風呂場の換気扇交換の費用相場|業者選びで失敗しないポイント

- 1. 風呂場の換気扇交換費用の内訳と相場
- 1.1. 何年が目安?寿命のサイン
- 1.2. 交換や修理は自分でできるのか
- 1.3. TOTO・パナソニックなどメーカーと業者選び
- 1.3.1. メーカーごとの特徴
- 1.3.2. 業者の選び方
- 1.4. 浴室におすすめのビルトインタイプ
- 1.5. 賃貸や中古マンション・戸建ての注意点
- 1.5.1. 賃貸物件の場合
- 1.5.2. 中古マンションの場合
- 1.5.3. 戸建ての場合
- 2. 風呂場の換気扇の交換費用を依頼先ごとに比較
- 2.1. どこに頼むのが最適か
- 2.2. リフォーム会社・専門工事業者(電気工事店など)
- 2.3. ホームセンター(コーナン・カインズホーム)
- 2.4. 家電量販店(ケーズデンキ・ヤマダ電機)
- 2.5. カインズホームの換気扇交換はいくら?
- 2.6. まとめ:風呂場の換気扇交換費用を抑えるには
風呂場の換気扇から異音がしたり、吸い込みが弱くなったりしていませんか。風呂場の換気扇交換を考えたとき、多くの方が気になるのはその費用相場ではないでしょうか。
交換は何年ごとが適切なのか、交換と修理はどちらが良いのか、また自分で作業できるのかという疑問も浮かびます。
どこに頼むかについても、専門の業者から、身近なホームセンターであるコーナンやカインズホーム、あるいは家電量販店のケーズデンキやヤマダ電機まで選択肢は多様です。
さらに、TOTO、パナソニック、リクシルといったメーカーごとの特徴や、浴室のビルトインタイプに関する情報、そして賃貸や中古マンション、戸建てといった住宅形態による注意点も知っておきたいところです。
この記事では、そうした風呂場の換気扇交換に関するあらゆる疑問にお答えします。
「カインズホームで換気扇を交換するにはいくらかかりますか?」といった具体的な質問から、おすすめの選び方まで、失敗や後悔のない換気扇交換を実現するためのポイントを網羅的に解説します。
記事のポイント
- 何年が目安?寿命のサイン
- 交換や修理は自分でできるのか
- TOTO・パナソニックなどメーカーと業者選び
- 浴室におすすめのビルトインタイプ
- 賃貸や中古マンション・戸建ての注意点
風呂場の換気扇交換費用の内訳と相場
何年が目安?寿命のサイン
浴室換気扇の交換時期は、メーカーが示す設計標準使用期間が約10年であるため、10年を過ぎたら交換を検討するのが推奨目安とされています(使用状況によっては早まる/延びる場合があります)。
これはメーカーが定めている「設計上の標準使用期間」に基づくもので、この期間を超えて使用を続けると、部品の経年劣化により性能が低下するだけでなく、思わぬ事故につながる可能性も高まります。
もちろん、使用頻度や環境によって寿命は前後しますが、年数に関わらず以下のようなサインが見られた場合は、交換を検討するタイミングと考えられます。
- 異音がする
- 「ジー」「ブーン」といったモーターのうなり音や、「カラカラ」「キュルキュル」といった何かが擦れるような音がする場合、モーターの軸のズレや潤滑油不足、部品の破損が考えられます。
- 振動が大きくなる
- 本体がガタガタと振動する場合、内部のファンにホコリが偏って付着しているか、部品の固定が緩んでいる可能性があります。
- 換気能力の低下
- スイッチを入れても浴室の湿気がなかなか取れなくなった、あるいは吸込口にティッシュペーパーを当てても吸い付かない場合、ファンの汚れやモーターの劣化で換気能力が著しく落ちています。
- 異臭がする
- 掃除をしてもカビ臭さや焦げ付いたような臭いがする場合、内部に繁殖したカビや、モーターの異常が疑われます。
- スイッチを入れても動かない
- ブレーカーが落ちていないにも関わらず完全に動作しない場合は、本体の故障が明白です
これらの症状を放置すると、湿気が原因で浴室内にカビが蔓延しやすくなるだけでなく、漏電やショートによる火災のリスクも無視できません。
そのため、異常を感じたらなるべく早く専門家による点検や交換を行うことが大切です。

