思って勝手に修理や交換をしてしまうと、「契約違反」と見なされたり、退去時に「原状回復」を求められたりするなど、予期せぬトラブルに発展する可能性があるのです。

管理会社や大家さんに連絡する際は、以下の情報を整理して伝えると、その後のやり取りが非常にスムーズに進みますよ。

  • いつから異音がするようになったか
    「1週間前から急に」「半年前から徐々に」など
  • どんな種類の音がするか
    「ゴーゴーとうなるような音」「カラカラと何かが当たる音」など具体的に
  • 換気扇のメーカーや型番
    カバーの裏側や本体の側面に貼られたシールに記載されていることが多いです(わかる範囲で大丈夫です)
  • 試したこと
    「カバーを外してフィルターの掃除はしてみた」など、もし何か試していれば伝えましょう

賃貸の費用負担と責任の所在

賃貸物件での設備トラブルで最も気になるのが、費用の負担についてですよね。これは、故障の原因がどこにあるかによって変わってきます。

結論から言うと、普通に毎日使っていて、長年の使用によって自然に壊れた「経年劣化」による故障の場合は、原則として大家さん(貸主)の負担で修理・交換が行われます。

これは民法606条(賃貸人による修繕等)に基づく考え方で、貸主には使用収益に必要な修繕義務があります。

ただし、借主側の責めに帰すべき事由で修繕が必要になった場合は、この限りではありません(契約の特約も含め個別判断になります)。

(出典:e-Gov法令検索 民法 閲覧日:2026年2月25日)

賃貸にお住まいで、実際どこに修理を依頼すべきか迷われたり、費用面での責任分界点が気になったりする場合は、『換気扇の修理はどこに頼む?依頼先の選び方と費用相場を解説』の記事も参考に、スムーズな解決に向けた知識を深めておくことをおすすめします。

ただし、注意が必要なケースもあります。それは、入居者の使い方に問題があったと判断された場合です。

例えば、一度も掃除をせずにフィルターやファンをホコリで詰まらせてしまい、それが原因でモーターが故障したようなケースでは、入居者が負うべき「善良な管理者の注意義務(善管注意義務)」に違反したとして、修理費用を請求される可能性もゼロではありません。

日頃から、フィルターの清掃など、自分でできる範囲の簡単なお手入れはしておくのがトラブル回避のコツです。

また、賃貸契約書に設備故障時の負担に関する特約事項が記載されている場合もあるので、一度目を通しておくとより安心です。

風呂場の換気扇がうるさい時の業者選びと交換費用

ご自身で掃除や注油を試しても異音が改善しない場合や、そもそも分解しての作業に不安を感じる、そして何より設置から10年以上が経過している。

そんな時は、いよいよ換気扇本体の交換を検討するタイミングかもしれません。

ここでは、交換にかかる費用や修理との比較、そして何よりも大切な、安心して工事を任せられる優良業者の選び方のポイントを、プロの視点から詳しく解説していきますね。

業者選びの基準や全体的な予算感をさらに詳しく知りたい場合は、『風呂場の換気扇交換の費用相場|業者選びで失敗しないポイント』も欠かさずチェックしてみてください。

交換費用と修理相場を徹底比較

換気扇のモーターのみ交換、本体交換、暖房乾燥機付きへの交換それぞれの費用相場とメリット

浴室換気扇のトラブルでまず気になるのは、やはり「一体いくらかかるのか?」という費用面だと思います。

交換するのか、それとも部分的な修理で済むのかによって、金額は大きく変わってきます。一般的な費用相場を以下の表にまとめてみました。

作業内容費用相場(目安)備考
本体交換(換気のみ・天井埋め込み型)35,000円~60,000円換気機能のみのシンプルな後継機種に交換する場合。本体価格+標準工事費+旧機種処分費込みの価格帯です。
本体交換(多機能型)70,000円~200,000円以上浴室換気乾燥暖房機への交換。暖房、涼風、衣類乾燥など機能が豊富な分、本体価格が高くなります。性能により価格は大きく変動します。
モーターのみ交換(修理)20,000円~35,000円モーター部品代+交換作業費。メーカーから部品を取り寄せるため、時間がかかる場合や、旧機種では部品が供給終了していることもあります。
ファンのみ交換(修理)15,000円~25,000円ファン部品代+交換作業費。破損や変形の場合に行いますが、他の部分も劣化していることが多く、あまり選択されません。
Information

上記の金額は、一般的な戸建て・マンションの浴室で「天井埋め込み型換気扇(換気のみ)」を想定した、部材費+標準工事費込みの目安です。開口加工やダクト加工、電気工事の追加がある場合は金額が変わります。

10年超えは交換?修理との損益分岐点

メーカーが製品ごとに定めている「設計上の標準使用期間」というものをご存知でしょうか。これは、標準的な条件下で使用した場合に、安全上支障なく使用することができる期間の目安を示すものです。

換気扇の「設計上の標準使用期間」は、メーカーや機種で表示が異なりますが、一般的な換気扇(レンジ用フードファンを除く)では「15年」と表示される例が多く、レンジ用フードファンは「10年」とされる例があります。まずは本体ラベルや取扱説明書の表示を確認するのが確実です。

(出典:換気扇の長期使用についてのお知らせとお願い|日立の家電品 閲覧日:2026年2月25日)

もしお使いの換気扇が、この10年という節目を超えている場合、たとえ異音の原因であるモーターだけを修理したとしても、そう遠くないうちに今度はスイッチやファン、内部の基板といった別の部品が寿命を迎え、再び故障してしまう可能性が非常に高いのです。

そうなると、修理費用が二重、三重にかかってしまい、結果的に「最初から本体ごと交換しておけば良かった…」ということになりかねません。

こうした理由から、私たち専門業者は、使用期間が10年を超えている換気扇の異音トラブルについては、部分的な修理ではなく、本体ごとの交換を強くおすすめすることが多いです。

一時的な出費は交換の方が大きく感じられるかもしれませんが、その後何年も安心して使える安全性や快適性、そして長期的なコストパフォーマンスを考えれば、結果的にお得になるケースがほとんどです。

モーターのみ交換と本体交換どっちが得?

