突然の停電!ブレーカーが上がらない原因は漏電かも?分電盤の交換で電気を取り戻す〜大和市の施工事例〜
大和市で経年劣化した漏電ブレーカーを復旧


突然のブレーカーダウン!その原因と不安
「あれ?電気がつかない…」「ブレーカーを上げてもすぐに落ちてしまう…」 ある日突然、ご自宅の電気が使えなくなるトラブルは、日常生活に大きな支障をきたします。特に、何度ブレーカーを操作しても復旧しない場合、何が原因なのか、どうすれば良いのか分からず、大変ご不安になる事と思います。
電気が使えない不便さはもちろん、「もしかして漏電?」「火事になったらどうしよう…」といった安全面での心配も尽きません。 現代生活において電気は、照明、家電製品、情報通信など、あらゆる場面で不可欠なエネルギーです。その供給がストップしてしまうと、私たちの生活はたちまち立ち行かなくなってしまいます。
今回は、神奈川県大和市つきみ野にお住まいのお客様から、「ブレーカーが上がらない」という緊急のご相談を受け、実際に漏電調査と分電盤交換作業を行わせて頂いた事例をご紹介いたします。
この記事を通して、ブレーカーが上がらない原因の一つである「漏電」の危険性や、その対策としての「分電盤交換」の重要性について、皆様にご理解いただければ幸いです。

ブレーカーが上がらない!その原因は「漏電」かもしれません
ブレーカーが上がらない、または上げてもすぐに落ちてしまう場合、いくつかの原因が考えられます。
- 電気の使い過ぎ(過電流):契約している電気容量以上に、同時に多くの電気製品を使用すると、安全の為にブレーカー(安全ブレーカー)が作動して電気を遮断します。この場合は、使用している電気製品の数を減らせば復旧する事が殆どです。
- 漏電:電気回路や電気製品の絶縁が悪くなり、電気が本来の通り道以外に漏れてしまう現象です。漏電が発生すると、漏電ブレーカーが作動して電気を遮断します。漏電は感電や火災の原因となる非常に危険な状態であり、専門家による調査と適切な対処が不可欠です。
- ブレーカー自体の故障:ブレーカーも電気機器である以上、長年の使用による経年劣化や、何らかの原因で故障することがあります。故障したブレーカーは、正常に電気を供給できなくなったり、逆に危険な状態(漏電など)を検知出来なくなったりする可能性があります。
今回、大和市つきみ野のお客様宅で発生した「ブレーカーが上がらない」という症状は、詳しく調査した結果、2番目の「漏電」、特に漏電を検知して電気を遮断する役割を持つ「漏電ブレーカー」自体の老朽化による故障が原因である事が判明しました。
漏電は、目に見えないところで静かに進行する事が多く、気付かないうちに重大な事故につながる恐れがあります。特に、以下のような症状が見られる場合は、漏電の可能性を疑い、早めに専門の電気工事会社に相談することをおすすめします。
- 特定の電気製品を使うとブレーカーが落ちる
- 雨の日や湿度の高い日にブレーカーが落ちやすい
- 電気製品に触れるとピリピリと感じる事がある
- 以前よりも電気代が急に高くなった気がする
漏電は決して他人事ではありません。ご自宅の電気設備に少しでも異変を感じたら、放置せずに点検を依頼しましょう。

放置は危険!漏電ブレーカーの寿命と交換の重要性
ご家庭の分電盤の中には、いくつかの種類のブレーカーが設置されていますが、その中でも特に重要な役割を担っているのが「漏電ブレーカー」です。
漏電ブレーカーは、文字通り電気の漏れ(漏電)を検知すると、瞬時に電気回路を遮断し、感電事故や漏電による火災を未然に防いでくれる、私たちの安全を守るための大切な装置です。
しかし、この漏電ブレーカーも、他の電気設備と同様に寿命があります。一般的に、漏電ブレーカーの交換推奨時期は設置から10年~18年程度と言われています。もちろん、設置環境や使用状況によって寿命は前後しますが、長年使用された漏電ブレーカーは、内部の部品が劣化し、いざという時に正常に作動しない可能性が高まります。
正常に作動しないとは、具体的に以下のようなケースが考えられます。
- 漏電を検知できない:漏電が発生しているにもかかわらず、ブレーカーが作動せず、感電や火災のリスクが高まる。
- 漏電していないのに作動する:わずかな電気的な変動(ノイズなど)にも過敏に反応してしまい、頻繁に停電を引き起こす。
- 完全に故障し電気の供給ができない:今回のお客様のケースの様に、ブレーカーを上げる事自体が出来なくなる。