交換や修理は自分でできるのか
交換費用を抑えるためにDIYを検討する方もいらっしゃるかもしれませんが、浴室換気扇の交換や修理を自分で行うことには高い専門性とリスクが伴います。
原則として、浴室換気扇の交換は専門業者に依頼することが推奨されます。
なぜなら、多くの浴室換気扇は天井裏などで電源線に直接接続されており、この配線作業を行うには電気工事士法に基づく「電気工事士」の国家資格が義務付けられているからです。
無資格で行うと法令違反となり、30万円以下の罰金などの罰則が科されるおそれがあります。
また、資格を持たない人が作業を行うと、感電や漏電、ショートによる火災といった重大な事故を引き起こす危険性があります。
一部、コンセントプラグで接続されている壁掛けのプロペラファンタイプであれば、資格がなくても交換は不可能ではありません。しかし、現代のユニットバスではこのタイプは非常に稀です。
また、部分的な修理についても注意が必要です。例えばモーターのみを交換する場合でも、配線を伴う作業は資格が必要です。
フィルターの清掃や交換といった簡単なメンテナンスは自分で行えますが、本体を分解するような修理は避けるべきです。
もし設置から10年近く経過している換気扇が故障した場合、一部分を修理しても、すぐに他の部品が寿命を迎える可能性があります。
結果的に修理費用が積み重なり、初めから全体を交換した方が安く済んだというケースも少なくありません。
これらのことから、安全性と長期的なコストパフォーマンスを考慮すると、プロの業者に任せるのが最も賢明な選択と言えます。

TOTO・パナソニックなどメーカーと業者選び
浴室換気扇を選ぶ際には、TOTOやパナソニック、リクシル(LIXIL)といった主要メーカーの特徴を理解し、信頼できる業者に施工を依頼することが鍵となります。
メーカーごとの特徴
- パナソニック(Panasonic)
- 換気扇から高機能な浴室暖房乾燥機まで、非常に幅広いラインナップを誇ります。
- 静音性に優れたモデルや、省エネ性能の高いDCモーター搭載機種など、選択肢が豊富なのが魅力です。汎用性が高く、多くの浴室に対応できます。
- 三菱電機(Mitsubishi Electric)
- パナソニックと並び、換気扇市場で高いシェアを持っています。こちらも基本的なモデルから多機能なものまで揃っており、特に換気性能や耐久性に定評があります。
- TOTO
- 自社のユニットバス「サザナ」や「シンラ」に最適化された製品を提供しています。
- TOTO製のユニットバスを使用している場合、後継機種を選ぶことでスムーズに交換できる可能性が高いです。換気だけでなく、浴室全体の快適性を高める機能が充実しています。
- リクシル(LIXIL)
- 旧INAXの製品を含め、こちらも自社のユニットバス「スパージュ」や「リデア」との連携を前提とした製品が中心です。
- デザイン性が高く、浴室空間との一体感を重視する場合におすすめです。
- 高須産業やマックス(MAX)
- 浴室暖房乾燥機に強みを持つ専門メーカーです。特に高須産業のグラファイトヒーターは、素早く浴室を暖める性能で人気があります。
業者の選び方
適切なメーカーや製品を選んだら、次は施工を依頼する業者選びが大切です。
業者には地域の電気工事店、リフォーム会社、ホームセンターなど様々な選択肢がありますが、いずれの場合も「電気工事士」の資格を持ったスタッフが施工すること、そして万が一の際に備えて「損害賠償責任保険」に加入していることを必ず確認してください。
また、複数の業者から見積もりを取る「相見積もり」は、適正価格を把握し、信頼できる業者を見極める上で非常に有効です。見積書の内訳が明確で、こちらの質問に丁寧に答えてくれる業者を選ぶようにしましょう。