では、使用年数が比較的浅い、例えば5年~7年程度の場合はどうでしょうか。この場合は、モーターのみの交換という選択肢も現実的になってきます。

それぞれのメリット・デメリットを比較して、どちらがご自身の状況に合っているか考えてみましょう。

モーターのみ交換

メリット

なんといっても、本体を丸ごと交換するのに比べて初期費用を安く抑えられるのが最大の利点です。

デメリット

モーター以外の部品(ファン、スイッチ、電子基板など)は古いままなので、また別の箇所が故障するリスクは残ります。

また、補修用性能部品の保有期間はメーカー・機種で差がありますが、一般的な換気扇では「製造打ち切り後6年」が目安とされています(BL対象品など一部は8年以上の場合もあります)。

期間を過ぎると修理が難しくなる場合がありますので注意が必要です。

本体ごと交換

メリット

全ての部品が新品になるため、当面は故障の心配なく安心して使用できます。

最近のモデルは、10年前の製品に比べて省エネ性能や静音性が格段に向上していることが多く、電気代の節約や運転音の静かさといった快適性の向上も期待できます。

もちろん、新品なのでメーカーの製品保証も付きます。

デメリット

初期費用が修理に比べて高額になります。

結論として、保証期間が残っているような新しい機種でもない限りは、今後長く安心してバスタイムを過ごすことを考えると、やはり本体ごとの交換の方がトータルでのメリットは大きいと言えるでしょう。

失敗しない優良業者の選び方3つのコツ

電気工事士の資格確認、複数社からの相見積もり、実績と口コミの確認という優良業者選びの3つのポイント

交換を決意したものの、「どこに頼めばいいのかわからない」というのが正直なところだと思います。残念ながら、電気工事業者の中には、技術が未熟であったり、不当に高額な請求をしたりする業者も存在します。

大切な住まいの工事を安心して任せられる業者を見つけるために、ぜひチェックしてほしい3つのポイントをご紹介します。

優良業者を見抜く3つのチェックポイント

「電気工事士」などの有資格者か確認する(直結式の場合)

換気扇の交換は、機種によっては電源直結(固定配線の端子に電線をねじ止め等)となっており、その場合は電気工事士等の資格が必要になるのが原則です。

一方で、コンセントに差し込むタイプなど作業範囲が限定されるケースもあるため、「直結か/プラグ接続か」を確認し、判断に迷う場合は資格者へ依頼するのが安全です。

資格が必要な工事を無資格者が行うと、漏電や火災といった重大な事故を引き起こす危険性が高いため、業者のホームページなどで第二種電気工事士以上の資格を明記している業者を選ぶとより安心です。

複数の業者から見積もりを取る(相見積もり)

面倒に感じられるかもしれませんが、最低でも2~3社から見積もりを取ることを強くおすすめします。これにより、お住まいの地域における適正な費用相場を把握することができます。

料金の安さだけで判断するのではなく、「見積書の内訳(本体価格、工事費、諸経費など)が細かく明確か」「こちらの質問に対して専門用語を使わず丁寧に答えてくれるか」といった、業者の対応の誠実さもしっかりと比較検討することが重要です。

施工実績や実際に利用した人の口コミを確認する

その業者がこれまでどのような工事を手掛けてきたか、ホームページに掲載されている施工事例で確認しましょう。ご自宅と似たような状況の工事例があれば、仕上がりのイメージも湧きやすくなります。

また、Googleマップの口コミや地域の情報サイトなども参考になります。良い評価だけでなく、万が一の際の対応なども含めて、利用者のリアルな声を確認することで、その業者の信頼性を見極めることができます。

風呂場の換気扇がうるさい悩みの最終解決策

清潔で快適な浴室のイラストと、横浜電気工事レスキューへの相談を促すメッセージ

今回は、多くの方が悩まされるお風呂の換気扇の異音について、その原因からご自身でできる対処法、そして専門業者による交換まで、順を追って詳しく解説してきました。

まずはこの記事を参考に、ご自宅の換気扇が発している音の種類を確認し、ご自身でできる範囲のお掃除から試してみてください。

それでも改善が見られない場合や、分解作業に少しでも不安を感じる時、そして10年以上お使いの換気扇の場合は、決して無理をせず、私たちのようなプロの電気工事士に相談してください。

一日の終わりに心と体をリフレッシュする大切な場所だからこそ、お風呂は静かで快適な空間であってほしいですよね。換気扇から聞こえる異音は、そんな快適なバスタイムを妨げるただの騒音ではなく、機械が私たちに送る「助けて!」のサインなのかもしれません。

そのサインを見逃さず、適切に対処してあげることが、日々の暮らしの安全と快適に繋がります。

横浜・川崎・東京都で業者をお探しの方へ

もし横浜市・川崎市およびその周辺エリアで換気扇の音にお悩みでしたら、どんな些細なことでも構いません。

「うちの場合はどうなんだろう?」といったご質問だけでも大歓迎ですので、ぜひ横浜電気工事レスキューまでお気軽にご相談ください。

あなたのバスタイムが、再び心安らぐ時間となるよう、私たちが全力でサポートさせていただきます。