横浜市港北区で破損した洗面台照明をオーデリック製LEDへ交換
洗面化粧台の蛍光灯をLED照明へ


照明器具の経年劣化とお客様の悩み
こんにちは、横浜電気工事レスキューの技術責任者、天谷富士夫です。
今回は、横浜市港北区の一戸建てにお住まいのお客様から頂いた、「洗面所の電気がつかなくなってしまったので見てほしい」というご依頼事例をご紹介します。
現場は築30年ほどの戸建て住宅です。ご案内された洗面脱衣所には、鏡のついた洗面化粧台が設置されていました。照明スイッチを入れても、蛍光灯が一瞬チカッとするだけで点灯しません。
お客様によると、数ヶ月前から点灯に時間がかかるようになり、新しい蛍光灯(電球)を買ってきて交換してみたものの改善しなかったとのことでした。
「洗面台ごと買い替えると数十万円かかってしまう。棚やボウルは使用に差し支えないので、照明部分だけなんとかならないか」というのが、今回の一番のご相談ポイントです。
大手リフォーム店などではユニットごとの交換を勧められることが多く、このような「部分的な電気工事」は私たちのような地域密着の電気屋が最も得意とする分野です。
洗面台の照明交換について、ランプ交換だけでは解決しない理由については、以下の『洗面台のLED照明が交換できない原因と解決策をプロが解説』の記事もぜひ参考にしてください。
電球交換で直らない理由
まず最初に行うのは、ブレーカーや配線の安全確認です。単なる「球切れ」ではなく、電気回路そのものに異常がないかをチェックします。
今回は分電盤での絶縁抵抗測定を行い、壁内配線に漏電がないことを確認しました。
次に、照明器具本体の調査です。お客様が新品の蛍光灯を装着しても点灯しなかったという事実から、原因は「管(ランプ)」ではなく、器具内部にある「安定器(バラスト)」の寿命である可能性が極めて高いと判断しました。
安定器は電圧を調整して蛍光灯を光らせるための心臓部ですが、その寿命は一般的に10年〜15年と言われています。
この安定器が故障している状態で、いくら新しい蛍光灯や、「工事不要」と謳われている市販のLEDランプを取り付けても点灯しません。
それどころか、劣化した安定器に無理な電流が流れ、発熱や発煙の原因になることもあり大変危険です。
(参考:さらば蛍光灯、ようこそLED ~でもランプ交換 ミスると事故に~|NITE(製品評価技術基盤機構))
蛍光灯から新しいLED照明器具へ交換
診断の結果、やはり安定器の絶縁劣化による故障と特定しました。
今回は、洗面化粧台のデザインを損なわない薄型の照明器具への交換をご提案しました。古い蛍光灯器具はカバーのパッキンも劣化しており、湿気の多い洗面所では将来的な漏電リスクが残るためです。
また、お客様が「お化粧をする場所なので、今までよりも明るく、顔色がよく見える光にしたい」とご希望されたことも決め手となりました。
オーデリック製のOB255283を選定した理由
今回採用したのは、オーデリック製のキッチンライト(棚下灯兼用)「OB255283」です。
「なぜキッチンライト?」と思われるかもしれませんが、この機種は薄型でスッキリとしたデザインのため、洗面化粧台の上部照明として非常に相性が良いのです。
選定の最大の理由は「演色性(Ra)」と「明るさ」です。一般的なLEDはRa80程度ですが、この器具はRa94という「高演色LED」を採用しています。
洗面所は身だしなみを整える場所。演色性が低いと肌が青白く見えたり、メイクの厚塗りの原因になったりします。
太陽光に近い自然な光(昼白色5000K)でお肌の色味を正しく再現できるこの機種は、洗面所リフォームの隠れた名機と言えます。
また、FL20W(20形蛍光灯)相当の明るさを持ちながら、LED一体型のため虫が入り込む隙間もなく、清掃などのメンテナンスが楽になる点もメリットです。
配線加工と防水処理のポイント
実際の工事は、事前の現地調査と見積もりを経て、施工当日は約半日で完了しました。まず古い蛍光灯器具を慎重に撤去します。
洗面台の裏側や壁面には長年のホコリが溜まっており、湿気を吸ってトラッキング現象(発火)の原因になるため、まずは清掃を入念に行います。(参考:電源プラグ「トラッキング現象で発火」|NITE(製品安全))
次に、壁から出ている電源線(VVFケーブル)を新しい器具に接続します。洗面所は湿気が多い場所ですので、結線部分の絶縁処理は通常以上に気を使います。
新しい器具「OB255283」をビスで強固に固定し、点灯確認を実施。スイッチを入れた瞬間にパッと明るく点灯し、不快なチラつき(フリッカー)も一切ありません。
費用感としては、洗面化粧台を丸ごと交換する場合の10分の1程度で収まりました。もちろん、当店の施工には工事保証をお付けしていますので、万が一の不具合の際もすぐに対応いたします。
「顔色がよく見える!」お客様からの嬉しいお声
工事完了後、お客様に点灯していただいた瞬間の「うわっ、明るい!」という驚きの声が印象的でした。
配線加工してLED照明を取り付けて頂いたが、違和感もなく、とても明るくなり、頼んで本当に良かった。普通の電気屋さんだと、加工して取り付ける事はしてくれないので、横浜電気工事レスキューさんは融通が利いて本当に助かりました。(お客様談)
特に喜んでいただけたのは、やはり「光の質」です。「今までの蛍光灯は少し薄暗くて古臭い感じだったけれど、これならお化粧も楽しくなりそう」とのお言葉をいただきました。
お客様の愛着ある洗面台を活かしつつ、機能だけを最新にアップデートできたことは、職人冥利に尽きます。
【重要】DIYは危険!電気工事士法と発火リスク
ここで、この記事を読んでいる皆様にプロとして強くお伝えしたいことがあります。それは「洗面所の照明交換を安易にDIYで行わないでほしい」ということです。
ホームセンターやネット通販では「工事不要」と書かれたLEDランプが売られていますが、これを10年以上経過した古い器具に取り付けるのは大変危険です。