浴室におすすめのビルトインタイプ
現在の日本の浴室で主流となっているのが、天井に埋め込む「ビルトインタイプ」の換気扇です。
このタイプは、一般的に「シロッコファン」という円筒状のファンを使用しており、ダクトを通して効率的に湿気を屋外へ排出します。
ビルトインタイプの最大のメリットは、その静音性とデザイン性です。ファンが天井内に収められているため、プロペラファンに比べて運転音が静かで、見た目もスッキリしています。
また、外部の風の影響を受けにくいため、マンションなどの高層階でも安定した換気能力を維持できるのが特徴です。
さらに、このビルトインタイプは、単なる換気機能だけでなく、様々な付加機能を持つモデルのベースとなります。
- 浴室暖房機能
- 冬場の入浴前に浴室を暖め、急激な温度変化によるヒートショックのリスクを軽減します。高齢のご家族がいるご家庭には特におすすめの機能です。
- 衣類乾燥機能
- 雨の日や花粉の季節でも、浴室を乾燥室として活用できます。洗濯物の生乾きの臭いを防ぎ、快適な室内干しを実現します。
- 涼風機能
- 夏場の蒸し暑い入浴時に、送風によって体の火照りを和らげます。冷房ではないため、体を冷やしすぎることなく快適さを得られます。
- 24時間換気機能
- 微弱な風量で常時換気を行い、家全体の空気の流れを改善し、シックハウス症候群の対策にもなります
これらの多機能なモデルは「浴室暖房乾燥機」と呼ばれ、一台で何役もこなすため、浴室の快適性を格段に向上させることができます。
交換を機に、こうした高機能なビルトインタイプへのアップグレードを検討するのも良い選択肢です。

賃貸や中古マンション・戸建ての注意点
浴室換気扇の交換は、お住まいの住宅タイプによって注意すべき点が異なります。賃貸、中古マンション、戸建て、それぞれのケースで確認すべきポイントを解説します。
賃貸物件の場合
賃貸アパートやマンションにお住まいの場合、換気扇は大家さんや管理会社の所有物です。
そのため、故障や不具合を発見した際は、自分で業者を手配する前に、必ず大家さんか管理会社に連絡してください。通常、経年劣化による故障であれば、費用は貸主側の負担で交換・修理を行ってもらえます。
自己判断で交換してしまうと、費用を自己負担しなければならないだけでなく、退去時に原状回復を求められる可能性もあるため注意が必要です。
中古マンションの場合
分譲マンションでは、換気扇本体は個人の所有物(専有部分)ですが、排気ダクトはマンション全体の共有部分にあたります。
そのため、交換作業自体は個人の責任と費用で行えますが、管理規約で交換できる機種や工事の方法に制限が設けられている場合があります。
特に、ダクト径の変更や、壁に大きな穴を開けるような工事は認められないことがほとんどです。
工事を依頼する前に、必ず管理組合や管理会社に連絡し、工事の申請方法や規約について確認することがトラブルを避けるために不可欠です。
戸建ての場合
戸建て住宅は、マンションのような規約の制約がないため、比較的自由に機種を選び、工事を行うことができます。
プロペラファンからシロッコファンへ変更するといった、大掛かりなリフォームも可能です。ただし、建物の構造によっては希望の工事が難しい場合もあります。
例えば、天井裏のスペースが狭くてダクトの設置が困難であったり、外壁の材質によっては排気口の新規設置が難しかったりするケースが考えられます。
事前に業者に現場調査を依頼し、自宅の構造に適した交換プランを相談することが大切です。