今回のお客様宅の漏電ブレーカーも、設置からかなりの年数が経過しており、経年劣化によって内部が故障し、正常な機能を果たせない状態になっていました。このような状態を放置しておくことは、安全面から見て非常に危険です。
「まだ使えているから大丈夫」と思っていても、ブレーカーの内部劣化は見た目では分かりません。ご自宅の分電盤が設置から10年以上経過している場合は、特に異常を感じていなくても、一度専門家による点検を受け、必要であれば新しいものへの交換を検討することをおすすめします。
安全は何物にも代えがたい大切なものです。定期的な点検と適切な時期での交換が、ご家族の安全と安心な暮らしを守ることに繋がります。
安心と信頼のパナソニック製!分電盤交換で実現する安全な電気環境
今回の漏電調査の結果、原因が漏電ブレーカーの老朽化による故障と特定出来た為、お客様にご説明の上、分電盤全体の交換をご提案させて頂きました。
分電盤は、電気の入口であり、家全体の電気回路を管理・保護する、いわば「電気の司令塔」です。漏電ブレーカーだけでなく、他の安全ブレーカーなども含めて一新する事で、より高い安全性と将来的な安心を確保する事が出来ます。
今回、交換作業で使用させて頂いたのは、パナソニック製のコンパクトブレーカー(品番:BQWB8236)です。パナソニックは、長年にわたり高品質な電気設備を提供し続けている信頼性の高いメーカーであり、その製品は多くのご家庭や施設で採用されています。