安定器が残っている状態でLEDを使うと、相性問題で過熱し、最悪の場合は発火事故につながります。製品評価技術基盤機構(NITE)も、不適切なLED交換による事故への注意喚起を行っています。
また、今回のように器具を取り外して配線を接続する作業(直結工事)は、「電気工事士」の国家資格が必要です。
無資格での作業は法律で禁止されているだけでなく、接続不良による漏電や火災のリスクが極めて高くなります。特に水気のある洗面所での感電事故は命に関わります。
ご家族の安全を守るためにも、必ず私たちのような有資格者にご依頼ください。
横浜市港北区の地域特性と電気トラブル傾向
最後に、横浜市港北区エリアの特性について少し触れます。この地域は、高度経済成長期に建てられた戸建て住宅と、新しいマンションが混在しているエリアです。
築20年〜30年経過した建物も多く、今回の事例のように「照明器具の安定器寿命」や「コンセントの経年劣化」によるトラブルのご相談が増えています。
また、台地と谷戸が入り組んだ地形のため、湿気がこもりやすい場所も少なくありません。
湿気は電気の大敵です。古い分電盤や、絶縁性能が落ちた配線を使っていると、漏電ブレーカーが頻繁に落ちる原因になります。
「最近、スイッチの反応が悪い」「電化製品を使うと焦げ臭いにおいがする」といった予兆があれば、それは設備からのSOSです。大きな故障になる前に、地元の電気屋による点検を受けることをお勧めします。
急なトラブルも対応可能です。横浜市港北区周辺の出張点検・お見積りはお気軽にご相談ください。
異常音や焦げ臭さ、ブレーカーの頻繁な遮断が続く場合は主電源を切り、安全を確保したうえ「横浜電気工事レスキュー」までご連絡ください。
洗面所の照明器具交換に関するよくある質問/Q&A
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うちの洗面台、照明だけ交換できるか分からないのですが…
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メーカー特有の「鏡と一体化しているタイプ」以外なら、ほとんど交換可能です。
今回のような独立した照明器具がついているタイプなら、問題なくLED化できます。ただ、デザイン重視の洗面ドレッサーで、鏡の中に細いライトが埋め込まれているような機種だと、合う照明器具が市販されていないことがあります。
その場合でも、洗面台の上の壁や天井に新しくダウンライトを設置するなど、別の方法で明るくするご提案ができます。
「スマホで撮った写真」を送っていただければ、工事が可能かどうかすぐに判断できますので、まずは一度見せてくださいね。
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LED一体型だと電球交換ができなくて不便じゃないですか?
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正直に言いますと、むしろ「器具ごと交換」の方が安全面でおすすめです。
LEDの寿命は約10年~15年と言われています。電球が切れる頃には、器具の裏側にある電源装置やパッキンもボロボロになっていることがほとんどです。
その状態で電球だけ変えて使い続けるのは、漏電のリスクが高くあまりおすすめできません。
「10年に一度、器具ごとリフレッシュして安全を買う」と考えていただければ、決して不便な選択ではないと、プロとして自信を持ってお伝えできます。
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お化粧をするならどの「光の色」が良いですか?
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迷わず「昼白色(ちゅうはくしょく)」を選んでください!
照明には、温かい「電球色」や、青白い「昼光色」がありますが、お化粧や身だしなみには不向きです。電球色だと厚塗りになりがちですし、昼光色だと顔色が悪く見えてしまいます。
太陽の光に一番近い「昼白色(5000K)」なら、肌の色が自然に見えます。今回ご紹介したオーデリックの器具も、この「昼白色」で、さらに色の再現性が高いタイプを選んでいます。
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賃貸マンションですが、勝手に工事しても大丈夫ですか?
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必ず管理会社さんか大家さんの許可を取ってください。
蛍光灯の球を替えるのとは違い、今回の工事は配線をいじる「電気工事」になります。退去する時に「元の古い蛍光灯に戻して」と言われると、また工事費がかかってしまって大変です。
「LEDに交換してグレードアップするので、そのままで良いですか?」と事前に相談して、書面やメールでOKをもらっておくのがトラブルを防ぐコツです。
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キッチンやお風呂の電気も調子が悪いのですが、一緒に頼めますか?
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もちろんです!まとめてご依頼いただいた方が、お客様のお財布にも優しいです。
私たちのような出張工事は、「現場に行くまで」にコストがかかっています。ですから、一度の訪問で洗面所も、お風呂も、スイッチ修理も…とまとめていただければ、出張費が1回分で済むので割安になります。
「ついでにここのコンセントも見て!」なんてご相談は大歓迎ですので、お伺いした際に遠慮なくおっしゃってください。