風呂場の換気扇の交換費用を依頼先ごとに比較
- どこに頼むのが最適か
- ホームセンター(コーナン・カインズホーム)
- 家電量販店(ケーズデンキ・ヤマダ電機)
- カインズホームの換気扇交換はいくら?
- まとめ:風呂場の換気扇交換費用を抑えるには
どこに頼むのが最適か
浴室換気扇の交換を依頼する先は、主に「リフォーム会社・専門工事業者」「ホームセンター」「家電量販店」の3つに大別できます。
どこに頼むのが最適かは、何を重視するかによって異なります。それぞれのメリットとデメリットを理解し、ご自身の状況に合った依頼先を選びましょう。
専門知識や技術力を最も重視するなら、リフォーム会社や地域の電気工事業者などの専門業者がおすすめです。浴室の構造を熟知しており、複雑な設置状況にも対応できる高い技術力を持っています。
換気効率を考慮した最適な機種の提案や、丁寧な施工が期待できる一方、費用は比較的高くなる傾向があります。
手軽さや価格を重視する場合は、ホームセンターや家電量販店も有力な選択肢です。
店舗で実物を見ながら相談でき、本体と工事費がセットになったパック料金が用意されていることも多く、費用を抑えやすいのがメリットです。
ただし、実際の工事は提携業者が行うため、施工品質にばらつきが出る可能性や、複雑な工事には対応できない場合がある点には注意が必要です。
以下の表は、各依頼先の特徴をまとめたものです。
依頼先 | 費用相場(本体+工事費) | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
リフォーム会社・専門工事業者 | 40,000円~100,000円 | ・専門知識と技術力が高い ・複雑な工事にも対応可能・総合的な提案が受けられる | ・費用が比較的高めになる ・業者選びに手間がかかる |
ホームセンター | 30,000円~60,000円 | ・価格が比較的安い ・店舗で気軽に相談できる・ポイントなどが利用できる | ・工事は下請け業者が行う ・専門的な提案力は限定的 ・機種の選択肢が少ない場合がある |
家電量販店 | 35,000円~70,000円 | ・最新機種の情報が豊富 ・製品保証やアフターサービスが充実・ポイント還元がある | ・工事は下請け業者が行う ・繁忙期は工事まで時間がかかる ・専門的な工事に対応できない場合がある |
最終的にどの依頼先を選ぶにしても、必ず複数の業者から見積もりを取り、料金だけでなく、対応の丁寧さや保証内容まで含めて総合的に比較検討することが、後悔のない交換につながります。

リフォーム会社・専門工事業者(電気工事店など)
浴室換気扇の交換において、最も専門的な対応が期待できるのが、リフォーム会社や地域の電気工事店といった専門工事業者です。
最大のメリットは、その高い技術力と提案力にあります。専門業者は、換気扇の交換だけでなく、浴室全体の構造を熟知しています。
そのため、単に古いものと新しいものを入れ替えるだけでなく、「換気効率を改善したい」「より静かなモデルにしたい」といった要望に対し、最適な機種と施工方法を提案してくれます。
天井開口部の拡張やダクトの経路変更、浴室暖房乾燥機のための専用電源回路の増設など、ホームセンターや家電量販店では対応が難しい複雑な工事にも対応可能です。
また、万が一のトラブルにも迅速に対応してくれる安心感や、施工に関する保証が手厚い点も魅力です。
一方で、デメリットとしては、費用が比較的高くなる傾向があることが挙げられます。また、数多くの業者の中から、信頼できる一社を自分で見つけ出す手間がかかります。
業者を選ぶ際は、必ず「電気工事士」の有資格者が在籍しているかを確認しましょう。
複数の業者から見積もりを取り、料金だけでなく、提案内容や担当者の対応を比較検討することが、満足のいくリフォームにつながります。
業者選びのポイントは、ここまで解説してきた通りです。
もし横浜市周辺で信頼できる業者をお探しでしたら、私たち「横浜電気工事レスキュー」でもご相談を承っております。
資格を持った専門スタッフが、お客様のご状況に最適なプランをご提案しますので、どうぞお気軽にご連絡ください。

ホームセンター(コーナン・カインズホーム)
コーナンやカインズホームといった大手ホームセンターは、手軽に浴室換気扇の交換を依頼できる窓口として人気があります。最大の魅力は、価格の分かりやすさと手軽さです。
多くのホームセンターでは、換気扇本体の価格と標準的な交換工事費をセットにした「パック料金」を提示しています。
例えば、シンプルな換気機能のみの機種であれば、3万円〜5万円程度で交換が可能な場合が多く、費用感を掴みやすいのが特徴です。
また、普段の買い物で貯めたポイントを利用できたり、工事で新たにポイントが付与されたりするメリットもあります。
ただし、注意点も存在します。まず、ホームセンターが直接工事を行うわけではなく、提携している下請けの工事業者が実際の作業を担当します。
そのため、担当する業者によって技術力や対応に差が出ることがあります。
また、パック料金に含まれるのは、あくまで「標準工事」の範囲内です。標準工事とは、既存の換気扇と同じサイズ・種類の製品に、追加の加工なしで交換する作業を指します。
もし、天井の開口部を広げる必要がある、ダクトの交換が必要になる、あるいは専用の電気配線工事が必要になるといった場合は、別途追加費用が発生します。
取り扱っている換気扇の種類が限られている場合もあるため、特定のメーカーや機能にこだわりたい場合は、希望の製品があるか事前に確認が必要です。
相談のしやすさという点では非常に優れていますが、複雑な工事が予想される場合や、より専門的なアドバイスを求める場合は、リフォーム会社など他の選択肢も検討すると良いでしょう。