パナソニック製の分電盤(BQWB8236)には、以下のようなメリットがあります。
高い安全性と信頼性:最新の安全基準に適合しており、漏電や過電流からの保護機能が強化されています。確かな技術で作られており、長期間安心してご使用頂けます。
コンパクト設計:従来の分電盤に比べてコンパクトな設計になっており、設置スペースが限られている場所にもスマートに収まります。見た目もすっきりし、お部屋の美観を損ないません。
施工性の向上:取り付けや配線作業がしやすい様に工夫されており、私たち電気工事士にとっても作業がスムーズに進められます。これにより、作業時間の短縮にも繋がります。
将来性への配慮:近年、IHクッキングヒーターやエコキュート、電気自動車(EV)の充電設備など、より多くの電気を使用する設備が増えています。新しい分電盤に交換する事で、将来的な電気容量の増加や回路の増設にも柔軟に対応しやすくなります。
分電盤の交換作業は、まず古い分電盤を慎重に取り外し、壁面の状態を確認・清掃します。その後、新しいパナソニック製の分電盤をしっかりと固定し、各部屋につながる電気配線を一つひとつ丁寧に接続していきます。
全ての配線接続が完了したら、テスター等を用いて電圧や絶縁状態に問題がないかを確認し、最後に実際に電気を流して、各回路やブレーカーが正常に作動するかを厳密にチェックします。
今回の大和市つきみ野のお客様宅での作業は、半日程度で無事に完了しました。交換後は、ブレーカーが正常に上がり、すべての電気が問題なく使用出来る事を確認。
お客様にも、新しくなった分電盤の操作方法や、今後の安全な電気の使用についてご説明させて頂き、大変お喜びいただけました。「これで安心して電気を使えます」というお言葉をいただき、私たちも大変嬉しく思います。
古い分電盤を使い続けることのリスクを考えれば、適切なタイミングでの交換は、安全確保のための非常に有効な投資と言えます。
まとめ
今回は、大和市つきみ野で発生した「ブレーカーが上がらない」というトラブルについて、その原因が漏電ブレーカーの老朽化による故障であり、パナソニック製の新しい分電盤への交換によって解決した事例をご紹介しました。
ブレーカーが頻繁に落ちる、または上がらないといった症状は、電気の使い過ぎだけでなく、漏電やブレーカー自体の故障といった、より深刻な原因が隠れている可能性があります。特に漏電は、感電や火災に繋がる重大な危険性をはらんでいる為、決して軽視できません。
ご家庭の分電盤、特に漏電ブレーカーは、安全を守るための重要な設備ですが、経年劣化は避けられません。設置から10年以上経過している場合は、一度専門家による点検を受け、必要に応じて交換を検討する事が、ご自身とご家族の安全を守る為に非常に重要です。
今回の施工で使用したパナソニック製の分電盤は、高い安全性と信頼性を備え、コンパクトで施工性にも優れています。分電盤を新しいものに交換することで、漏電や過電流のリスクを低減し、より安全で快適な電気生活を送る事が出来ます。
電気のトラブルは、いつ起こるか分かりません。もし、ご自宅の電気設備に関して、何かご不安な点や気になる症状が御座いましたら、どんな些細な事でも構いませんので、お気軽に当社までご相談下さい。経験豊富な電気工事士が、迅速かつ丁寧に対応させて頂きます。
作業・施工内容 | 漏電調査・分電盤交換 |
施行期間 | 半日 |
施工エリア | 神奈川県大和市つきみ野 |
機器メーカー | パナソニック |
機器型番 | BQWB8236 |
漏電調査やブレーカーについてのよくある質問/Q&A
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ブレーカーがよく落ちるのですが、すぐに交換が必要ですか?
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ブレーカーが落ちる原因によって対応が異なります。電気の使いすぎ(過電流)が原因であれば、使用する電気製品を減らす事で解決する場合があります。
しかし、漏電が原因の場合や、ブレーカー自体が古い(設置後10年以上経過)場合は、安全の為に点検・交換をお勧めします。原因が分からない場合や、頻繁に落ちる場合は、自己判断せず、まずは専門の電気工事会社にご相談下さい。
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漏電調査や分電盤の交換には、どれくらいの費用がかかりますか?
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費用は、調査内容、交換する分電盤の種類や回路数、作業の難易度などによって異なります。まずは現地調査をさせて頂き、状況を確認した上でお見積もりをご提示致します。お見積もりは無料で行なっておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
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分電盤の交換作業には、どれくらいの時間がかかりますか?
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一般的なご家庭の分電盤交換であれば、通常は半日程度で完了します。ただし、建物の構造や既存の配線状況によっては、もう少しお時間を頂く場合も御座います。作業前におおよその所要時間をお伝え致します。作業中は一時的に停電となりますので、ご協力をお願い致します。
一般的なご家庭の分電盤交換であれば、通常は半日程度で完了します。ただし、建物の構造や既存の配線状況によっては、もう少しお時間を頂く場合も。作業前におおよその所要時間をお伝えいたします。作業中は一時的に停電となりますので、ご協力をお願い致します。
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賃貸住宅に住んでいるのですが、分電盤の交換は勝手にできますか?
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賃貸住宅の場合、電気設備は大家さんや管理会社の所有物となります。そのため、分電盤の交換が必要な場合は、まず大家さんや管理会社にご相談頂く必要があります。不具合の内容や点検結果をお伝えし、許可を得てから工事を行なうのが一般的な流れです。
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パナソニック以外のメーカーの分電盤も選べますか?
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はい、もちろんです。当社では、パナソニック以外にも、三菱電機、日東工業など、信頼性の高い国内主要メーカーの分電盤を各種取り扱っております。お客様のご要望や設置場所の状況に合わせて、最適な製品をご提案させて頂きますので、ご希望のメーカーが御座いましたらお気軽にお申し付け下さい。