家電量販店(ケーズデンキ・ヤマダ電機)
ケーズデンキやヤマダ電機などの大手家電量販店も、浴室換気扇の交換を依頼できる窓口の一つです。
家電のプロフェッショナルであるため、最新の省エネ機種や多機能な浴室暖房乾燥機に関する情報が豊富な点が強みです。
家電量販店に依頼するメリットとして、製品保証や長期保証といったアフターサービスが充実している点が挙げられます。
万が一、製品に不具合が生じた際にも、購入店としてスムーズに対応してもらえる安心感があります。また、ホームセンターと同様に、ポイント還元制度を活用できるため、実質的な費用を抑えることが可能です。
一方で、デメリットもホームセンターと共通する部分が多くあります。工事は提携業者が行うケースがほとんどで、施工品質は担当業者に依存します。
また、こちらも基本的には「標準工事」を前提とした価格設定であり、既存の設置状況と異なる機種への交換や、それに伴う追加工事には別途費用がかかります。
特に、浴室暖房乾燥機など消費電力の大きい製品へ交換する場合、専用の電気回路が必要になることがあります。
家電量販店の提携業者では、こうした大掛かりな電気工事に対応できない場合もあるため、事前の現場確認と見積もりの段階で、どこまでの工事が可能かしっかりと確認することが不可欠です。
最新機種を豊富な知識を持つスタッフから選びたい、かつ手厚い製品保証を重視する方にとっては、有力な選択肢となります。

カインズホームの換気扇交換はいくら?
具体的な店舗として、カインズホームでの換気扇交換費用について見ていきましょう。カインズホームでは、リフォームサービスの一環として浴室換気扇の交換を請け負っています。
費用は、選ぶ製品と工事内容によって変動しますが、シンプルな換気扇(パイプファンなど)の交換であれば、商品代と標準工事費を合わせて、おおよそ3万円台からが目安となります。
天井に埋め込むシロッコファンタイプの場合は、4万円〜6万円程度が一般的な価格帯です。
カインズホームが提示する「標準工事費」には、通常、既存の換気扇の取り外し、新しい換気扇の取り付け、そして古い換気扇の処分費用が含まれています。
ただし、これはあくまで同タイプ・同サイズの機種に交換する場合の費用です。
もし、現在設置されている開口部のサイズと異なる製品を取り付けるために拡張工事が必要な場合や、ダクトの延長・交換、あるいは新規の電気配線が必要になる場合は、追加の工事費用が発生します。
例えば、浴室暖房乾燥機のような高機能な製品に交換する場合は、本体価格が5万円〜10万円以上になることに加え、専用回路の電気工事費などで、総額が10万円を超えることも珍しくありません。
正確な費用を知るためには、カインズホームの店頭やウェブサイトから見積もりを依頼するのが最も確実です。専門のスタッフが現場の状況を確認した上で、必要な工事内容と総額を提示してくれます。

まとめ:風呂場の換気扇交換費用を抑えるには
- 浴室換気扇の交換時期は設置後10年〜15年が目安
- 異音や振動、換気能力の低下は寿命のサイン
- 配線工事は電気工事士の資格が必要でDIYは非推奨
- 10年近く経過した製品は修理より全体交換が経済的
- 費用相場は単純交換で3万円〜6万円程度
- 浴室暖房乾燥機への交換は10万円以上になることも
- 依頼先は専門業者、ホームセンター、家電量販店の三択
- 専門業者は技術力が高いが費用は高めの傾向
- ホームセンターや家電量販店は手軽で価格が分かりやすい
- 工事は下請け業者が行うため品質にばらつきの可能性
- 標準工事費以外の追加費用に注意が必要
- 機種選びは既存の開口サイズとダクト径の確認が重要
- TOTOやリクシルは自社ユニットバスとの連携が強み
- パナソニックや三菱は汎用性が高く選択肢が豊富
- 必ず3社以上から相見積もりを取り総合的に比較検討する